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名無しさん@お腹いっぱい。


バフェット・ソロス・ロジャーズを監視するスレ18

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バフェット・ソロス・ロジャーズを監視するスレ18
65 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/05/02(土) 12:52:17.25 ID:udZ5IHdP
株式や不動産以外の金融資産が大混乱に陥ったことも、リーマンショック時とは異なるコロナショックの特徴としてあげられます。
 特に、債券マーケットの混乱が際立っていて、米国債や米アップル社の社債といったほぼ無リスクと考えられる優良資産まで、1日で価格が30%も値動きする異常事態となりました。
 また、ロックダウンでガソリン需要が急減する一方、シェールオイル田の性質から減産が進まない米国では原油在庫が急増し、これ以上の保管が難しくなってきたことから
WTI原油先物が4月中旬には史上初めてマイナスになりました。

この混乱下でリターンを上げた投資家はいくつかのタイプに分けられます。
 まず、ヘッジファンドの中ではマルチストラテジーと呼ばれる多様な投資対象に複数の戦略を使い分けるファームが健闘しています。マルチストラテジーの雄である
シタデルやミレニアム、バリアスニーといったファンドは揃って3月末時点で、年初来プラスのリターンをあげています。
 グローバルマクロ戦略のヘッジファンドも、ブレバン・ハワードやロコスといった大手ファンドが3月に2桁%のリターンを上げるなど好調でした。
 また、個別の取引で大きなリターンを上げたファンドもあります。著名なヘッジファンドマネージャーであるビル・アックマンが率いるパーシング・スクウェアは、約2700万ドル(約29億円)で購入した
クレジット・デフォルト・スワップ (CDS)がマーケットの混乱で100倍近くの約26億ドル(約2800億円)にまで高騰し
、ファンド全体でも3月に11%以上のリターンを上げて、年初来からのマイナスを打ち消しプラスにまで急回復しました。
CDSは債券のデフォルト時に損失が補填される契約で、債券の生命保険にも例えられます。平時にはデフォルトリスクがほぼゼロだった債券のCDS価格が、コロナショックにより急上昇したことが上記の巨額リターンに結び付きました。
このCDSはリーマンショック時にも危機を正しく予測していたヘッジファンドが、巨額のリターンをあげることに貢献しました。そして、リーマンショック時と同じく今回の危機時にも名をあげたのが「ブラックスワン」ファンドです。
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66 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/05/02(土) 12:53:47.16 ID:udZ5IHdP
ブラックスワン(黒鳥)は、スワン(白鳥)は全て白いものという皆が信じて疑わなかった先入観を崩したことから、金融マーケットで一瞬にして人々の考えを変えるようなイベントのことを表しています。
 思想家のニコラス・タレブによりこのフレーズは世の中に広まりましたが、タレブは正規分布など統計ツールを用いた金融市場のリスク管理の脆さに警鐘を鳴らし続けており、
そうした統計モデルでは起きるはずがないとされる極端なイベントが起きたときにきちんと備えておいて、マーケットの混乱から大きなリターンをあげる投資手法を推奨しています。 タレブがアドバイスをしているヘッジファンド、ユニバーサ・インベストメンツは
平時に極めて安価に取引されているアウトオブザマネーのプットオプション等を取得しておいて、これらの資産が危機時に急騰することで大きなリターンをあげることを目指しています。
実際にユニバーサは3月に36%ではなく36倍という途轍もないリターンをあげ、4月7日時点で年頭の資産を40倍以上に増やすという大成功をおさめました。
アルゴリズム取引の雄で、史上最高のヘッジファンドと多くの人が評価している著名な数学者ジェームズ・シモンズにより設立されたルネッサンス・テクノロジーズも、外部から資金を集めている株式ロング・ショート戦略の
ファンドこそ年初来でマイナスに沈んでいるものの、社内資金のみを高速取引も用いて運用するメダリオンというファンドは、4月14日時点に年初来でプラス39%と大変好調に推移しています
バフェット・ソロス・ロジャーズを監視するスレ18
67 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/05/02(土) 12:55:02.82 ID:udZ5IHdP
こうしたほとんどの投資家がロスを出しているタイミングでも、きちんとリターンを生み出しているヘッジファンドは機関投資家や
富裕な個人投資家から高く評価され、私が本業とする投資助言のビジネスにおいても、こうしたファンドについての問い合わせが増えています。
 一方、こうした一部の投機家たちの巨額のリターンが社会全体にどのように還元されていくのかは見えづらく、コロナショックでネガティブな影響を受けた人たちからの反発を受ける可能性は十分に考えられます。
 その中で高く評価されるべきはビル・ゲイツの活動です。
 ビル・ゲイツは新型コロナのワクチンを世界で初めて治験フェーズに移行させて注目を集めている米国のモデルナというバイオベンチャーに資金提供しています。
いまだ新型コロナに対して決定的な治療薬がなくワクチンもない中で、世界で最も早いペースでワクチン開発を進めていることへの期待感から、モデルナの株価は年初来で3倍近くに高騰し、
時価総額も2兆円近くにまで拡大しています。
 ビル・ゲイツは2016年に妻と運営する自身の財団を通じて2000万ドル(約22億円)の研究資金をモデルナに寄付しましたが、もしこのタイミングで株式を取得していれば巨額のリターンをあげられたでしょう。
 ビル・ゲイツは2015年のTED TALKで感染症がアウトブレイクすれば人類の大きな危機となりうると講演していて、今回の新型コロナの感染拡大とそのインパクトを正しく予見していたと話題になっていますが、
感染症対策をライフワークとして無償で取り組むと決めていたからこそ、研究資金を寄付するという形をとったと見ています。
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68 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/05/02(土) 12:56:42.77 ID:udZ5IHdP
そして、新型コロナのワクチンについてはモデルナだけでなく、有望な7つのワクチンの製造に数千億円の資金を提供することも表明しています。
当然7つのワクチンすべてがうまくいくことは考えにくく、ビル・ゲイツ自身も効果を持つのは1つか2つだろうと話しています。
 当然、投じた資金の大部分が無駄になりますが、世界中で多くの人が亡くなり数百兆円の経済価値が失われる中では、
大きな損失ではないというスタンスのようです。ビル・ゲイツはワクチンだけではなく、
既存薬の新型コロナへの臨床試験についても100億円以上の資金を提供しています。
このように、新型コロナによるマーケットの混乱をものともせずに稼ぐ凄腕の投資家もいれば、感染拡大をビジネスに結び付けてリターンを得ることも可能ながら、人類全体への貢献を最大化するために
巨額の個人資産を寄付するという行動に出たビル・ゲイツのような人も出てくるなど、
新型コロナのグローバルの感染拡大はビジネス界の大物たちの実力や人間性をさらに際立たせるイベントともなりました。
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69 :[sage]:2020/05/02(土) 12:59:56.00 ID:udZ5IHdP
新型コロナウイルスの感染拡大で、世界の航空会社が経営危機に陥っている。オーストラリアの航空会社ヴァージン・オーストラリアは経営破綻した。英国の一部の航空会社も、倒産するほどの悪影響を受けている。
 なぜ、これほどまで世界の状況が悪化したのか。それは、“準備”ができていなかったからだ。
 1月の時点で、中国・武漢市で新型ウイルスが広がっていることはわかっていた。中国はウイルスの発生源だから、対応に混乱が生じたのは無理もない。だが、米国や欧州の国々は、
自国にウイルスが到来するまで数カ月の期間があったのに、準備していなかった。
 特にひどいのが米国だ。中国の状況について早い段階から情報を得ていたのに、準備をしていなかった。だから、米国は欧州の国々よりひどい結果になっている。
 新型コロナウイルスが、世界的な経済危機を引き起こしかねない状況だ。すでに、世界の借金の総額は、かつてない規模になっている。今度の経済危機は、私がこれまでの人生で見てきたものの中で、最悪になるだろう。
 本当の経済危機は、小さく、ゆっくりと始まる。誰にも知られていなかったことが、気がつくと新聞やテレビの話題になっている。そして、やがて大きな出来事が起きる。人々はパニックだ。ニュースは、経済危機の話で埋め尽くされる。
 2007年、サブプライム(信用力の低い個人向け)ローンが問題になった時、多くの人はまだ気にしていなかった。その後、英国銀行のノーザン・ロックが取り付け騒ぎを起こした。そこでようやく、
人々は危機的状況に気づきはじめた。08年に米国証券のベアー・スターンズが破綻した。リーマン・ブラザーズも続いた。経済危機は、このようにしてやって来る。
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70 :[sage]:2020/05/02(土) 13:01:14.21 ID:udZ5IHdP
今、世界で最も気がかりなのは、中国経済だろう。中国はこれまで、四半世紀にわたって経済成長を続けてきた。その中国で経済ショックが起きると、世界中で倒産が起きる。激しい失望が、世界を覆うだろう。私ですら、驚くような結果になるに違いない。
こんな時、投資家は何をするのか。それは、人々の取る行動を考えればいい。多くの人は金(ゴールド)を買うだろう。政府や貨幣が信頼できなくなれば、金という実物資産を求めるからだ。
金相場は、リーマンショック後も値上がりした。11年9月にピークに達し、やがてバブルがはじけた。それから約8年半が経過したが、最近は大きな値動きはない。長い期間、何も起きていないものは“買い”だ。
私はすでに金を買い続けてきたが、これから金相場が下がるようなことがあれば、買い足すだろう。
学者は「金は買わないほうがいい」と言うかもしれない。政治家も同じことを言うだろう。しかし、私は野蛮な田舎者だ。田舎者は危機の時、金を買う。
そして私は、いずれ金を売るだろう。多くの人は、今後、世界の経済状況が悪くなると思っている。私も同じ考えだ。だから、経済危機になれば金は再びバブルになる。
そうなると、爆発的に金の価値が上がる。人々はさらに金を買い求める。その時私は、金を売ることになるだろう。
もう少し待てば、わかることだ。世界のいくつかの国は今、崩壊しようとしている。大きな混乱が世界を襲うかもしれない。その時、聡明な人は金を買わない。値動きの激しい投資先に、聡明な人は手を出さないからだ。そして、私のような田舎者が金を売る。
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71 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/05/02(土) 13:05:09.37 ID:udZ5IHdP
■新型コロナショックはリーマンショックとは逆の流れ
新型コロナウイルスの影響で、アメリカの失業保険の申請件数は非常事態を宣言した3月中旬から6週間で約3000万件となり、実に労働人口の約6人に1人が職を失ったことになります。
.同国では次々と支援策が追加され、その額は3兆ドル(約320兆円)に迫るほどです。しかしコロナの感染拡大が収束しなければ、多額の現金給付も「焼け石に水」です。
 「リーマンショック時は、まず金融危機が起こった。その後、金融から製造(2次産業、生産)、そしてサービス(3次産業、消費)という流れで経済がどんどん悪化していった」
 ロジャーズ氏は続けます。「最初に金融危機が発生したことでお金がまわらなくなり製造業が危機に陥った。生産が落ち込んだことで消費が悪化、サービス業も打撃を受けた。今回の経済危機(新型コロナショック)は、
それとは逆の流れで危機が広がっていくだろう。まず消費やサービスが落ち込み、企業業績が悪化、それが金融不安につながっていく」
. ロジャーズ氏は、もし金融危機が起きて株式が再度暴落した場合、しばらく元には戻らないだろうと言います。
「一番の問題は、次のブル(強気)相場がいつ来るかは予想できないことだ。それは今年かもしれない。すぐに来るかもしれないし、いま来ているかもしれない。あるいは、まだ生まれていない子供が大人になった40年先になるかもしれない」
今回の新型コロナ危機では、先進国の政府や中央銀行が一斉に動き、なんとか危機を乗り越えようとしています。アメリカだけでなく、ドイツが1兆1000億ユーロ(約130兆円)、
そして日本も約117兆円もの経済対策を決めましたし、中央銀行も無制限に金融緩和を続けています。
バフェット・ソロス・ロジャーズを監視するスレ18
72 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/05/02(土) 13:07:00.76 ID:udZ5IHdP
3月下旬以降、株価は大きく値を戻しています。抗ウイルス薬レムデシビルがコロナ治療に明確な効果があると伝わるなど明るいニュースもありました。米ナスダック市場などは、ほぼ2019年末の水準まで戻しました(4月29日現在)。すでに危機は去ったのでしょうか? 
 ロジャーズ氏は、一連の政府や中央銀行の政策に厳しく警告を鳴らします。「もしラリー(上昇基調)が起こったとしても、それはきわめて『人工的に作られたもの』だ。最終的には、事態をさらに悪化させるだけのひどい政策を実行しているだけだ。根本的な解決を後回しにして、
債務は増える一方だ。実態のない投資マネーだけがどんどん膨張し、最悪な結末になることは目に見えている」。
. なぜこうなるのでしょうか。「政治家はメディアに悪く言われたくないし、来週の演説や次の選挙にしか興味がない。これが最大の問題なのだ」
■静かに「日本人富裕層の日本脱出計画」が進んでいる
 そんな中、こうした政策を嫌う富裕層の日本脱出が静かに進んでいます。今回の政策でも、庶民なら一人一律10万円の給付に喜び、その使い道を考えます。しかし、本当に必要な人以外にもこうしたお金は渡ります。
 そもそも、このお金はいずれ、誰かが払う必要があるのです。では誰が中心になってツケを払うのでしょうか。それは、富裕層であり、子供達です。今、富裕層の間では日本円から米ドルや金の現物に変えたり、銀行を分けたりする流れが加速しています。
ロジャーズ氏は繰り返し、「10歳の日本人の子供なら、一刻も早く日本から脱出したほうがいい」と言いますが、それは子供達がツケを払うことになることが明白だからなのです。
.今回、ロジャーズ氏のメインインタビュアーを務めたモンラッシュ・キャピタル社のシニア・バイスプレジデントのアレックス・南レッドヘッド氏は、シンガポール在住で、「ファミリーオフィス」サービスを行っています。
ファミリーオフィスとは、富裕層の海外移住や子供の教育など、生活周りから資産運用や税務アドナイスなどまでを一括して行うサービス業を言います。同氏によると、新型コロナウイルスの発生後に日本を脱出して
シンガポールを目指そうと考えている人がジワジワと増えていると言います。FPである私も、富裕層から移住や資産運用の相談をここ最近で何件か受けています。
バフェット・ソロス・ロジャーズを監視するスレ18
73 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/05/02(土) 13:08:54.99 ID:udZ5IHdP
今回の危機でもそうですが、ここまで日本政府が国の借金である国債を大量に発行していても、一見、問題は起きていないように見えます。
 しかし、いつまでも無限にお金を刷り続けられるわけがありません。ロジャーズ氏は、「市場関係者が中央銀行を信用しなくなれば、誰も救ってくれない」と言います。MMT(現代貨幣理論)についても否定的です。
現在、日本円はかろうじて「安全資産」などと言われていますが、それもいつまで続くのか分からないのです。今回のコロナ経済対策は、日本国債の格付けにも影響を与える可能性が高いといわざるをえません。
.■危機の際に生き残る企業とは? 
欧米諸国を中心に、新型コロナ感染者の増加の勢いは徐々に鈍化していることから「危機は峠を越えた」と楽観視する向きもありますが、ロックダウン(都市封鎖)の解除は感染再拡大のリスクが伴います。
しかし、ロックダウンが長期化すれば経営危機に陥る企業は一段と増えます。政府が企業や個人向けに行える財政政策には、限界があるからです。
「こうした状況で一番弱い企業は債務の多い企業だ。逆にキャッシュに余裕のある会社は、生き延びることができる。テクノロジー産業など、比較的新しい産業は債務が少ない」。
ロジャーズ氏の目は、常に個別企業のバランスシートにも向けられています。ただし企業の公表する数値に、全幅の信頼を寄せることはありません。
.すでにシンガポールでは部分的なロックダウンが6月1日まで延長されましたし、日本でも4月30日、安倍晋三首相が緊急事態宣言を延長する考えを表明しました。
「先が見えない状況では、債務の少ない企業ほど生き残る可能性は大きい。だがそれにも限度がある。今や一連の危機はサービス業から製造業にも広がっている。その象徴が自動車産業ではないか。
中国から始まった危機は、アメリカやヨーロッパ、東南アジア、アフリカなど全世界に拡大している。各地で経済活動を停止させ、日本を代表する産業である自動車産業にも深刻な影響を及ぼし始めている」。
バフェット・ソロス・ロジャーズを監視するスレ18
74 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2020/05/02(土) 13:10:33.89 ID:udZ5IHdP
特に日本の自動車産業にとって最重要であるアメリカの市場が立ち直らないと、メーカーに与える影響は深刻なものになります。
「自動車は裾野が広く、就業者数の面からも日本経済を支える産業だ。自動車メーカーの業績が落ち込めば、
部品を供給する企業や周辺産業を含めた国内の雇用に大きな悪影響が及ぶ」
最新の状況では、世界最大の販売台数を誇る中国市場で、ようやく自動車が売れるようになってきたとの話も、一部では聞かれるようになってきました。
できれば、最悪期が過ぎようとしているのだと祈りたいものです。しかし最悪期が過ぎたとしても、人の往来はすぐには回復しそうもありません。前述のように今回の危機でも根本的な解決はなされず、より大きな危機を生むきっかけをつくったに過ぎないのです。


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