- 経済学の質問に答えるスレpart893
37 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/01/11(金) 16:52:46.86 ID:w7XDrefM - >>35
インフレリスクが高まること(=インフレ率が上昇すること)が理由。 中国はドルペッグの固定為替相場制を採用している。 中国の固定為替相場制をざっくり説明すると、ドルと人民元の交換レートを一定の為替レートに維持すること。 これは、ドルと人民元の流通量の割合を一定にしないと成り立たない。 FRBがQE1〜3と量的緩和政策を実行したけど、人民銀行が量的緩和を実行しないとなれば、今までの ドルと人民元の流通量のバランスが崩れて、ドル安人民元高になってしまう(ドルと人民元での貨幣数量理論)。 これではドルに対して人民元高になってしまい固定相場を維持できないので、人民銀行も量的緩和で人民元を発行する。 人民元の量的緩和によって、為替市場では一定の為替レートに収めることが出来るため、固定相場を維持できる。 一方で国内市場に目を向けると、緩和前の人民元と財市場のバランスが崩れ、 人民元安財高になる(人民元と財の貨幣数量理論)。すなわち、インフレになる。 共産党はインフレ率を低く抑えて国民の不満を抑えたい(だいたい3%くらいといわれる)けど、 固定相場維持のための量的緩和の影響で食料価格のインフレ率が10パーセントを超えるようになった。 https://www.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_foreign&cat1=foreign&cat2=none&dir=info&file=foreign_report_cn_120210.html ゆえに、固定相場を維持したいけどインフレは悪化させたくないという共産党の“ご都合主義”は成り立たなくなった。 よって、中国の固定相場の維持は国内でのインフレが悪化するためにそろそろ限界だろうと考えられている。 わかりにくい文章でスマソ
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