- 堺屋太一
207 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/11/22(日) 02:21:22.37 ID:heSpVuWf - 野口悠紀雄
デジタル人民元 計画は着々と進む。2022年に実用化されることはほぼ間違いない。ところが、米財務省も FRB も、中央銀行デジタル通貨 に異常なほど消極的だった。共和党内での反対意見が強かったためだ。 バイデン 政権の成立により、状況が一変する可能性がある 「アリペイ」を発行するアント は、香港と上海市場に上場するはずだった。資金調達額は、みずほグループの時価総額に並ぶとされた。ところが、中国当局は上場直前にこれに待ったをかけた。 アントがあまりに巨大化することに危惧を持ったためと考えられる 国が豊かになるための施策は、世界経済での自国の位置を正しく認識し、世界的分業体制 の中で正しい役割を演じることだ しかし、このことは、なかなか理解されない。とくに政治の世界では。 バイデン も、トランプ と同じく、製造業を復活させてアメリカの雇用を増やすとしている。 本当にそう考えているのか、政治的なメッセージなのか分からない。アメリカにとって本当に必要なのは、高度サービス産業 を成長させることだ。 政治家が何を言うにせよ、市場メカニズム が健全に機能する国では、マーケットが正しい成長戦略を採用していく しかし、中国の場合には政府の意向が決定的に重要だから、アントの上場延期 は重大なニュースだ
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