- ----最終痴漢電車 7号車----
153 : ◆Lm/5sdpsX6 [sage]:2014/04/01(火) 23:00:57.58 ID:1KindgJ0 - >>151
【お待たせいたしました、続きのレスを投下させていただきます】 【瑠璃さんのご期待に応えられるよう、瑠璃さんを悦ばせ……もとへ、喜ばせられるようなレスをお贈り出来れば……と】 【いえ、改めて読み返しつつ、『ここかな?』『これが弱点かな?』と試行錯誤するのも、楽しいですよ】 【これから投下しますレスが、正答を掠めるかどうかは、瑠璃さんからの御返事次第ですが……】 >>146-147 (背中越しに触れ合う身体は、お互いの身長差を感じさせる) (リナちゃんの時程ではないにしても、ルリに対して本格的に行為に及ぶ際は、この体格差も何らかのカードになるかと思いを巡らせ) (僅かな身動ぎを感じて、薄く目蓋を開いてさりげなく横目に見れば、三つ編みが揺れているのが見て取れ。どうやらこちらを振り向いた様子) (髪を纏めている為に、うなじから肩口にかけての肌が、制服の隙間からは微かに胸元に至るラインも覗いて) (日焼けもしていない、清らかな輝きが車内の空気に触れていて) 『綺麗な髪だねぇ、リナちゃんの髪も素敵な匂いと手触りだったけど、ルリちゃんも、これはまた……ふむ』 (揺れに合わせて船を漕いでいる様を装い、肩や背中でルリの背中をさすり、太めに編まれた髪に触れてみる) (背中の中程までの長さの髪は、服越しに二人の身体に挟まれ、意識を集中した背中にどこかむず痒い感覚が走る) 「ふぅーっ。はぁーっ……ん!」 (停車中の、僅かな休息の時間。後ろの少女の息遣いが聞こえてくるが、それも本当に束の間の事で) (車両の端っこに押し込められた状態のルリ。その下半身に手の甲を押し当てたまま、暫しの時を過ごす) (いや増す混み具合と密着する身体、満員電車の中で不快な要素を一つ一つ五感から排除していき、背中と手に全ての意識を集中する) (ルリの身体は緊張と警戒で固まっているが、それ以上の反応は今のところ無く) 『ふむふむ、このくらいの接触では、警戒はすれども反応はせず、か……慎重、って事かな』 (実際、いわゆるお嬢様学校の生徒ともなれば、痴漢を捕まえる事も、正当防衛であろうとも一歩間違えれば大問題) (確信が持てるまでは動く事もないだろうし、この混み様では、捕まえるのも一苦労だろう) (ならばこの機会を生かし、可能な限り情報を集めねばなるまい) 『……っ』 (不意に、すぐ真後ろから聞こえる、小さく、けれどもよく通る、凛とした響き) (ギクリと手の動きも止まるが、即座に引き抜きはしない。痴漢ですと白状するようなものだし、何よりルリの言葉は、『こちら』に向けられたものではないからだ) (彼女自身、どこまで考えて言葉にしたかは分からないが、思った以上に、その口から放たれた声はよく響いて) (それまで我関せずの態度を貫いていた、両側に立つ男性達や、周りの乗客らにも、静かに動揺が走り、一斉に彼らの注意が、意識が向けられる) (ちらちらと、自分の背後に見え隠れする女子高生――乗車当初から、周囲への警戒心を剥き出しにしていた少女の言葉) (素直に解釈すれば、痴漢をされているとしか思えない……男達が息を詰め、沈黙の中でルリの様子を伺っている) 『まさか、口に出してくるとは思わなかった……けど、こんな状況では、痴漢も逃げ出すよねえ……普通ならば』 (微かに怒りを滲ませた言葉を、しかし聞こえなかったかのように無視し、手をそのまま、彼女の身体に触れさせている) (触っているとも、偶然触れているというにもあやふやな、意識を集中しなければ、混雑の中に埋もれてしまいそうな他人の感触) (しかし自分以外の人間の体温が、じわじわと侵食してくる感覚は、間違いなくルリにも伝わっているだろう) (微かに手を動かし、少しずつ、砂山の砂つぶを一粒ひとつぶつまみ上げるような感覚で、ルリの身体を探る) (この弾力性と曲線の感触からして、触れているのはお尻から太ももの境目辺りだろうか?) (強張っていながらもしなやかで心地好い柔らかさは失わない感触と熱に、自身の下半身にも熱が宿っていく) (僅かに腰を引いて、自分の前にいる別の乗客から下半身を離すが、それは結果としてルリに自らの尻を押しつける事となり) (ガタンガタン、踏切を通過した衝撃に紛れて、一旦手を離す) (汗ばんだ手の甲にスカートが引かれ、目に見えぬ場所でふわりと揺れて、スカートの中の空気が撹拌される)
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