- 何故経済学は低学歴に馬鹿にされるのか
158 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/01/22(火) 16:10:26.40 ID:TkRa4XYd - 『なぜ経済学は低学歴に馬鹿にされるか』
これは、経済学で経済の危機が当たらないってのがあるな。 たとえば、ノーベル経済学者2人が、世界のありとあらゆる統計を分析して、 政治まで、すべて変数に入れて、デフォルトの確率が100万年に3回しか おこらないと断言した、ロシア国債がかつてデフォルトした。 またリーマン・ショックという、終わってみれば、だれでも世界的な危機を予測 できなかったらおかしいだろっていう危機すら経済学者は当てることができなかった。 危機を予測して、それで儲かるポジションをとることができたおは、結局、 ゴールドマンサックスと、ごく一部のヘッジファンドだけだった。 今の時代の世界の経済や金融は、それらがマーケットで全部つながっていて、 どっかが動くと、他も動くっていう形で回っている。 たとえば、アメリカがQE2でドルを大量発行するぞ、ってなると、ドルを売り、EUROを 買うけどEUROも欧州危機だから、金や原油をかいまくり、日本円や日本国債も買い、 ドルの価値の低下をカバーするために複雑な売買をやる。 これが数秒でおこってしまう。 当然、世界中のありとあらゆる指標をチェックし、統計を見て、政治も分析してる ヘッジファンドですら、勝てるとこと勝てないとこが出る。 経済学者は、現実のマーケットの分析家ではないので、マーケット参加者より、 当てることができない。 でも、仮に日本国債の需給が将来悪化して世界的な大事件になるにしても、 それを引き起こすのは、世界中のマーケット参加者になるわけで、とうぜん、経済学者は 当てることができない。 しかもマーケットは、分析と逆に動くことがある。 たとえば、100人中100人がアメリカ株が上がると予想したら、市場の全員がアメリカ株の ロングポジション(買い)を持ってしまう。 そうすると、もう新たに買う人がいなくなって、逆に株は下がってしまう。 また、LTCMの破綻のように、超巨大なヘッジファンドが、超大規模な投資をして苦しんでる ときに、他のファンドがそこを攻撃すると、市場を動かして、そこを破綻させてみんなが儲けて しまうことすらできてしまう。 でも経済学者はそういうマーケットのせめぎあいで、市場自体が大きく変わってしまうことを 理解できない。だから、経済の動きを、予想することができなくなってきている。 世界のマーケットが繋がりすぎていて、そこを100兆円〜1000兆円単位のお金が(OTC デリバティブ市場は、兆円単位じゃなくて京円単位の規模がある)自由に動くから、予想外の ことが、いつでもおこってしまう可能性すらある。
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