- 公務員の高待遇を守る中野剛志
287 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/08/07(水) 20:13:58.92 ID:7Y7rU7bc - クルーグマン 緊縮のスミス・クライン・カレツキ理論 2013年5月16日
http://d.hatena.ne.jp/okemos/20130517 緊縮政策がどれほど失敗しようともエリートからの多大な支持を集める本当の理由について、 ノア・スミスが最近、面白い意見(邦訳http://econdays.net/?p=8230)を出している。 彼が言うにはエリートは経済的苦難を「改革」を推し進めるチャンスだとみているのだという。 この改革というのはつまるところは彼らが望むようにものごとを変えろ、 それがまあ経済成長の促進という利益に実際に貢献するのかどうかはともかくとしてというもので、 こういった変化を必要とせぬまま危機を緩和するようなどんな政策にも彼らは反対するのだと。 「緊縮論者」は不況対策のマクロ政策が制度を改善しないままに社会が危機を「なんとかやり過ごす」のを可能にしてしまう事を懸念しているのではないかと思う。 言いかえると、景気刺激策の成功が都合のいい危機を無駄にしてしまうことを恐れているのだ。 ... もし彼らが景気刺激策の危険とは失敗ではなく成功の事なのだと考えているのなら、彼らはそうはっきり言うべきだろう。 そうやってようやく、コストとベネフィットについての最適な政策論議をすることが可能になるだろうと僕は思っている。 そして彼が述べるごとく、このポストが書かれた翌日にワシントンポストのSteven Pearlsteinが緊縮政策の為、まさにその主張をおこなっている (タイトルが"The case for austerity isn’t dead yet"(緊縮の根拠はなくなってはいない)。 確かに緊縮政策は景気を悪くするべきだが、それでもやる意味があると主張するコラム。) すこし驚きなのだが、スミスは彼の議論がナオミ・クラインのショック・ドクトリンのそれに非常に近いという事を述べていない。 その本の主張は、エリートがネオリベラル政策を推し進めるために惨事を組織的に利用してきた、 たとえそういった政策が惨事の根本とは本質的には無関係であってもそうだったというものだ。
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