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Classical名無しさん
アダタリヘカトト

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アダタリヘカトト
794 :Classical名無しさん[sage]:2012/04/27(金) 13:38:34.15 ID:uVXm6xvn
客家ー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E5%AE%B6
アダタリヘカトト
795 :Classical名無しさん[sage]:2012/04/27(金) 14:53:06.45 ID:uVXm6xvn
「モッサというのはね、
 例えて言えば情報戦の世界における傭兵部隊みたいなものなの。
 だから駅の公安調査室長が私たちを信用しないのは勝手だけど、
 私たちも彼に使い捨てされないように警戒しなくてはならない
 …あなたも部外者である以上、彼から見れば捨て駒の一つよ。
 どういうつもりでこの仕事を請けたのか知らないけど、気をつけることね」

アダタリヘカトト
796 :Classical名無しさん[sage]:2012/04/27(金) 15:24:43.12 ID:uVXm6xvn
「馬蹄羅がカネや権力にへつらわないにことは私も知っている。
 かといって好奇心だけでこの難事を請け負うわけにもいくまい
 君への報酬はこの日記ということでどうだろう?もちろん先渡しだ」
「というと?」
「この日記は戦後、とある強制収容所の独房で発見されたものだ
 …実を言うと黄金猟奇仮面について我々が知りえた情報というのは、
 この日記から得たものだけなのだよ。
 名前とか、性別とか、ジルの幹部であったこととか」
「なるほど。しかしその日記が私に対する報酬になりうると、
 あなたが思う訳は何か?」
「この日記は最後のところに署名があるんだよ。
 ヨハン・ハプスブルク=ロートリンゲン、とね」
「・・・・」
「この、ヨハンなる人物が君といかなる関わりがあるのかは、私にもわからない
 しかしハプスブルク=ロートリンゲンというからには、
 君と無関係であるはずもないだろう
 もし君がこの仕事を引き受けてくれるのなら、
 このヨハン・ハプスブルク=ロートリンゲン氏の日記を、いまこの場で君に差し上げる。
 またこの日記は黄金猟奇仮面を追うための唯一の物的手がかりでもある。
 追跡調査で足りない部分を補うために諜報のプロであるモッサの情報官も付ける
 …どうだろうか?」
アダタリヘカトト
797 :Classical名無しさん[sage]:2012/04/27(金) 15:52:22.09 ID:uVXm6xvn
「あなたも知ってのとおり、
 わたしたちモッサは、どの国家にも属さない独立系諜報機関。
 例えて言えば情報戦の世界における傭兵部隊みたいなものなわけ。
 この仕事では駅と組むけど、あの仕事ではヤフーと契約する、みたいな、ね
 だから駅の公安調査室長が私たちを信用しないのは当然かもしれないけど
 私たちも彼に使い捨てされないように警戒しなくてはならない
 …まあでもビジネスというのは、いずれらせよそういうものだから」

源のエルと西の沙羅。ふたりはいま蝦蛄村に向かう道中にあった
両者とも騎乗には慣れている。
ゆったりと馬をやるうちになんとなく話し始めていた

「つまり駅とモッサはギブアンドテイクの関係ということだな
 駅がこの件で得るものはわかるが、君たちモッサはこの仕事で
 何を駅から得られるのかね?まさかカネということもあるまい」
「ふふ…それは秘密。
 あなたのほうこそ、こんな仕事を請けて何を得られるというの?
 ぶっちゃけ今回の仕事、相棒が馬蹄羅だと初めて聞いたときは、
 えーマジー?信じらんねー…とか思っちゃったわ。
 こんな仕事、と言ったら何だけどでもやっぱりこんなこと、
 馬蹄等のやることじゃないでしょ。
 馬蹄羅と言えば、まず『高貴なるものたち』。
 しかもあなたはその馬蹄等の中でも御曹司なんだから」
「・・・・」

(ココに>>796挿入)

「ま、どういうつもりでこの仕事を引き受けたのかは聞かないけどさ
 あなたも婚活世界の外の人である以上、
 マンタローから見れば私たちと同じ、捨て駒の一つよ。
 十分気をつけることね」
アダタリヘカトト
798 :Classical名無しさん[sage]:2012/04/27(金) 19:40:25.84 ID:uVXm6xvn
【陳甫山(チン・ポサン)】

蝦蛄村は客家の村だった
客家とは何かというのは、
↓のウィキナなどを適当に読み流してくれればわかるわけだが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E5%AE%B6
要するに華僑である
この客家の村に、
客家日本支局長であると同時に裏世界の情報屋でもあるチンポサンという人物がおり、
彼が黄金猟奇仮面の所在に関する情報を売りに出しているのだと、沙羅はエルに告げた
・・・・・
チンポサンはいかにもシナの頭領という感じの恰幅のいい中年だった
「ふたりづれか…モッサの情報官は常に単独行動すると聞いていたが」
「今回は例外。私がモッサの情報官。これらは馬蹄羅のお人」
「ほぅ…バテイラとは珍しい」チンポサンはエルをじろじろと観察した
「さっそくだけど黄金猟奇仮面の行方を知っているということよね?」
「情報料はいつもの額でおk?」
「いや。25%上乗せしてほしいな。確かな情報だよ」
「ではまず情報をチェックされてもらいたいわね」「ああいいよ。これだ」
情報をモニターで素早くチャックし、沙羅はオーケーを出した「…いいわ」
情報をダウンロードしたチップを手にし立ち去ろうとする沙羅たちに
チンがふと声をかけてきた
「そこの馬蹄羅のお人。差し支えなければご尊名をお伺いしたいのだが」
「源のエル」
「ほぅ…やはりそうか」「やはり、とは?」
「面差しが似ていたのでな。あるいはそうではないかと思っておった」
「私が誰と似ているというのか?」

チンは一拍置いてから、ゆっくりと答えた
「ヨハン・ハプスブルク=ロートリンゲンじゃよ」

アダタリヘカトト
799 :Classical名無しさん[sage]:2012/04/27(金) 21:50:22.10 ID:uVXm6xvn
(書き直し)
【情報屋チン・ポサン(陳甫山)】

蝦蛄村は客家たちの村だった。

客家って何だ?と思ったひとは
↓のウィキなどを適当に読めばわかるわけだが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%A2%E5%AE%B6
要するに華僑の一派である
この客家の村に、
客家日本支局長であると同時に、裏世界の情報屋でもあるチンポサンがいた。
沙羅は、そのチンポサンが
黄金猟奇仮面に関する情報を売りに出しているのだ、と言った

チンポサンはいかにもシナ人の頭領という感じの恰幅のいい中年だった
無表情で無愛想で、どうみても取っつきにくいオッサンなわけだが、
沙羅は既に顔見知りであり、至って砕けた感じでチンに話しかけた
「どうも。お久しぶり。
 情報の代金と決済方法はいつもどおりでいいかな?」
「それはかまわんが…」
チンポサンはぶすっとした表情のままで視線をエルのように投げてきた
「そちらの御仁を紹介していただかないとな。
 ワシが裏世界の情報屋として今まで生き延びてこれたのは、
 身元のわからん相手には、決して情報を売らなかったからじゃ。
 沙羅さん、あんたのことは知っとる。
 しかし、そちらにいるお連れさんはどちらの方なのかな?」
「私は源のエルと言う。バッテラムらの馬蹄羅の一人だ」
「ほぅ…」
それまで無表情だったチンポサンが、
エルの名乗りを聞いて眉目を開いた。「おまいさんがヨハンの…」
アダタリヘカトト
800 :Classical名無しさん[sage]:2012/04/27(金) 22:11:54.93 ID:uVXm6xvn
「ヨハン?
 チンポサン、あなたはヨハン・ハプスブルク=ロートリンゲンのことを知っているのか?
 ヨハンが私の何だと言うのかね?」
「い、いや。なんでもない」
チンは急に慌てた様子で手を振った
「あんたの身元は十分わかったよ、源のエル。
 黄金猟奇仮面に関する情報は、あんたたちに売るとしよう」
「しかし…」
「ヨハンについてこれ以上尋ねるようなら、
 黄金猟奇仮面に関する情報提供は取りやめにする」
さらに問い詰めようとする源エルに対してチンポサンは毅然と言い切った
「ワシがあんたたちに提供する情報は黄金猟奇仮面の現在の所在地だ。
 黄金猟奇仮面を追跡するために、これ以上の有益な情報はあるまい?
 ・・・馬蹄羅の御曹司。黄金猟奇仮面を追っていけば、
 いずれあんた自身がヨハンのことを知ることになるだろう
 彼のことをいまワシに質すのは控えてくれないか」
アダタリヘカトト
801 :Classical名無しさん[sage]:2012/04/27(金) 22:18:46.63 ID:uVXm6xvn
kuu2218


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