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森野瑠璃 ◆jL7jXeIyIA8H
----最終痴漢電車 7号車----

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----最終痴漢電車 7号車----
156 :森野瑠璃 ◆jL7jXeIyIA8H [sage]:2014/04/04(金) 00:08:25.39 ID:0ltSO3TG
>>153
【ごきげんよう、これから投下いたしますわ】
【そう言って頂けると、嬉しいですわ】
【今回はほんの少しヒントを混ぜてみましたの、見つけて下さるかしら?】
【前回の◆Lm/5sdpsX6さんのレス、十分楽しませて頂きましたので、ご安心下さいませ】
【本格的に攻められるのが待ち遠しく感じますわ……なんて言わなくてよ】


(背後の殿方と背中が触れる度、反射的に敏感な背中をピクリと震わせそっと押し返す)
(相手が立ったままうたた寝をしてしまうほど疲れているのは、頭では理解できるし仕方のないことだとは思う)
(しかし、背中が触れる度にその感触が気にになってしまい、痴漢を捕らえるという本来の目的に集中出来なくなるので、正直遠慮して頂きたいと感じていた)

『お疲れなのは分かりますけど、しっかりして頂けないかしら?
 体重が私に掛かると、さすがに重いのですけけれど……』

(強めに押し返し、「んんっ」と咳払いをして暗に自分が迷惑していることを伝えようと試みる)
(その成果を確かめる間も無く、駅についた電車はより混雑を増しており、先程の努力などまるで無かったかのように背後の殿方と背中が密着してしまう)


(電車が駅を出発してからずっと触れ合う背中と、スカートに添えられている手が気になってしまっていた)
(特に手。これが掌でお尻を握っていれば、間違いなく痴漢と認定できる)
(だが、当たっているのが手の甲であることを思えば、悪戯に騒ぐわけには行かない)
(痴漢は憎いが、冤罪で無実である殿方の人生を狂わす真似はしたくないし)
(冤罪をでっち上げ、殿方からお金を巻き上げるような見下げ果てた女子ではない自負はある)
(ならばこそ慎重に行動しなければ……)

(痴漢を捕らえるために意気揚々と乗り込んできた車両であったが、予想以上だった車内の混雑にその気持は急速に冷めつつあった)
(友人に悪戯した痴漢を懲らしめる意味もあったが、無抵抗と思っていた女子高生に反撃されて痴漢が浮かべる驚愕と恐怖そして後悔の念の入り混じった何とも言えない表情)
(初めて痴漢を捕らえた日に見たあの光景、そして背筋をゾクッと駆け抜けた昂揚感)
(しかし、ぎゅうぎゅう詰めでスペースがなく、自分の手さえ動かすことがままならない状況では、護身術を使って痴漢を捕らえる事は難しい)
(あの昂揚感を再び得られないのであれば、痴漢を捕らえる意義も半減する気がした)
(里奈ちゃんには悪いが、今日は痴漢の捕獲はパスして作戦を練ってから日を改めたよう)
(そんな思いが心を占めてきて、取り敢えず互いに嫌な思いをしないために警告を発しておくに越したことはない)

(小さな声ながら警告を発したことで、自分を囲む殿方の視線が集まるのを感じて、頬が急速に熱くなるのを感じる)
(露骨に迷惑そうな顔をチラリと見せる中年の会社員。心配するような視線の中にあからさまに好奇心を滲ませる若い会社員、反応は人それぞれでも他の人も大同小異)
(注目を浴びても、スカートに触れる手が離れてくれれば良いと思った。しかし……)

『な、何で手を離して下さいませんの? 動かすだけのスペースが無いのかしら……それとも本当に痴漢?』

(警告したにも関わらず、そのままスカートに触れ続けている手の甲)
(剰え、時たまスカートから手を離そうとしているような動きで微かに蠢く)
(偶然触れてしまっていてスペースが無くて離せないのか、意図的=痴漢なのか判断がつかない)
(緊張と警戒、動揺と焦燥が募り、手の甲の感触に肌が粟立ったあと、ジワッと汗ばみ始める)
----最終痴漢電車 7号車----
157 :森野瑠璃 ◆jL7jXeIyIA8H [sage]:2014/04/04(金) 00:09:47.91 ID:0ltSO3TG
>>156の続き

んっうぅんっ!

(もう一度警告を与えるために、何とか口元に持って来た手を翳し小さく咳払いをする)

『これで手をお離しいただけないのならば、痴漢として捕獲させて頂きますわ』

(心にそう決め、相手の様子を注意深く窺う)
(意識を集中すればする程、手の甲が持つ相手の体温の温もりがスカート越しにじわじわと伝わってくる)
(知らない殿方の手が触れているなんて気持ち悪い、早く話して欲しいとその時は思っていた)

『はっ!? 手の甲がまた動いてますわ。これは痴漢に間違いありませんわ。
 …………でも、本当に痴漢ですの? 痴漢の手はもっと欲望に満ちていて自分勝手で乱暴な筈ですわ……』

(微かにスカートの上を滑る殿方の指は長いもののゴツゴツした手に惑乱する)
(自分が知る痴漢は、もっと欲望を丸出しにしてきて、時に痛みを感じるほど乱暴で自分本位な感触だった)
(でもこの手は違う。どこか労るような優しさを感じさせる手つきで、心地よくさえ感じてしまいそう)
(これが本当に痴漢なのだろうか? 少なくとも自分が知っているこれまでの痴漢とは明らかに異なる)
(緊張と警戒に強張る肌に相手の手の甲が持つ熱が届き、それに反応するように自分の肌も熱を帯びる)

んふぅ………………なっ!?

(身体の曲線と柔らかさを確かめるように手の甲が滑れば、薄桜色のリップを引いた唇から熱い吐息が漏れる)
(その吐息に自分が一番驚き、聞こえるか聞こえないか程度の微かな悲鳴を上げてしまい、羞恥に頬が染まり俯く)

『わ、わたくし、何をぼんやりしているのかしら? これは明らかに痴漢ですわ。
 さっさと捕らえて終わりにして差し上げますから』

(手の甲がお尻と太腿の境に届き、自分のお尻に相手のお尻が押し当てられて背筋が緊張にピクリと震えて我に返り己を叱咤する)
(慌ててお尻を伝う手の甲を捉えようと何とか手を伸ばせば、一瞬の差で逃げられて手の甲があった場所の空気を握りしめてしまう)
(逃げる手の甲に引かれスカートが翻れば、中に篭った熱が外に逃げ、新たな空気がスーッと入ってくる)

『嫌っですわ。痴漢に逃げられた上に、スカートが……』

(スッーっとスカートに入ってきた冷気に身体を小さく震わせ、痴漢を捕らえる為に伸ばした白く細い手で翻り乱れたスカートを元に戻すように撫で付ける)
(スカートから外に漏れ出した少女特有の甘酸っぱい匂いに僅かに濃さがましていることに、周りの殿方はもちろんも本人さえ気づいてさえいない)
(……それに気付くのは、おそらく……)

【今回も二分割になってしまいましたが、そちらはお気になさらずにレスして下さいね】
【それでは、ごきげん麗しゅう、お休みなさい】


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