- 堺屋太一
162 :フリードマン[sage]:2020/01/04(土) 14:05:48.71 ID:0Y7nSzgT - 市場が広く活用されるようになれば、そこで行われる活動に関しては無理に合意を強いる必要がなくなるので、社会の絆がほころびるおそれは減る。
市場で行われる活動の範囲が拡がるほど、政治の場で決定し合意を形成しなければならない問題は減る。 自分が生産した分の対価を全部は受け取れないような社会では、自分の生産能力とは無関係に取り分を増やそうというスタンスで交換に臨むことになる。 したがって物的・人的資源を最大限に有効活用するためには、少なくとも自発的な交換に依存する社会では、生産に応じて対価を払うことが必要になる。 「各人へは、それぞれが所有する手段を使って生産したものに応じて」---市場経済における所得の分配の根拠 となり得る原則がもしあるとしたら、これになるだろう
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