- 経研院生の雑談部屋★5
951 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/01/06(日) 21:19:17.81 ID:fjJpf8dq - 研究者は数学に取り憑かれやすい
航空、電気、生体物理を研究後引退し、 新しい事を始めようと経済理論の本を読んで笑ってしまったのですが、 殆どが制御理論で開発された非線形システム解析手法の焼き直しでした。 確かに数式や定理は大変印象的で、何かすばらしい理論をやっている印象を素人に与えますが、 実際の経済にはまるで関係の無い数式を無理矢理経済に関係のある事に使ってみようとしただけです。 非線形制御理論はそもそも非常に非線形な運動方程式を持つ航空機やロケット操縦の為に編み出された数学ですから、 出発点は物理的な微分、偏微分、積分方程式です。 だから経済システムとは全く無関係なものを一部の経済学者はむりやり取り入れようとしたわけです。 つまり、良く切れる道具があるから何でも切って見よう、という態度で、 紙を切るハサミで鋼鉄を切ろうとするようなものです。 こういった学者は経済に限らず他の分野でも沢山居ります。 数式が対象とする現象を忠実に描写しているかどうかを先ず確かめもせず、 解き方が解っている数式があるから、それを無理矢理に自分の研究対象にあてはめようとするのです。 その挙げ句、解が得られたと有頂天になっていろいろな解釈を試みる訳です。 問題は、そういう全く意味のない研究をする学者が政治力を使って何も知らない素人を騙し、嘘の学問を広める所にあります。 元の数式が対象となる現象と無関係ならば、出てくる結論はどんなに立派に見えても全て嘘です。 現在の理論経済学とはそういうものだという事を知ってください。
|