- おすすめの経済学の本 19冊目
142 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2019/07/21(日) 23:29:30.95 ID:/pHHQqD/ - 《… 主流派経済学は、一応、 「他人が受け取ることが分かっているから、誰もが不換通貨を
受け取るのだ 」という苦し紛れの説明をしています。つまり、 「みんながおカネがおカネだと 思っているから 、みんながおカネをおカネだと思って使っている 」というわけです 。 さて、もし、この主流派経済学の説が正しいとすると、通貨の価値は、 「みんなが通貨とし ての価値があると信じ込んでいる」という極めて頼りない大衆心理によって担保されているとい うことになってしまいます。 しかし 、もし人々がいっせいに通貨の価値を疑い始めてしまったら、通貨はその価値を一瞬に して失ってしまうでしょう。紙幣は、単なる紙切れになります。つまり、ハイパーインフレです。 主流派経済学者が、なぜインフレを極端に恐れているのか 、もうお分かりになったかもしれません。 要するに、主流派経済学者は、それ自体に商品価値がないはずの不換通貨が、なぜ通貨として 流通しているのかについて、本当のところを分かっていないのです。だから、 「もし、人々が 通貨に対する信認を失い、通貨の価値を保証するものがなくなってしまったら、どうしよう 」と 不安で仕方がないというわけです。 「インフレ恐怖症」の原因は、貨幣に関する無知にあったというわけです 。》 (中野剛志『目からウロコが落ちる奇跡の経済教室 【戦略編 】 』より) ただし主流派から自身を裏切る形で生まれたFTPLはMMTと似ている FTPLがよく参照するのは以下、 《ある君主が、かれの税の一定部分は一定の種類の紙幣で支はらわれなければならないと いう、法令をだすとすれば、かれはそうすることによって、この紙幣に一定の価値をあたえうる であろう。》 アダム・スミス『国富論』2:2最終部 http://d.hatena.ne.jp/himaginary/20170109/EconReporter_Cochrane_interview
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