- 【異能】黄昏の学園35【異端】
360 :竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. [sage]:2011/02/08(火) 00:45:47 ID:bLY8RqvS - 竜胆凍…………事情はあとで説明する――私は、あれを滅ぼしに来た…………
(視線で藤姫の方を指すと、周りのファントムに目配せをして) (そして銃口を向けられた藤姫が口を開く) 「フリッケライ・ファントム………有象無象の存在をかき集めて作った人形」 「………どこにでもいるものを吸収して、つなぎ合わせたやつ――兵部様はもうすでにご存じよね?」 「ああ、凍もわかりますわね…………なにせわたくしの中でずっと見ていたのですもの!キヒヒヒ!!」 「ひひひ、我にばかり注意を向けていていいのかぁ?ヒャハハハハハハ!」 (優雅に佇んだまま足を組み替えると、それを合図にしたように周りの怪人たちが二人に襲いかかってきた。) (兵部に向かってその射線を遮るように前後から、凍には取り囲むように………) 「兵部晶………貴様はこう考えている。『これだけのファントムを生み出してエネルギー切れを起こさないのか?』と」 「ひひっ、無理もない………前回は一体だけだったものなぁ。一体だけ生み出すのに我も精いっぱいだったものなぁ、くふふふふ」 「凍……貴様の想像通りだよ、さぁそろそろ出さねばならぬだろう?」 (襲いくるファントムたちを殴り、時に蹴りながら藤姫の言うとおり、あれを出さねばならないと感じながら) (藤姫が自分の存在からアレを取り込んだのを感じて、丹田のあたりから日本刀を抜き放つ。) (凍は白刃を構え、藤姫は大剣を構え言葉を告げる。) 「魔刃・輝夜が難題之参――」 魔刃・輝夜が難題之弐…………ッ! 「――燕の子安貝」 火鼠の皮衣………! (凍の持つ日本刀の刃が炎となり、身に纏わりつく……揺らめく炎の間で聞こえたその声と) (藤姫の持つ大剣の柄に、貝の飾りが発現するのを見て、灰色に濁った眼を見開く。) 「くくく、これは実に我との相性のいい難題だぞ?何せ存在を増幅する永久機関のようなものだからなぁ、ハハハハッ!!」 「そして、これは本来ほかの難題の燃費の悪さをカバーするためのものみたいだな………これ無しで」 「貴様の火鼠はどれほどもつかなぁ?」 (貝の飾りが鈍い輝きを放つと、その光が天井の方へ登っていき――)
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362 :竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. [sage]:2011/02/08(火) 01:33:18 ID:bLY8RqvS - (凍は炎を纏った蹴りや、拳――それらは一撃で怪人たちを吹き飛ばし、燃え盛る炎を移し)
(その体を焼いていく、が、こうも数が多いとらちがあきそうにもない。) (表情に焦りを浮かべながら藤姫を見上げ、照準をするアキラを見上げる) 「この数を目の当たりにして、いい判断だ。だが――上からくるぞ?」 (藤姫が言うと同時、異様な光が立ち上った先から、ぎちりと何かが音を立てて落下してくる――) (それは足が八本あり、腹は大きく毒々しい斑模様をしているまさに蜘蛛――そして、上半身には) (人の体……否。人というよりもヒトガタに行の体がくっついた存在。) 「名付けてフリッケライ・スパイダー………序盤は蜘蛛の怪人がセオリーだと思わんかね?ひひっ」 (照準を遮るように降りてきた蜘蛛型のフリッケライ………それは、毒々しい爪のついた振り上げ) (その毒牙にかけようと兵部に迫る――――無論、そのまま引き金を引けば藤姫も子安貝も狙えるような位置取り。) …………!! (凍はその毒牙から兵部を遠ざけようと駆けて、突き飛ばすように炎を纏っていない手を突き出した) 【ごめん、そろそろ………凍結をお願い。】
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364 :竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. [sage]:2011/02/08(火) 01:38:48 ID:bLY8RqvS - 【それじゃ、水曜2/9の22時でお願い……】
【だいじょう、ぶ?】
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367 :竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. [sage]:2011/02/08(火) 01:46:29 ID:bLY8RqvS - 【ん、りょうかい…………】
【それじゃ、また………付き合ってくれると、うれしい………】 【お疲れ様…………】 【かまってくれて、ありがと…………じゃ】
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