トップページ > 経済学 > 2013年01月06日 > fjJpf8dq

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名無しさん@お腹いっぱい。
経研院生の雑談部屋★5

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経研院生の雑談部屋★5
942 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/01/06(日) 06:27:17.24 ID:fjJpf8dq
学問的真理か飯の種か

ケインズをIS-LM図式にしたヒックスは、
経済学者の「飯の種」を半世紀分ぐらい提供したという点では偉大ですが、
本人もあとから「あれはケインズ解釈としては間違っていた」といっています。
前に紹介したとおり、ケインズもIS-LM的な解釈を全面的に否定しています。
しかし『一般理論』を100%理解できる人は、経済学者でもほとんどいないでしょう。
それは今読むと、不確実性のもとでの人間行動についての洞察を含んでいますが、
深い洞察であればあるほど、お手軽な数学モデルにはならない。
しかし日本人の論文は、英語と数学で書かないと読んでもらえないし、
一流大学の業績にもならない。
こういうジレンマは経済学に特有のもので、
自然科学の人に話すと変な顔をされます。
どんなに数学的に洗練されていても、実験データに合わない理論が学会誌に載ることはない。
数学者にBlack-Scholesの説明をすると、
まず「伊藤の定理を使うなら、オプション価格が幾何ブラウン運動をしているというデータはあるのか」
と聞かれ、「ない」と答えると、「それじゃ無意味じゃないか」といわれ、
それがノーベル賞をとったと聞くと、怒り出すそうです。
こういう反証されまくりの理論が学問として存在し、
大学で教えられているという事実が、ポパーの反証主義に対する反証ですね。
むしろこういう疑似科学が、いったい何を基準にして
学会誌に掲載しているのかについての行動経済学による分析が必要かもしれない。
経研院生の雑談部屋★5
951 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/01/06(日) 21:19:17.81 ID:fjJpf8dq
研究者は数学に取り憑かれやすい

航空、電気、生体物理を研究後引退し、
新しい事を始めようと経済理論の本を読んで笑ってしまったのですが、
殆どが制御理論で開発された非線形システム解析手法の焼き直しでした。
確かに数式や定理は大変印象的で、何かすばらしい理論をやっている印象を素人に与えますが、
実際の経済にはまるで関係の無い数式を無理矢理経済に関係のある事に使ってみようとしただけです。

非線形制御理論はそもそも非常に非線形な運動方程式を持つ航空機やロケット操縦の為に編み出された数学ですから、
出発点は物理的な微分、偏微分、積分方程式です。
だから経済システムとは全く無関係なものを一部の経済学者はむりやり取り入れようとしたわけです。
つまり、良く切れる道具があるから何でも切って見よう、という態度で、
紙を切るハサミで鋼鉄を切ろうとするようなものです。

こういった学者は経済に限らず他の分野でも沢山居ります。
数式が対象とする現象を忠実に描写しているかどうかを先ず確かめもせず、
解き方が解っている数式があるから、それを無理矢理に自分の研究対象にあてはめようとするのです。
その挙げ句、解が得られたと有頂天になっていろいろな解釈を試みる訳です。
問題は、そういう全く意味のない研究をする学者が政治力を使って何も知らない素人を騙し、嘘の学問を広める所にあります。

元の数式が対象となる現象と無関係ならば、出てくる結論はどんなに立派に見えても全て嘘です。
現在の理論経済学とはそういうものだという事を知ってください。


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