- 多読のすゝめ 10冊目
106 :名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 7f60-ERT+)[]:2020/07/02(木) 09:03:53.49 ID:YsDhLkwG0 - 足の速い人は走る姿も美しい。フォームに癖がない。だから癖のない美しい文章を書ける人は
やはり思考力も高くなる。汚い言葉を使わないとか嘘を言わないというような基本的なことは 思考力とは関係ないことのように思われるが、長年の積み重ねで大きく変わっていく。 国という大きな括りでみても常に嘘を付き続ける国家とか、その国の首長が毎回最後は 犯罪者として終わるようなところからはノーベル賞を生み出すような人は永久に出てこない。 つまり悪いクセは早く直したほうがいい。 しかし一方でスピードに乗る練習も必要だ。あまりフォームを意識しすぎているとスピードに 乗れない。スピードを上げることで自動的にフォームが矯正される場合も多い。だから雑でも いいのでとにかくスピードを上げるという練習も必要な時がある。寧ろ雑に読み飛ばすことを 意識してスピードをとにかく上げる。 日本人はとにかく丁寧に行うという教育は徹底しているので、其の点は凄く良い点も多いのだが 馬鹿丁寧になりすぎる場合もある。それにそもそも文化の本質を理解しないで苦痛を感じながら 従っている人も多い。整理整頓を理解して腹に落として実行できている人がどれだけいるだろうか? 規則に従って苦痛を感じながらやっている人と理解して積極的にやっている人では全く違う効果が 生まれる。
|
- 多読のすゝめ 10冊目
107 :名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 7f60-ERT+)[]:2020/07/02(木) 09:04:19.05 ID:YsDhLkwG0 - このように考えると日本人に必要なのは寧ろ飛ばし読みだ。雑に読むことが重要だ。だから漱石
の方法は非常にいいところをついている。また多読が人気なのは日本人によく合っていて目に見える 効果があるからだ。 しかし同時に従来日本人が得意としてきた丁寧に読む作業も必要だ。この2つを立体的に組み 合わせる必要がある。これは右脳、左脳の役割で言えば両方の脳をバランス良く使うことが重要だ ということでもある。しかしバランスで本当にいいのだろうか? バランスというのであれば1時間の 勉強時間を30分に分けて半分を精読、半分を多読にするというようなことになる。しかしそれでは 勿体ない。こういうバランスの仕方ではあまり効果は変わらない。 立体的学習方法というのはこういう形式的なバランス学習とは違う。創造的学習方法だ。
|
- 多読のすゝめ 10冊目
109 :名無しさん@英語勉強中 (ワッチョイ 7f60-ERT+)[]:2020/07/02(木) 09:59:37.93 ID:YsDhLkwG0 - じゃあ創造的学習方法とはなにか? その前に多読とはなにか? 整理整頓とはなにか?
精読とはなにか? 聞き流しとはなにか? 音読とはなにか? そういうことを一つ一つ丁寧に 考えてみることで創造的学習がどういうものかが分かる。これらの方法については熱心に推奨する人が いると同時に猛烈に反発する人がいる。しかし音読で実際に効果を出している人に 「音読は糞だ。古い」と欠点ばかりを指摘してボロクソに言うのはどうかと思う。聞き流しについても 非常に批判が多い。しかし聞き流しで実際に効果を出している人もいる。其の人の 学習段階に最適な方法で組み入れた場合には、音読も聞き流しも劇的な効果が生まれる。 ただ多読や精読ほど汎用性がないというだけだ。其の人に嵌まれば効果があるが、外れることが 多いというだけだ。例えば整理整頓を理解して実践している人は非常に整理されたクリアな頭を 保つことができる。これは創造的であるためには必須だと言える。しかし整理整頓が全くできないが それでもクリエイティブな人もいる。こういう人が整理整頓をマスターすれば更に飛躍できる筈だが 何かができないからと言って全然駄目ってことにはならない。 一方で形式的に整理整頓をやっている人もいる。形式的に多読をやっている人もいる。まあ それでもある程度は効果があるだろう。しかし聞き流しを形式的にやっている人は更に効果は 期待できない。多くの批判がこのようなメソッドを形式的に適用した場合を前提にしていると思う。 創造的学習方法とはこのような形式的メソッドの適用を否定して、全てを効果的に使う方法だ。 だから音読も聞き流しも有効に活かす事ができる。
|