- 経済学の質問に答えるスレpart893
450 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/06/22(土) 08:44:52.87 ID:YNfTeF7N - >>448
>国債の金利を、融資の金利と関連させる理由 だれかが関連させようとしてやってるんではなくて、全部物価の上昇に連動してる だけなんだよ。 たとえば、極端に考えて、物価が毎年10%上がるようになったとする。 その場合、銀行に1億円を預けて、金利がゼロならお金の価値は、毎年1000万円 減っていく。 たとえば、今1億円のマンションを買っておけば、物価が上がって、お金の価値が下がっても 損をしないが、銀行に預けると損をする。 その場合、銀行は10%以上の金利をつけないと、貯金は集まらなくなる。 そして銀行が10%の利子を払うということは、それで預かったお金を、10%以上で運用を しないと儲からない。 つまり、住宅ローンで貸し出すときには、それに1−2%を上乗せしないと、行員の給料も 払えない。 だから、住宅ローンも上がる。 また、利子を10%払ってるのに、金利10%以下の国債を買うと、銀行は赤字になる。 だから、10%以上の国債でないと、だれも買わなくなる。 だから、金利は上がっていく。 もちろん金利は物価だけで決まるわけじゃなくて、10年債なら10年間でどうなるか、っていう 将来の予想で動く。 また世界のマネーは、国債や株、石油などの商品を自由に動き、いちばん儲かるそうなとこに 移動する。 だから、経済が成長して、株や不動産に投資したら、儲かるぞ、っていうときには、国債は 売られて、さらに金利が上がってしまうし、逆に不況になると、株を買っても儲からないから、 みんなが国債に投資をして、金利は下がってしまう。
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