- TPPに対する経済学者の反応
792 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2013/09/14(土) 00:02:11.75 ID:5DIggMfN - >>790
やっと本題に入ったな 考えをまとめるのにちょっと時間を食った GDPが伸びているのは金融が活発なだけで 実際の物流はほとんど増えていない では 金融が活発になれば本当に実際の経済全体が活発になるかといえば疑問が有る なぜなら 物が無い時代ならば投資が活発になり工場ができれば 雇用も増え賃金も 上がるだろう しかし今は有る程度物が満たされた時代で 工場を作れば売れる確立が 高いわけではない 沢山作れば良いというわけでもない 金融が活発になっても せいぜい古くなった設備を更新する機会を与えるぐらいの効果 しかないのではないだろうか? GDPが伸びれば豊かになると言う発想自体が時代遅れだと思う 法人税もタックスヘイブンなどの問題もあって 多少下げたところで何の効果も無いと思う 製造業の派遣禁止解禁なども 以前にも言ったように現場力の低下にしかならないのでやめ たほうがいいだろう 雇用の流動化を無理に進めると結局日本の製造業の競争力はなくなるだろう 環境規制の強化と電力については特に意見は無い お前の言うとおりだ 米国の労働賃金は下がり 新興国の賃金が上がって製造業が戻るというのはそういう流れもあるでしょう 問題はそこではないと思います 自由貿易協定が問題だ 自由の定義の主体がなにか? 日本の金融は自由化されているとお前は言った 普通に考えればその通りだ だが更なる自由化をTPPでは求めてきている どうしてだと思う? TPPで言う自由化とは投資家の自由のことをさす 投資家は会社を自由に動かす権利が有るという考え方だ 日本の企業は護送船団方式の銀行から資金を調達していたので アメリカの投資家は入り込む余地があまりなかった つまり 日本企業の儲けは日本のものだった アメリカが要求しているのは日本企業の儲けがアメリカにも 入るようにするための自由化を求めてきている これはTPP以前からの強い外交圧力だ 当然TPPにも入っているのは簡単に予想できる まあ この辺は状況証拠だけで陰謀論といってしまえば それまでだけどね お前も頭の片隅にでも入れて気が向いた時にでも考えてほしい 長くなるからいったん切る
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- TPPに対する経済学者の反応
793 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2013/09/14(土) 00:19:26.97 ID:5DIggMfN - >>792 続き
あと 株主利権の強化もTPPには入っているようなのでそれについても言いたいことが有る 株主利権の強化こそが諸悪の根源だと私は考えている 適度な株主利権ならば企業は成長努力をして良い効果があるが 過度な株主利権は企業に 過剰な人件費抑制を招いてしまう 今まさにこれが不景気の原因になっている 物が足りている現代では労働賃金の底上げ以外に経済成長などありえないと私は考え ている GDPと言う指標自体が現実的な経済を反映しているとも思えない この辺のお前の意見も聞いてみたい ここで一服 次は農業
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- TPPに対する経済学者の反応
794 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2013/09/14(土) 01:05:45.08 ID:5DIggMfN - >>793 続き
まず 農業がどういう物か? からはいる 江戸時代は年貢を米で払っていた しかし明治時代になってお金で税金を 収めるようになった その結果 豊作で米が余って売れなくても税金や地代 はお金で支払わなくてはいけない 捨て値で売ってもとても払いきれない そこで子供などを売って支払うこともあった これは戦後の経済成長まで 続いた 物納の江戸時代のほうがましだった 何が言いたいかというと 農業は儲からないし豊作でも不作でも補助金が 絶対必要ということだ 農業生産額に対する補助金の割合はアメリカが12% EUで7% 日本7% 関税撤廃して自由競争するのなら補助金を増やさないとアメリカに対して 勝負にならない 既得権益などは別で考えて無くしていって 補助金を増やすか農業を切 り捨てるしかない 農業を切り捨てれば当然失業補償を国がしなくてはならない さらにただでさえ落ち込んでいる地方の地価が加速度的に落ちる あと 農産物は戦略物資なので国は絶対有る程度確保しなくてはならない まあこれは政治的なことなのでここではこれ以上は言わない さらに 将来的には人口の増加により世界的な食料不足になると言う説も有る これも 無視したければ無視していい 以上のことを考えると農業の関税撤廃は問題のほうが多いようなきがする 続く
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- TPPに対する経済学者の反応
795 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2013/09/14(土) 01:23:43.59 ID:5DIggMfN - あと 保険だが 日本の保険はけちだ だがそれには理由が有る
災害が多い日本の保険は準備金を多く用意している 故に運用効率が悪く サービスもぱっとしない だが災害時はそれなりに頼りになるものである 一方アメリカの保険は大数の法則により 事故や病気や死亡の確率を計算 して準備金を最低限で用意しているだけなので運用効率もよく利子なども いい しかし災害時は準備金不足の懸念が有る 金融が不調の時に 災害が起きれば簡単に倒産するだろう 日本が災害時の復興が早いのは 保険加入率の高さと景気に関係なく支払われる 保険が有るからかもしれない しかし アメリカのサービスの良い保険が無条件で入ってくればそちらに入る人 も多くいるだろう これに問題を感じないかね? じゃ 寝る
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