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須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI
【異能】黄昏の学園 46【異端】

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【異能】黄昏の学園 46【異端】
385 :須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI [sage]:2013/11/24(日) 00:12:58.50 ID:vXmWi1wC
(謝辞にはむっつりと不機嫌な渋面を作ってみせたが、すぐに飽きてやめた。)
(今ふつうに生きてくれていることで安堵しているのは事実。)
(いますべきことは、放してやれるだけの快方へ向かわせること、だが。)

……ま、安心しなよ。動かない≠チてんなら、護っててあげるから。

(無表情に囁いて。彼女の用が済んだなら携帯を定位置に戻して、ここね、ともう一度確認し。)
(彼女の組織の内情を、実のところほとんど知らない自分は、肩をすくめた。)
(さりげに向けてみた水によって、組織――のことに食い込めたのはなるほど、成功か。)
(同情はなかった。組織人としての葵を、自分はそれほど必要としていない。軛が外れたのなら、むしろ重畳では?――と。)

だから≠れを取り戻そうとしていたの?

(つぶやきつつも、それ以上続きを追求することはない。濡れ布巾で蓋をつかみ)
(もったいぶるように、手品の種明かしのようにゆっくりと開いて、押し込められていた湯気も漏れる。)
(さっき炊いたご飯でつくった卵おじや。ごく簡単なものだ。)

熱いよ。……そーかな、うなぎとか、たまごやきとか、確かに最近あんたに喰わせてなかったかもね。
言ってくれればいつでも作ったげるよ。

(レンゲにひとくちぶんを盛って、ふ、ふ、と冷ましてから。はい、と差し出してみる。)
【異能】黄昏の学園 46【異端】
387 :須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI [sage]:2013/11/24(日) 00:33:45.48 ID:vXmWi1wC
そうだよ?……でも、困ったことにあたしが信用できるやつってのがそう居ないんだ。
たいていあたしのほうが強いし。……それに、あんたには死なれたくも傷ついてほしくもない。
どっちも、そうなるならあたしの手でしたいくらい。
……あんたはまず、自分のことをしっかりしないと。いつかのあたしみたいに、ぼろぼろじゃないか。

(自分が戦わずに済むならその方が良い。しかし、そうも行かない……)
(という事情に、折り合いをつけたのはつい最近のことだ。剣士としてひとつ段を上がった証左。)
(柄にもなく……素直な様子に、少し戸惑いを覚えはする。張り詰めた糸が切れてしまったような姿。)

あんたのものじゃないなら、元の持ち主に返しちゃったほうがいいんじゃない?……
はいはい、また後でね。ホラ、食べて……どう、熱くない?

(市販の出来合いのだしや簡単な調味料で味付けたものだが、じゅうぶん食べられるはずだ。)
(続いてのひとくちを掬い上げ、また冷ましてやりながら。)

シチューは……そっか、ひとり暮らしだと余っちゃうかもね。
いいよ、寒いうちにつくろっか。クリームシチューとか…コーンでもいいし。
ビーフシチューなんてのも。うち圧力鍋あるから、すぐお肉も柔らかくなるよ?

(はい、どうぞ、とふたくち目を差し出して。安心させるように、つとめて柔らかく。)
【異能】黄昏の学園 46【異端】
389 :須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI [sage]:2013/11/24(日) 01:00:59.85 ID:vXmWi1wC
……そう、かな。

(ん、と考えこむように。大人になった。あまり実感はない。)
(かつての自分というものは、客観的に見る前に過去になってしまったから。)

ま、やらなきゃどうにもならないから、やれるように変わっただけ。
おかげで余裕もできてきたよ。……こりゃ椅子を取っちゃったかな?センパイ=B

(にやりと笑いながら、この感覚がかつて彼女の味わっていた優越感というものなのだろうか。
 だけど、その高揚もすぐに終わる。あるものといえば、哀れみ――心配。)

あんたもそろそろ変わらなきゃ。「戻ろうとする」んじゃなくって。
相手に求めすぎてちゃダメだ。こどもみたいに……無理に縛りつけたり、すがりついたり。
具体的にどうしろ、っていうのがあるわけじゃないんだけどさ――――
あいつの言いたいことを、きちんと聞いてやったことは、あるの?

(はい、どうぞ、とおじやをもうひとくちあげる。冷たいことなんてしない。優しく、包む。)
(かつて自分が子供だったときは彼女に助けられたこと、守られたことも一度や二度ではないのだろう。)
(恩返し、とかじゃなくて……どうにかしたかった。)

ビーフシチューか。……あたし、あれごはんと一緒にたべるの好き。
葵はどうなんだろ、パンとかのがいいのかな。うち、基本ゴハンだから――え、ほんと?
じゃあ、ごろっとした高いのいこーよ。たまーにすごい良さそうなの売ってるんだよ、近くのお店。

(幾度か食べさせた後。…飲める?と、マグにお茶を注いでみた。)
(彼女の唇に…食べさせるよりも飲ませる、は難儀しそうだ。どうするべきか。)
【異能】黄昏の学園 46【異端】
391 :須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI [sage]:2013/11/24(日) 01:28:28.72 ID:vXmWi1wC
>>390
あんたが自分にどんな意義を架しているのかはわからない。
でも、あたしにとっちゃ、あんなもの持ってなくたって、そこにいてくれるだけで意義がある存在だよ?
……それじゃあイヤ、っていうなら……あんたがやっぱり変わらなきゃ。
諦めなくても済むように強くなるか、諦めても大丈夫なように強くなるか。……じゃないかな。
ま、キレーゴトだよ。「葵ならできるよ」なんてあたしは思ってないから、気負ったりはしないで。

(やらないなら勝手に決着はつけさせてもらう、という……それこそ自信の現れか。)
(しばらくおいていると、ゆっくりしたペースだからか、おじや自体もだんだんぬるまってくる。)
(食べやすくなったことだろう、どうにか食が進むようだ。)

使い道を考えてな〜いとか、しょーじき羨ましいよ。
服もなんも買えやしない。さっさと自立したいよ。大学だってタダじゃなくて――うん?

(ねだられると、難しそうなかおをする。)
(随分元気になったじゃない、とでも言いたげにじっとりと細めた目で見つめてから、)
(魅せつけてやるようにそのマグを傾けて、自分で飲んでしまう――)
(そこで腕を彼女の首にまわして、含んだ、冷えたお茶を「飲ませて」やろうとする。)
(それこそ小さい子供にしてやるようなやり方で。)
【異能】黄昏の学園 46【異端】
393 :須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI [sage]:2013/11/24(日) 01:57:11.69 ID:vXmWi1wC
あのね。あんた、昔あたしに何したよ………お返ししてあげよっか?

(随分な物言いに、口の端を吊り上げて揶揄って見せる。足りる?と今度はマグを取り上げた。)
(顎に手を添えて、マグを口に当てる。少しずつ飲ませてみよう。苦しければ合図でもくれればさっと止めるだろう)

わかってるよ。あんたは護りたいほう、自分でなにかをしたいほう。
………そうしてないと、不安なんだろ?
変えたくないことがあるんだったら、変えなくて済むように「変われば」いい。。
刀(どうぐ)風情≠ノナメられたまんまじゃダメだからそっから「変わる」。
身の丈にあわないものを欲しがって、自分の能力(ちから)にもそっぽ向かれた――、
その身の丈をのばそうって考えは、でてこなかった……?

(生きる意味。変化。わがまま。それを、おもったままざっくりと切り捨てる。)
(今目の前に生きる存在を、弱い、と、はっきりと断じる。大好きな葵。しかしそれでも、)
(戦士としての自分が信を託せる状態ではないし、水琴はそれでもいいと思っている。)
(剣を置くのもひとつの道だ。自分は、未だ剣を置いていないだけ。だから。)

期待なんかされたら肩凝るし。あたしは、むかしっから自分のことでせいいっぱい。
自分のためだけに戦ってきたし、いまだって、葵をかくまってるのはあたしのためだ。
………うん、あたしも、あんたのこと、好きだよ。
それに、頑張れなんてコトバ、いまのあんたには必要ないでしょ。
おじやとお茶のほうが、よっぽど大事だ。

………ただ。
【異能】黄昏の学園 46【異端】
395 :須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI [sage]:2013/11/24(日) 02:41:31.38 ID:vXmWi1wC
そっちで生きる意味は、あるの?……あんたは、そこから逃げられないのか。
あたしからしたら、縁を切って平和に生きられるなんて、夢みたいな話だけどな。

(空になった土鍋とお盆を床に。彼女の語るに、作業をしながらも耳を傾ける。)
(SE-27、という存在は、彼女のお仲間か何かだろうか。誂向きの武器を受け取ったもの。)
(そしてA-01、適合しなかった存在、本来扱えないものを持たされたもの、とは)

…………ああ。

(A-01=Bなるほど、と口端が歪んだ。随分とそのままなんだな、って。)
(現代に剣士はいない。あの刀(どうぐ)が使い手を欲しがっていたのはそうだろう。)
(誰が扱っても等価の破壊力を生むことができる銃火器に追い立てられた古き文化。)
(そしてそれは、葵を「剣士」として見ていなかった。これですべて合点がいった)

あたしはあいつのことが嫌いだ。
そもそも、持ち主に反抗するような道具は、道具とは認めない。

(視線はちらりと、壁にたてかけてある長刀に。愛刀。自分用に重みも尺も整えさせた新作。)
(あれを完全に御し、鍛冶師の想像以上の業を奮う自信が、自分にはある。…確かにある。)

まさか。………あたしにそんな「期待」するなよ。
あんたの血で刃を濡らすつもりは、いまのところはないし、そんなにやさしくないよ。
あたしはあたしのために――あの自由奔放に暴れまわる刃を砕こうとおもってる。
この街はあたしの庭だ。好き勝手はさせてやれない。正直、目障りなんだよ、あいつ。
つまり……葵が、「向こう」に行くためのたった一枚の切符を、
破り捨てようとしてるよ。自分のために、だ。

――だから。それがイヤなら、あたしがそれを遂げる前に……
変わりなよ。「剣士」にでも、なんでもいい。あいつに相応しく、強くなれ。
受容しっぱなしじゃだめだ。あいつにあんたを「受容」させろ。
…………このあたしが。頼れて、甘えられるセンパイ≠ノなってみせてよ。
そのためなら協力してあげるから。そのほうが、あたしも得だし。
だから、いまはおやすみ。……良い夢を、見てね。

(脅しかけるようなコトバも、子守唄のように優しく。)
(背負うつもりはない。どこまでも自分のために戦うつもりだから。)
(それがひとときの彼女の希望を奪うことになっても……光を奪うよう、掌で彼女の目を覆って。)
(深き眠りへのいざないを強めた。)
【異能】黄昏の学園 46【異端】
397 :須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI [sage]:2013/11/24(日) 03:08:21.23 ID:vXmWi1wC
……だって、あたしはあんたに生きていて欲しいんだから。
そんなあたしが、チャンスをくれてやってるんだ。
しょうじき、感謝されてもされ足りないくらいだけど……
大好きなひとへの借りを忘れるあたしでもない。

(踏み込むほどの強さはないし、おせっかいでもない。)
(自分は自分だ。気に入らないものを切り捨て、大事なものは護りたい。)
(受け容れてやりたいともおもった。いま、戦う力のない葵を護ってやりたいとも。)
(そして……奮い立たせるようなことを言ったのは、もう完全なサービスだ。)
(わかっていたくせに、と咳き込む彼女の肩をさすってやり。)
(踏み込むことはしない。開いたなら……そう、闇の奥底に自分は手を差し伸べてみるだけだ。)
(かつてすべてを傷つけた自分の心も、そうやってあの青年に救ってもらった。それに倣って。)

………ま、ふやけた根性ならあたし自ら鍛えなおしてあげてもいいけどね。
それも全部、おきてからだ。
だいじょうぶ、目が覚めてもあたしがいるよ。居てあげる。あたしのために。
もう、こどもじゃないんだよ。葵……あんたは、前に進まなきゃならないんだ。
どうなっても。……走れないなら歩くことからでいい。ね、センパイ。

(ベッドに乗り出して、ぎゅっと彼女の頭をだいてやる。)
(眠りに落ちる、やがて来る朝に、彼女が《深凪》として生きられるかどうかを定める)
(試練の夜明けを避けてやることはできないのだから。)
(せいぜいは水底に差し込む光のように、そこへ向かって登れば良いと、泡を導くばかりである。)

【だいたい、これくらいで締め、かな。】
【とりあえず次にはつなげた…かな、ちょっとおせっかいだったかな。ありがとね?】
【異能】黄昏の学園 46【異端】
399 :須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI [sage]:2013/11/24(日) 03:15:29.28 ID:vXmWi1wC
>>398
【うん、おつかれさま。あたしはいまんとこ、しがらみとか色々ないから、他人のにのっかってもらう感じになっちゃって】
【それこそ相手に任せきりでもうしわけないなと。こっちは、とりあえず一段落で楽しかったよ。】
【取り戻すことを促す流れで良かったのかな――――とか思いつつ、こっちこそありがと。】
【いつか平和にビーフシチューを食べれることを期待してる。】
【異能】黄昏の学園 46【異端】
401 :須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI [sage]:2013/11/24(日) 03:21:11.15 ID:vXmWi1wC
>>400
【そういってくれるとありがたいよ。それじゃ、また会おうね。おやすみなさい!】


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