トップページ > 経済学 > 2013年10月15日 > JDGD549B

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名無しさん@お腹いっぱい。
貧困が撲滅しない理由ってさ

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貧困が撲滅しない理由ってさ
72 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/10/15(火) 16:41:45.97 ID:JDGD549B
>>70
共産主義は、大きな目標のために経済成長を「手段」にする、ということはあります。

しかし、資本主義そのものにはそういう目標=理念はないんです。
資本主義は、ただ経済成長して資本蓄積を繰り返すという目標しかないんです。

要するに、共産主義においては、経済成長は貧困をなくすための手段にすぎませんが、
資本主義においては経済成長そのものが自己目的化しているんです。

貧困をなくせるかどうかを資本主義は本質的に問題にしません。

例えば特にマルクス主義系共産主義の場合、
貧困をなくすために資本主義化を進めるという考え方がありました。

かつてマルクス主義は、共産社会は資本主義化の段階を必ず経ていく必要がある
と考えていました。資本主義化がプロレタリアートという階級を新たに生み出していき、
その階級によってなされる革命でなければ、共産革命にならないと主張していたのです。

ゆえに、ロシアや東欧やアジアのような後進地域で起こる革命は共産主義革命にあらず、
という立場をとっていたのです。それをレーニンもトロツキーも承知していました。
中国共産党のかつての実権派(=トウショウヘイら反毛沢東派)も承知していたのです。
だから毛沢東が実権を失ってトウショウヘイに実権が移ると、中国は資本主義化をおしすすめました。
貧困が撲滅しない理由ってさ
73 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/10/15(火) 16:47:47.64 ID:JDGD549B
ですから、ロシアや東欧やアジアや中南米地域やアフリカなどで起こった革命は、
マルクス主義の教条主義的立場からすれば、「マルクス主義に反する革命」だったがゆえに、
例えばレーニンもトロツキーもロシア革命を「ブルジョア革命」であってプロレタリア革命、
すなわち共産主義革命ではないと考えていた次第です。

つまり、そういう歴史段階にある社会で共産社会を実現しようとするのは空想的社会主義の
考え方でしかなく、マルクス主義的な意味での共産社会は実現できないというのが、
本来の教条主義にもとづくマルクス主義の経済史観なのです。


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