- 陽性率、都内10区でHPに…非公表の区「データ不正確」「集計に時間」 [蚤の市★]
1 :蚤の市 ★ [US][sage]:2020/08/28(金) 13:59:38.02 ID:gMJE8XQG9 - 新型コロナウイルスの検査人数に占める感染者数の割合を示す「陽性率」について、東京都内23区のうち10区がホームページ(HP)上で公表していることがわかった。陽性率は市中感染の広がりを示すデータとされ、公表に積極的な自治体がある一方、正確なデータを示せないとして公表に踏み切れずにいる自治体もある。
都は毎日、医療機関などから集めた検査数や感染者数のデータを基に、直近1週間の平均陽性率を算出し、都のHPに公開している。感染者については居住地別の人数を公表しているが、受検者については居住地別に集計しておらず、都の担当者は「居住地別の陽性率は算出できない」と話す。 足立区は直近1週間分の陽性者数、陰性者数、平均陽性率を公表し、グラフ化している このため、読売新聞は今月、23区に対し、陽性率を区民向けに公表しているか尋ねたところ、中央、新宿、墨田、品川、大田、杉並、北、荒川、板橋、足立の10区が「公表している」と回答した。 足立区は5月から毎週、直近1週間の平均陽性率を公表している。例えば8月12〜18日は、868件のPCR検査を実施し、陽性者数41人、陰性者数827人、陽性率4・7%だったと明記。さらに3月からのデータをグラフ化している。最も高かったのは4月1〜7日の29・6%で、6月には陽性者数がゼロの週もあったが、7月以降、再び上昇していたことがわかる。 区は地元医師会が運営するPCR検査センターの検査数のほか、区内の医療機関が都に報告する検査データを保健所にも送ってもらって集計しているという。医療機関の検査人数は一部、区外在住者も含まれるが、区の担当者は「感染拡大の傾向をとらえる一定の手がかりになる。可能な限り情報を公開することが、区民とともに対策に取り組む上で重要だ」と説明する。 一方、陽性率を公表しない区は、その理由について「集計に時間がかかる」「区の実態を正確に表す数字の把握が困難」などを挙げる。 千代田区は、区PCRセンターの検査数を公表しているが、陽性者数や陽性率は非公表。「件数を把握できない病院での検査の方が多く、PCRセンターの陽性率のみ公表する意味があるのか疑問だ」とする。目黒区は「PCR検査を行う医療機関が増え、区全体の検査数の把握が困難。区をまたぐ人の移動が活発な中、区ごとに公表する意味はない」と説明する。 現在は非公表だが、今後については「検討中」とする区もあった。練馬区は、隣接する埼玉県の病院で検査を受ける人が多く、正確な検査数の把握が難しいとして、陽性率を公表していない。しかし、区民からは陽性率の公表を望む声が寄せられているといい、区の担当者は「公表の必要性は感じている」と話した。 読売新聞 2020/08/28 12:36 https://www.yomiuri.co.jp/national/20200828-OYT1T50122/
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