- 【異能】黄昏の学園34【異端】
251 :久遠ゆりか ◆Juli/dituo [sage]:2010/12/27(月) 00:14:53 ID:eh9GOd9Z - 本当は、やめさせられるのなら、辞めさせてあげたい。
けれど……こればっかりは、どうにもならなくて……… (こくり、と頷くと、そのままうつむいてしまう。そのまま、両手でスカートのレースを弄くりまわす。) (伊織の優しい声と丁寧な口調は、とても安心できる感じがして) (つい、甘えたような態度を見せてしまった。) っわ、また光りましたわ。 (随分と年端の行かない子供のように、思わずぽふぽふと拍手をして) 静電気が強い……そう考えると、大変な能力ですわね。 (むむ…と、考え込んだ顔をする。) (静電気が強いとなると、伊織の柔らかそうなさらさらとした髪の毛は、どうやって維持しているのだろう。) (お手入れの秘訣を、聞きたくなってしまった。) 先輩、シャンプーとかは? トリートメントとか、どんなもの使っていますの? (質問が唐突過ぎるが、全く気にしないのがゆりかだった。) ぅー……… (微妙な表情のまま、唸り声をあげ頷く。) 大切な先輩…色々気に食わないけれど…… アレはあれで、仕方ないっていうのは、それなりに解かっている、から…… (ぶつくさと、独り言で文句を言っていると、伊織の問いかけにぱちくりと青い目を瞬かせる。) 名前?聞いても、面白いものではないですわよ? んー…伊織先輩に、名前を言ってもいいか伺ってからじゃない、と… わたしとは違うところですけれど、あの人も一応は組織の人間ですもの。 わたしの判断では、名前を口にすることは出来ませんわ。
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- 【異能】黄昏の学園34【異端】
253 :久遠ゆりか ◆Juli/dituo [sage]:2010/12/27(月) 00:56:21 ID:eh9GOd9Z - (伊織の台詞に、髪の毛を揺らし顔を上げる。)
(一瞬、泣きそうな顔をみせるが、それはすぐに笑顔になって) 解かっていますわ… もし、今の仕事から抜け出せたとしても…この世界からは、もう、抜け出せない。 それでも、弟には、それなりに普通の人としての幸せも得て欲しいと思うのは きっと、わたしのわがままなのかしら? (首をかしげて、伊織の表情を見る。) (この綺麗な少女も、この世界から本当は抜け出したくて、逃げられなくて) (そんな想いを抱えているのだろうか。) だ、男性用!? (驚いた表情を浮かべる。父親の物のでも、使っているのだろうか…) ヴァンテアン!知ってますわ。 女優さんとかも、使ってるやつ! このあいだ読んだ雑誌に…ほら、水曜の夜にやってるドラマのヒロイン役の可愛い人。 あの人も使ってるって…… って言うか、先輩のお母さまってサロンを経営されていらっしゃるの? だからかなぁ?先輩のお肌も髪も、すっごく綺麗なんですもの。 (こんな話題を女の子と話すのは、いつぶりだろうか。どこか、わくわくと胸が躍るような気持ちになってしまう。) (友人なんて存在、とうに諦めたというのに。) 思惑、は……ほら、わたしは単純ですもの。 みんなが、幸せになればいいなあ…なんて、そんなのーてんきなことしか、考えていないのですわ。 伊織先輩は、なにか思惑ある、の? (目を細め、伊織を見上げる。) (こんな時間にあんな場所を歩いていたぐらいだ。人には言えないような、なにかがあるのだろう。) なんて、伊織先輩が困るようなことは聞きませんわ。 (くすくすと笑いながら、とんとん、と爪先をアスファルトにぶつけて) ぅ、ぇ………大切に…したいような、したくないよーな。 あ。そうだ、このお名前だったら教えて差し上げられますわ。 中等部の兵部晶。困ったことがあったら、あの子に言うといいですわ。 もちろん、わたしでもいいですけれど。 こちらこそ、一緒にいてくださってありがとうございますわ。 (どうやら、自宅の方向が、お互いここで分かれ道のようだ。) (お辞儀をして、黒い衣装が闇に溶けていくのを、ひらひらと手を振って見送る。) ――― 一人で、国の人間に会う、なんて…冷静でいられなかったかも、ですもの。 さてと、わたしも帰ろーっと。 (んー、と夜空に向かって伸びをして、程なくして見えてくるだろう自宅へと夜道を急いだ。) 【それでは、わたしはこれで締め、ですわ。】 【髪の毛の件は、複数体作れると思いますので、もしよろしければご自由に先輩のロールでお使いくださいませ。】 【またいずれ、先輩のクローン体と伊織先輩とわたしで共闘、なんてのも楽しそうですし】 【今回は、お付き合いいただきありがとうございますわ。】 【途中、スケジュールを見間違えてしまい、ご迷惑をおかけいたしました。】 【懲りていなければ、また、遊んでくださいませね。】
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- 【異能】黄昏の学園34【異端】
256 :久遠ゆりか ◆Juli/dituo [sage]:2010/12/27(月) 01:20:43 ID:eh9GOd9Z - 【空気読まずに待っているのが、わたしクオリティ!】
【いや…お言葉に甘えて、寝る準備させていただきつつ、だったので実質待っていたわけではないのですわ。】 【改めまして、今回はお付き合いいただきましてありがとうございます。】 【復活されたと言っても、まだ薬が効いていたり病み上がりだったりだと思いますので】 【寒い日が続きますから、どうかご自愛くださいませね。】 【それでは、おやすみなさいませ。】 【もしかしたら、また避難所でお会いするかも、ですけれど…一応】 【来年もよろしくお願いいたします。良いお年を、ですわ。】 【スレをお返しいたします。】
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