- 果樹に与える肥料は何が良いかを話し合うスレ [無断転載禁止]©2ch.net
394 :花咲か名無しさん[]:2017/03/21(火) 21:45:39.43 ID:9Wqt88wm - 2.樹園地における土壌の実態
○ 樹園地における施肥量は、全般的に減少の傾向が見られるが、有効態リン酸については土壌への蓄積が進んでおり、 交換性カリウムの蓄積量も減少していない。 ○ 有効態リン酸は地力増進基本指針の改善目標値の上限値を大きく上回っている。 ○ 交換性カリウムは適正域の上限値を上回った水準にある。 3.樹園地における土壌診断の現状 ○ 土壌診断を実施しているにもかかわらず、土壌中の有効態リン酸及び交換性カリウム含量の蓄積傾向は継続してお り、さらなる減肥が必要ではないか。 4.青森県におけるリンゴ施肥基準の見直し ○ 青森県のリンゴの施肥量についてみると、昭和30年代に入り施肥量が急増し、40年代に最高となり、窒素施用量は 35kg/10aに達した。このような多肥の連続は土壌の酸性化と塩基組成の不均衡を促進し、粗皮病、苦土欠乏症など の生理障害を多発させた。その頃から、減肥運動が起こり、その一方で施肥量に関わる現地試験が行われるなどし て、施肥量は次第に減少している。青森県では減肥試験データに基づき1996年にリンゴの施肥基準を見直し、カリウ ムの標準施用量を10kgから5kgに変更した。 ○ 減肥により、窒素、カリウムの施肥量は施肥基準に近づいているものの、リン酸は施肥基準を3kg程度上回ってい る。 ○ 有効態リン酸は4巡目(94〜98年)以降、交換性カリは3巡目(89〜93年)以降減少に転じている。 5.徳島県におけるリン酸・カリウムの減肥成果事例 ○ 徳島県は、20年9月に定めた「徳島県主要品目減肥マニュアル」の中で、試験研究データを活用し、 (1)10年間カリを減肥または無施肥でもかきの樹勢、収量、果実品質への影響が認められない事例 (2)果樹研究所が温州みかんのリン酸無施用栽培で6年間収量、果実品質に影響が認められない事例 を説明している。 http://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/nenyu_koutou/n_kento/pdf/3siryo3.pdf#search=%27%E6%9E%9C%E6%A8%B9+%E8%82%A5%E5%8A%B9%27
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