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名無しさん@お腹いっぱい。
原発の安全な再稼働へ首相の責任重い  :日本経済新聞
消費税増税 いつまで待たせるのか − 読売新聞

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原発の安全な再稼働へ首相の責任重い  :日本経済新聞
103 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/12/04(日) 20:55:45.86 ID:iFXr2rA6P
原子力協定 原発輸出へ国会の承認を急げ(12月3日付・読売社説)

日本とヨルダン、ベトナムとの原子力協定承認案が、衆院外務委員会でそれぞれ可決された。
両国へ原子力発電所を輸出する前提となる協定である。両国は承認手続きを終えている。日
本も、今国会中の承認を実現し、早期に発効させる必要がある。
協定は、核物質の平和利用や第三国への移転制限などを明記している。発効すれば、原発輸
出のほか、原子力技術の提供、専門家の育成などの協力が可能となる。
協定承認案は、先の通常国会に提出されたが、福島での原発事故後、与野党から慎重論が出
たため、継続審議となっていた。
野田首相が、衆院外務委で「日本の高水準の技術がぜひ欲しい、という国がある。そうした
国の原発の安全性が高まることに貢献するのは意義がある」として、早期承認を求めたのは
妥当である。
ヨルダンの原発は日本・フランス連合とロシアなどが受注を争っている。ヨルダンは日本の
技術を評価し、事業者選定に向けて、年内の発効を促しているという。
ベトナムは日本からの原発輸入を決めている。10月に来日したズン首相は「世界で最も安
全な原発を建ててほしい」と語った。
中国などの新興国や途上国では事故後も、原発新設の機運は衰えていない。安全性に関する
技術やノウハウをそうした国々に提供することは、事故を起こした日本の信頼回復につなが
ろう。
原発を輸出すれば、結果的に、資源が乏しい国々の発展を支えることにもなる。
原発輸出は1基3000億〜4000億円規模の巨大ビジネスであり、政府の成長戦略の大
きな柱の一つだ。政府は、国際協力銀行の融資など万全の支援策で民間を後押ししなければ
ならない。
さらに、海外から受注すれば、運用や補修への協力を長期間求められる公算が大きい。
日本は、今後も技術水準を高め、専門家を育成することが必要である。原発から完全に撤退
する、と各国から誤解されないようにすべきだ。
衆院外務委では、韓国、ロシアとの原子力協定承認案も可決された。韓国は、日本に機材や
技術の移転を求めている。
ロシアとの協定は、将来、日露両国によるウラン濃縮事業での連携を可能とする。
協定は、原発輸出の促進だけではなく、国際的な原子力の平和利用にも寄与する。そうした
視点も忘れるべきではない。

(2011年12月3日01時24分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20111202-OYT1T01251.htm
消費税増税 いつまで待たせるのか − 読売新聞
174 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/12/04(日) 20:56:52.05 ID:iFXr2rA6P
党首討論 自民は消費税の協議に応じよ(12月1日付・読売社説)

野田首相の質問に、的確に切り返せないようでは野党第1党の党首として力不足だろう。
野田首相と谷垣自民党総裁らによる初の党首討論が行われた。谷垣氏は、消費税率引き
上げ問題について、政府・民主党が年内に法案をまとめて閣議決定できるのかとただし
た。
野田首相は、年内をメドに結論を出したいと述べた。その上で、消費税の改革はどの政
権でも先送りできない課題であり、素案をまとめた段階で協議に応じることを約束して
ほしいと迫った。
谷垣氏が即答を避けたのは残念だ。与党と協議し、消費税関連法案の早期成立を目指す
べきだ。
消費税を含む抜本的な税制改革は、麻生政権が税制改正関連法の付則で道筋をつけたも
のである。自民党は消費税率の10%への引き上げを超党派の会議で検討することも参
院選で公約している。
民主党の政権公約(マニフェスト)に消費税に関する記述がないことを理由に、谷垣氏
が衆院解散を求めたのも大いに疑問だ。
自民党は、民主党のマニフェストは破綻しているとして子ども手当などバラマキ政策を
見直すよう強く主張してきたではないか。
消費税問題での政府・民主党の政策転換は、本来、前向きに評価すべきなのに、衆院解
散を求めるというのは筋が通らない。
欧州の財政危機を他山の石として、日本も財政再建を急がねばならない。与野党間の論
議を棚上げし、衆院選後、またやり直すような悠長な対応は許されない。
一方で、民主党内に首相の足を引っ張る発言が出ているのは問題だ。小沢一郎元代表ら
が消費税率引き上げに反発している。
時計の針を逆に回すような言動を看過すべきではない。党執行部は、首相の掲げる方針
に従うよう説得を重ねる必要がある。
環太平洋経済連携協定(TPP)について谷垣氏は、首相の交渉参加表明は時期尚早と
し、政府に十分な情報公開を求めた。首相は、情報提供の重要性は認めながらも、「今、
自民党の立ち位置はどうなのか」と問い返した。
谷垣氏は答えなかった。党内の賛否が割れているからだろう。
野田首相は、民主党内の反対論も踏まえて、交渉参加へ舵(かじ)を切った。谷垣氏は意
見集約への姿勢すら見せていない。手続き論で政府を攻めても説得力を欠く。
谷垣氏は、次期衆院選で政権を奪還したいのなら、明確にTPP参加への覚悟を語り、
政府側と政策を競うべきである。
(2011年12月1日00時55分 読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20111130-OYT1T01182.htm
消費税増税 いつまで待たせるのか − 読売新聞
176 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/12/04(日) 20:58:10.80 ID:iFXr2rA6P
小沢氏が唱えた増税論

政治部次長 河島光平

野田首相が進める消費税率引き上げに反発して、民主党の小沢一郎元代表が政権批判を強
めている。その小沢氏が、かつて消費税率「10%論」を唱えていたことを覚えておられる
であろうか。
「僕は、消費税(率)を結果として10%にしろという方だから、上げること自体には反対
でない」
野党・新進党の党首時代の1996年に出版した自著「語る」の中で、小沢氏は、こう公
言している。所得・住民減税の先行実施を条件にしているが、苦痛を伴うことも、国民に
はっきり言う政治家の勇気と見識を示したのだという。「言わないことは政治家の怠慢だ」
と歯切ればいい。
その気概やよし。ただ、問題は、それがいささかも実行されていないことだ。消費税率引
き上げを主張しては引っ込める──。むしろ、そんな変化自在の「妥協の政治」が目立っ
ている。
第一は1993〜94年。小沢氏は自著「日本改造計画」の中で消費税率(当時3%)を段
階的に10%に引き上げるよう主張。その後、非自民連立の細川政権を樹立すると「国民福
祉税」の名目で7%への引き上げに奔走しだが、政権内で社会党の猛反対にあうと、あえ
なく断念した。
第二は新進党時代。95年の党首選に出馬した際、自らの公約に「5%への引き上げ中止。
10年後に10%」を掲げたが、96年衆院選では一転して党公約で「引き上げ反対」だけを打
ち出し、10%アップは削除した。
最近では、2007年11月に当時の与党・自民党と、野党・民主党の大連立構想が浮上し
た際、小沢氏は、仲介役であった自民党の森元首相に対し、「消費税(牽引き上げ)を言
った方が(選挙で)負けるということを繰り返していたら日本の政治は前進しない。社会
保障、税制を含めて同じテーブルでやろう」と持ちかけたと、後に森氏が明かしている。
しかし、小沢氏が代表代行として陣頭指揮を執った09年衆院選で、民主党は「任期中の引
き上げはしない」と公約して政権交代を果たした。
小沢氏は先月、インターネット番組に出演して、司会者から「消費税(増税)は反対です
ね」と問われると、「今やることはね」と答えている。将来の増税を否定しないが、さり
とて増税の実施時期は明確にしない。国民に負担を強いる増税を主張していては、選挙に
勝てない。小沢氏の選挙戦術は、一貫している。
しかし、ギリシャなどの財政破綻を踏まえて日本の財政再建は待ったなしだ。票目当ての
ポピュリズム的な選挙戦術だけでは、政治の劣化を加速させるだけだ。
(2011年12月4日 読売新聞)
消費税増税 いつまで待たせるのか − 読売新聞
177 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/12/04(日) 20:58:59.26 ID:iFXr2rA6P
太郎冠者 逃げ切れまい
経済部デスク 黒川茂樹

狂言に「千鳥」という演目がある。主人公の「太郎冠者」が借金がたまった酒屋で、千鳥
の捕まえ方や、流鏑馬の様子をおもしろおかしく語り、まんまと酒だるをせしめて逃げる
という話だ。
東日本大震災をきっかけに日本永住を決めた日本文化研究者のドナルド・キーンさん(89)
は、1956年9月、東京都内の能楽堂でこの「千鳥」を演じている。
「狂言師としての私の短い経歴の頂点は、『千鳥』の太郎冠者を演じた時だった。私の生
涯に一度の晴れ舞台だった」と自伝で振り返っている。
太郎冠者は、主人に仕える奉公人で、さまざまな狂言の演目に登場する。庶民のずるさや
したたかさを示すとともに、時には権力者を出しぬく知恵者にもなる。キーンさんもそん
な愛すべきキャラクターにひかれたのたろう。
できれば借金や、ややこしい問題は先送りしたい‐‐というのは、古今東西、変わらぬ人
間の性なのかもしれない。英国BBCが1970年に放送したコメディー番組「空飛ぶモ
ンティ・パイソン」には、「問題棚上げ委員会」というネタもあった。
「いまだに棚上げされていない問題が数多い」「本日、棚上げされていない問題を見つけ
てしまった。実に遺憾だ」などと、ちょうネクタイの紳士が大まじめに議論する。権力者
のいいかげんさを痛烈に皮肉ったものだ。
ひるがえって今の日本。国債や借入金などを合わせた「国の借金」は、70年代から少しず
つ増え始め、バブル崩壊後は雪だるま式にふくらんで今年度末に1000兆円を突破する
見通しだ。
これではまずいと、野田首相も消費税率引き上げ論議を年内にまとめる決意を示したが、
与野党からは先送りを求める声が相次ぐ。プラック・ジョークではなく、「棚上げ委員会」
をまじめに議論するかのような勢いだ。
「千鳥」の舞台では、太郎冠者がつえにまたがって「お馬が参る、お馬が参る」と言いな
がら舞台をぐるりと回る。スキを突いて酒だるをつかみ、揚げ幕の中に逃げ込む。してや
られた酒屋の主人は、「あの横着者、捕らえてくれい。やるまいぞ、やるまいぞ(逃がさ
ないぞ)」と後を追う。
舞台はここで終わる。だが、現実の世界はそうもいかない。借金のツケは必ず回ってくる。
(2011年12月4日 読売新聞)


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