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実習生さん
日本の教育に消費者主権の市場原理の導入を◆

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日本の教育に消費者主権の市場原理の導入を◆
483 :実習生さん[]:2012/07/04(水) 22:02:54.08 ID:qbcYbCYV
★オランダの学校教育2 市場原理の学校選択   1
〈教育の多様性〉の会・メーリングリストより リヒテルズ直子さん Date : 2003.03.04

市場原理の学校選び(第6号身辺雑感、2000.3)]
 学校教育が毎年8月の末から9月の初め頃に始まるオランダでは、その半年くらい前になると
新入生とその父兄のために各学校でオープンデーや説明会が開かれます。
 日本のように小中学校の教育内容が全国一律に統一されていたり、校区制で通学する学校が自動的に
決まってしまうという状況から見ると、なんでそんなことをするのだろう、と思われるかもしれません。
 しかしオランダでは『教育の自由』として各学校や各教師が何をどのような方法で教えるかに
ついての自由がかなり認められていますし、父兄もまた自分の子供にとって相応しいと思われる
教育を選ぶ自由が認められています。だからいろいろな学校がいろいろな理念に基づいていろいろな
方法で教育活動を行なうのが当然であり、父兄は様々の学校でどのような教育が成されているのかを
知った上で多様な選択肢の中から自分の子供に相応しい教育を選ばなければならない、のです。
だから当然のこととして各学校はその教育理念と方法を主張する機会としてオープンデーを開くわけです。
 まず学校の種類としては、カトリックやプロテスタントなどのキリスト教の宗派的な倫理観に
基づいて教育を行なう私立学校、その他、敢えて宗派的な主張をせず超党的な姿勢や世俗的な
(個々の生徒の種々の信条を尊重するという)態度をとる、と主張する学校、それからモンテッソリー、
ダルトン、イエナプラン、シュタイナー等々の教育哲学者の方法論に基づく学校などがあります。
 オランダの学校史をみると、上のような『教育の自由』はすでに1848年に確立しています。
それは宗派的理念を教育の柱にしたいと望んだ私立校設立者の要請として確立したものです。
彼等はさらに政府からの補助金を要求し1887年にそれが認められます。しかし私立学校側はそれだけでは
飽き足らず公立校と私立校に対する国庫補助金による財政的平等確立をさらに求め、ついに1917年
これが認められるに至ります。今からなんと80年以上も前のことです。
日本の教育に消費者主権の市場原理の導入を◆
485 :実習生さん[]:2012/07/04(水) 22:06:05.22 ID:qbcYbCYV
★オランダの学校教育2 市場原理の学校選択   2

そのお陰でオランダでは私立校にいっても公立校にいっても子供の教育費に大きな差はありません。
それが一人一人の子供の『教育を選ぶ権利』を保障しています。
 日本のようにカリキュラムの詳細や教科書検定に文部省の管理が徹底し、全国一律の教育が行われ、
高校ともなると、東大を頂点とする巨大なピラミッドを意識してすべての学校がタテに序列化
されてしまう状況からすると、横並びの多様性はおそらく想像に難いものでありましょう。
 中高一環の中等学校になると、前のような宗派性や教育方法だけでなく、ある学校は古い建物だが
こじんまりとした家庭的な雰囲気であるとか、ある学校は最新のコンピューターを入れたり近代的な
建物を使って指導しているとか、また、ある学校は大学進学者の指導に力を入れているが、こちらの
学校は職業訓練校に進む子供たちの指導に重点を置いている、あるいは他の学校ではできるだけ
進路の幅を広くしてコース間の移動が容易であるようにしている、とかの違いが出てきます。
年によって傾向や父兄等の評判が代わることも、当然あります。
 つまり、こっちの花屋は今年はチューリップがきれい、あっちの花屋はバラがいつもいい、というのと
同じ、まさに『市場原理』であるのです。校長先生は会社の社長か店長さんのような忙しさです。
 もちろんこれは「原則」といえば「原則」です。前に述べたような『在留外国人』問題にあるように、
この『教育の自由』のために地域的に通学する子供の社会階層に偏向が出たり、学校間の教育水準に
格差が生じる危険は、管理の大きな日本に比べると遥かに大きいでしょう。
 その為近年オランダの文部省は、必須科目を定めたり、各教科の達成目標基準を設定したり、
インスペクター(監査官)による査定を強化したり、『学校ガイド』の作成を各校に義務付ける
などして教育水準の保持を図っています。
日本の教育に消費者主権の市場原理の導入を◆
486 :実習生さん[]:2012/07/04(水) 22:07:44.14 ID:qbcYbCYV
★オランダの学校教育2 市場原理の学校選択    3

 おかげで学校の校長先生は、単に学校の教育活動と運営に責任をもつばかりでなく、自分の学校が
市場競争に耐える為の広報活動を展開し、かつ父兄や地域住民によい評判を得ていなければならない
という大変な責任を負うことになります。校長先生や教師等のストレスは並大抵のものではないようです。
 しかし、、、、。『日の丸掲揚』や『君が代斉唱』の義務付けを巡って校長が教育委員会と教員の
間で板ばさみになって自殺に追い込まれるような、そんな次元とは全然違います。


〈教育の多様性〉の会・メーリングリストより リヒテルズ直子さん Date : 2003.03.04
http://www.forum3.com/projects/alt/column/thread204/2003030401.htm



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