- ■ 道徳教育 ■
212 :実習生さん[]:2013/03/04(月) 23:00:52.94 ID:ZoZyiJqM - どくしょ室 「良心の自由と子どもたち」
http://www.mdsweb.jp/doc/927/0927_08b.html <抜粋> 国家権力によって“あるべき生き方”を強いられるようでは、基本的人権が尊重されているとは言えない。 学校の中で特定の考え方が「正しいこと」「常識」と認められてしまえば、それと異なる考え方を形成することは難しくなる。 したがって、思想・良心の形成に向けて働きかける人格教育の場では、考えが異なる者に教育措置が強制されることのないように、少なくとも任意性を確保しておく必要がある。 この観点からすると、「国を愛する心情」や「日本人としての自覚」という評価項目を持つ「愛国心通知表」は完全に憲法違反だ。 特定の心情を持とうとしていることが成績として評価され、それを拒めば悪い成績という不利益が課せられるのだから、これは思想強制以外の何ものでもない。 政府が支持するイラク戦争や自衛隊派兵の意義を正しく答えられなければ「日本人の自覚」に欠けている−−学校がこんな基準で子どもを評価するなら、主体性を持った健全な民主主義の担い手は決して育たない。 著者が言うように、教育措置による「愛国心」の一元化は、民主主義の死をもたらすであろう。 子どもたちの思想・良心形成の自由を侵害するようなイデオロギー的教化をしてはならない。 このルールは教育行政だけではなく、個々の教員にも適用されると、著者は指摘する。 たとえ平和教育であっても、それを教条化し対立する考えをタブーとして抑圧するようでは、あるべき教育の姿ではない。
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