- ■○■ シンビジューム Cymbidium ■○■
21 :花咲か名無しさん[sage]:2011/12/31(土) 11:40:05.77 ID:o/A2lIMR - なんか、国内にある白い花のCym.マスターシーは実はマスターシーじゃないと聞いた。
ちょっとガッカリ。Cym.マスターシーvar.アルバムだと思っていたんだけど、最近の説だと Cym.マスターシーは褐色系の花、国内のは、Cym.マグアネンセだそうな。 Cym.マスターシーvar.アルバムは1880年の学術記載が有るけど、Cym.マグアネンセは 1996年と随分最近。 国内で流通しているCym.エバニュームの多花系の物は、エバニュームではないらしい。 どうやら自然雑種のCym. ×プセウドバナリアナムの模様。これは学術記載は1990年。 でも交配親は正しくは解らなくて、本物のマスターシーとエバニュームの雑種説が今有力。
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40 :花咲か名無しさん[sage]:2011/12/31(土) 11:47:45.18 ID:o/A2lIMR - あんみつ姫は大型品種なのに花が小さい。
その代わり壱花茎に着く花がとても多い。 贈答用に喜ばれるが、2年目以降ばかでかい株になるし 一般の人には花付きが悪いから一時は消えるかと思った。 最近、人気が盛り返したみたいですね。 まあ、良い物は残るってことか。 それからすると、Cym.メロディーフェア‘マリリンモンロー’はメリクロンに掛けすぎて 元の顔をしたものは殆ど撲滅。今5タイプくらいあるね。 ミウラメリクロンでは、メリクロン途中で出来た濃い花色のものに 個体名をつけていたっけ。三浦さん、早死にしちゃって勿体ない。
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41 :花咲か名無しさん[sage]:2011/12/31(土) 11:58:04.14 ID:o/A2lIMR - >>31
国内で農水省に登録したものは有効期限が20年とかのもある。 植物パテントは契約の仕方で違うみたいですよ。 1年で切れる物もあるし、更新料払うと延命するけど。 パテント登録忘れで、大損したのがCym.サラジーン‘アイスカスケード’が有名。 割と古くに作ったけど、当時下垂系の品種も棒仕立てにしていたから向山さんも 気が無かったのか忘れていた。有る年、東京ドームのディスプレーが世界的に 知られて、それもパテントフリーだったものだから、ドイツもコイツも自分所で メリクロンやって爆発的に普及した。 ただ、こういう普及をすると、絶滅が早まるか、スタンダードとして残るかが ハッキリする。アイスカスケードは間違いなく後者のタイプ。 苗だとクソミソに安いが、大株仕立ては毎年高い値段で売れる。 こうなると、園芸界のランという領域から離れて、花屋の商品として延命する。 ユリのカサブランカみたいな物で、ブランド化すると、なかなか越える物が出ても無くならない。
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243 :花咲か名無しさん[]:2011/12/31(土) 12:22:00.66 ID:o/A2lIMR - う〜んちょっと違うと思うよ。
上のは‘宝草’じゃないことは確か。 キンビフォルミスとレツーサの雑種だから、‘宝草’にはちっこい窓ができるのだ。 それと、ぷよぷよ作りにされているので本芸が出ていないし、このタイプは園芸家が 詳細に細分化しているので、この画像からじゃ解らない、自分はヘルバケア系だと思った。 下のは、キンビフォルミス種で昔大型になる個体に‘プラニフォリア’と名付けられていた物の様に見える。 この系統は、蒸し作りで遮光を適度にするとぷよぷよ系最大の株になる。自分はそう言う作は嫌いだから みんな一度干しあげてから、一からたたき直して現地球みたいな顔にするのが好き。 ただ、‘プラニフォリア’はぷよぷよ作りをした方が可愛いとは思う。 以前、誰かが書いていたけど、アレには同意。 産地に行くとコロニーが出来ているけど、岡を一つ超えると同じ種(しゅ)なのに顔が可成り違う、それらにいちいち名付けるから ややこしくなる。キンビフォルミス‘×○△’ とか大雑把な種というグループ的概念の元、個体名を付ければ良いんじゃない? 今なお進化の過程にある植物で、顔が違ってもいろいろと並べると連続性のあるものは変種だとか亜種だとか無意味に近い。 それにそんなのは学者に任せとけば良いさ。私らは、顔の違いを楽しみたい種族の園芸家だから、個体名が重要かと思う。 とは書いた物の、>>242は可成りの経験者様ですね。‘宝草’の件以外は全て同意。
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244 :花咲か名無しさん[sage]:2011/12/31(土) 12:39:19.00 ID:o/A2lIMR - 育て方をこういうBBSで聞きたくなる人って多いし、誰でも有る話し。
だけど、その人の家と自分の所では環境が違うだろうし、ましてや生産者がどういう環境で育てていたかを 判断できないと最善策は見付けにくいのだが、BBSで質問をする初心者さんが、苗の顔を見ただけで どんな環境で育てられていたか何て、判断できないは当然。そのまどろこしい所が正しく伝わらなかったり 相手が(´・ω・`)ショボォーン...となっちゃったり、喧嘩になったりするのかな? まあ、教科書的な書籍を見て、自分自身で試行錯誤していくと私なりの栽培方法みたいなものが 会得できるね。相手は生き物だから、教科書通りに育つとは限らないし難しいけど、それが楽しい。 自分は、他人に聞かれると、その人の環境と仕事のサイクルを聞いて、それなりのアドバイスを考えるけど 教科書から大きく外れる事は言わない。だって、相手の物が枯れても責任取れないし。 じゃあ、オマエはどうやって育てているのかと聞かれると、みんな仰天する。 東洋蘭用の長い焼き鉢に日向土だけで植えて、発泡スチロールの箱にぎゅうぎゅう詰めにして 風で倒れないようにしてる、そして、全日照、夏は炎天下、冬は寒風が吹きすさび雪が積もることも・・・ 東京23区ないだけどね。極めつけが、ハイポネックス1000倍希釈液が鉢底2cmにたまっている。 水やりは他の花鉢と同じに頭からじゃぶじゃぶとかけ、そのハイポネックス1000倍希釈液はとどまり 底面給水のようになってる。こんな育て方だと全滅かと思いきや、ガステリアの臥牛は絶滅。 ハオルチアの軟葉系は元気もりもり。ただ、常にビル風と直射日光に晒されているから株自体は とても引き締まっている。特に、驚いたのはこのやり方にしてから、玉扇と万象がとても躍進した。 花も一株が5本くらいは咲かせる。美しい花とは言いにくいが、花が咲ける状態が一番良好な証なので 花が殆ど咲かない奴は、特殊な系統を覗いて、全て環境を見直す。花が咲かない育て方は好ましくないと思う。
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42 :花咲か名無しさん[sage]:2011/12/31(土) 12:55:23.28 ID:o/A2lIMR - >>39
絶対に外れない方法。 近所で、自家製で育てている品種で正月に咲いている品種を選べば間違いない。 店頭展示販売している量産系シンビジウムは、環境をコントロールすることに長けたプロが 正月需要などを見込んで照準を合わせて咲かせた物だから、店頭の流通期は全くアマチュアには 意味のない情報。買ってきて並べるだけでいいなら、店頭品を買えば良い。 でも、自分の家で自分が咲かせたいのなら、近所で自家栽培している品種を真似るのが王道。
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43 :花咲か名無しさん[sage]:2011/12/31(土) 13:03:42.70 ID:o/A2lIMR - >>37
貴方の家はどこら辺にありますか? そして、最も寒い2月の明け方の外気温と、貴方の家の中の室温が越冬の鍵になります。 店頭流通多量消費型シンビジウムは、大抵の物は個人でも育てやすい物に徹底的に改良されているから 明け方の室温が5℃もあれば越冬できます。戸外で5℃でも、戸外は風があるので実質的には とてもランが痛みます。戸外越冬は東京を含む南関東が限界かも知れません。 貴方の所有するシンビジウムが原種の場合は、以上のデータは無意味な物になります。 原種は原生地の環境に適合しているので人間の住環境に合わない場合はじわじわと枯死します。 幸い環境に適合できれば、原種のシンビジウムもそれなりに育ちます。 一番注意して欲しいのは、シンビジウムの殆どは最低温度が10℃必要な物でさえ、日中の温度が 高すぎると蕾は儚く死んでいきます。構音障害です。コチョウランやカトレアとは一緒に出来ません。 シクラメンとは仲良くできると思います。
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