- 経済学としての池田信夫
310 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2013/06/10(月) 15:57:34.34 ID:2WvqUMzO - >309の続き
この式を変化率にすると、 (変化率に変形する方法もマンキューマクロ経済学に記載されています。) m + v = p + y m:貨幣量の変化率 v:流通速度の変化率 p:物価水準の変化率(インフレ率) y:生産量の変化率(実質GDP成長率) です。(GDPデフレーターとCPIの測定方法は違いますが、 物価を測っているので、ここでは同じと考えてくだい。) つまり、 p = m + v − y です。そして、流通速度を一定と仮定すると、 p ≒ m - y です。なので、M2と実質GDP(物の量)の変化率とインフレ率には、 相関があります。 (貨幣の増加率より、物の増加率が多ければ、インフレ率はマイナスなります。) そして、 p + y ≒ m です、左辺は名目GDP成長率です。なので、名目GDP成長率とM2にも、 相関があります。 そして、 M2 = 貨幣乗数 × マネタリーベース です。 上記で考えると、貨幣乗数と流通速度が一定なら、 マネタリーベース、物価、実質GDPの変化率には、 相関があります。 さらに、上記の仮定で、実質GDP成長率を無視してよいほど、 インフレ率が高まれば、マネタリーベースと物価の変化率の相関関係は高まります。 ということは、インフレ率が高い、1970年代は、 インフレ率とM2(マネタリーベース)の変化率の相関は 高くなるということです。 以上が、マンキュー マクロ経済学の内容で、わかりそうな内容です。 なので、リフレ派やマンキュー マクロ経済学の愛好家は、 池田先生の主張を理解できません。 そして、 池田先生などのデフレ派は、「(仮定が)違う」とか言い出して、 難解な説明を始めるのです。
|