- 経済学としての池田信夫
317 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/06/18(火) 22:51:38.09 ID:XnWJ3WgM - 良書悪書
「今回は違う」症候群 - 『国家は破綻する』 国家は破綻するーー金融危機の800年 著者:カーメン・ラインハート&ケネス・ロゴフ 販売元:Amazon.co.jp ★★★★☆ 本書は、金融危機や財政危機についてのデータベースとしては決定版といえよう。 巻末には世界各国の長期にわたる膨大なデータがついており、専門家には便利だと思うが、一般読者には読みにくい。 要約版がハーバード大学のウェブサイトにある。 http://agora-web.jp/archives/1260079.html 『「国家は破綻する」著者ロゴフ氏らの公的債務研究に誤りの可能性=米研究者ら http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK837172720130417 米マサチューセッツ大学アマースト校の研究者らは16日、 ハーバード大学の経済学者であるカーメン・ラインハート氏とケネス・ロゴフ氏が2010年に初めて発表した公的債務に関する研究について、 集計表におけるコーディングの誤りなどがあった可能性があるとの研究結果を発表した。 共著「国家は破綻する─金融危機の800年」(原題はThis Time Is Different)で知られるラインハート氏とロゴフ氏は、 国家債務の対国内総生産(GDP)比率が少なくとも90%に達すれば、GDP伸び率が減速し始めるとの研究を発表。 この研究は、公的債務へ取り組みを正当化するため、米国や欧州連合(EU)などの当局者がしばしば言及している。 マサチューセッツ大学アマースト校の研究者トーマス・ハーンドン、マイケル・アッシュ、ロバート・ポリンの3氏は論文の中で、 公的債務が対GDP比で90%を超えている国家の平均実質成長率は 「実際には2.2%であり、ラインハート氏とロゴフ氏が論じているようにマイナス0.1%ではない」と指摘。 「コーディングの誤り、入手可能なデータの選択的排除、統計の総括へのウェート付けの方法に起因して、 戦後の先進20カ国の公的債務とGDP成長率の関係を不正確に示すという深刻な間違いにつながっている」と論じている。
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