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名無しさん@お腹いっぱい。
経済学としての池田信夫

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経済学としての池田信夫
175 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/01/01(火) 03:55:47.81 ID:xTzZetZj
池田信夫 : 「焼け跡リセット」の功罪 - BLOGOS(ブロゴス): 2012年12月30日
http://blogos.com/article/53220/?axis=b:80

『もしフリ』でもシミュレーションしたように、ハイパーインフレの最大の弊害は財政破綻よりも金融破綻である。
金利が数十%になると「国債バブル」が崩壊してほとんどの邦銀が破綻し、取り付けが起こるだろう。
金融資産が蒸発して1000万円以上の預金はカットされ、今のヨーロッパよりもはるかに苛酷な金融危機が起こるだろう。

インフレが数%ですむなら、「インフレ税」で世代間の不公平を是正するというノアの議論も成り立つが、
70年代のように数十%になると経済が破壊される。
それによって経済を「再起動」させるという効果も疑問だ。
70年代には日本経済の潜在成長率が高かったのでダメージを乗り超えることができたが、
高齢化した日本にその体力があるだろうか。
経済学としての池田信夫
176 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/01/01(火) 04:00:30.86 ID:xTzZetZj
池田信夫 : よみがえる政治的景気循環- BLOGOS(ブロゴス): 2012年12月31日
http://blogos.com/article/53263/?axis=b:80

日本の今の状況も、政治的景気循環の一種だろう。「デフレ脱却」を約束しておいて何もできないと、
来年の参院選で負けて安倍内閣は退陣を迫られるので、それまでに景気をよくしたい。
そのためには多少のインフレも辞さないで、財政・金融政策を大盤振る舞いすればいい。
Nordhausも指摘するように、こういうとき金利を下げるじゃまになるので、政治家は中央銀行の独立性をきらう。

ところが皮肉なことに、今の日本では金利がこれ以上は下がらないので、
日銀がお金を配っても何も起こらない。だから財政政策しかないが、
それでも麻生内閣の末期のように何も起こらないだろう。
確実に起こるのは、財政赤字の蓄積である。
これは単に景気循環を増幅するだけではなく、
国債バブルが崩壊したときのダメージを破滅的なものにする。

国民がこれから自衛するには、資産を外貨建てにするしかない。
それも邦銀は国債リスクを抱えているので、外銀がいい。
マイルドなインフレになってもハイパーインフレになっても、
米ドルなら安心である。最大の為替リスクを抱えているのは、円なのだ。
経済学としての池田信夫
177 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/01/01(火) 04:25:26.54 ID:xTzZetZj
池田信夫 :安倍=麻生バラマキ政権は「日本売り」のチャンス - BLOGOS(ブロゴス): 2012年12月26日
http://blogos.com/article/53012/?axis=b:80

しかしファンダメンタルズでみると、為替レートの決定要因は金利差とインフレ率の差だ。
FRBが2015年ごろまでゼロ金利を続けると表明したため、
アメリカの実質金利は(インフレ率2%を引くと)日本より低いので、
この状態でドルが大きく上がることは考えにくい。
むしろ当面は「財政の崖」など、ドル安要因のほうが多い。

そんな中で急ピッチで円が下がっているのは、多分に政治的な要因だろう。
これに関連して長期金利がじりじりと上がり始めたのも気になる。
安倍氏が今後も日銀を脅して緩和を続け、そこに麻生財務相のバラマキ公共事業が重なると、
長期金利が上昇するおそれも強い。
つまり需給要因からは急激な円安は考えにくいが、政治的要因を考えると、
悪い金利上昇と財政インフレが起きても不思議ではないのだ。

すでに日本の財政はソフトランディングできる時期は過ぎたが、
財政・金融で金をばらまく安倍=麻生政権は、
その死期を早めるおそれが強い。まだあわてる必要はないが、
10年単位で運用する個人投資家は徐々に外貨建てに資産を移したほうがいいだろう。
「日本売り」は、中長期には確実な資産運用だと思う。
経済学としての池田信夫
178 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/01/01(火) 04:31:48.67 ID:xTzZetZj
池田信夫 :2%のインフレ目標は可能か - BLOGOS(ブロゴス): 2012年12月26日
http://blogos.com/article/52704/?axis=b:80

逆にアメリカのように国際的な水準より収益率が高いとインフレになる。つまり日米のインフレ率の差は資本収益率の差なのだ。
したがって日本経済の潜在成長率(資本収益率)を高めない限り、
デフレからは脱却できない。
「日銀が輪転機をぐるぐる回せばインフレになる」などと思っている金融のプロは世界にはいない。

国際金融市場では1日に10兆ドル以上の資金が動くので、
日銀の一国ケインズ主義はもはや機能しない。インフレが起こるのは、
市場が「日銀は財政ファイナンスを始めた」と見て日本から資金を逃避するときだ。
少なくとも私は、安倍政権で円と国債が暴落するリスクを見込んで資産を外貨預金に移している。
経済学としての池田信夫
179 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/01/01(火) 04:49:34.66 ID:xTzZetZj
池田信夫 :通貨発行益は打ち出の小槌か - BLOGOS(ブロゴス): 2012年12月07日
http://blogos.com/article/51891/?axis=b:80

もちろん、そんな打ち出の小槌はない。200兆円の紙幣を発行すると、
インフレが起こって民間で利用可能な資源が減る。
つまり通貨発行益は、民間に対するインフレ課税なのだ。
このような財政インフレは、安倍氏もいうように通貨の信認を毀損するので、
マイルドなインフレになるとは限らない。

これはマクロ経済学の教科書にも書いてある常識だ。恐いのは、
こんな学部程度の知識もなしに、山本氏のようなアマチュアと浜田宏一氏の40年前のケインズ理論を信じて
「大胆な金融緩和」が自民党総裁から出て来たことだ。
自民党は何もしなくても楽勝なのだから、執行部が「主君押込」して安倍氏を黙らせないと、
そのうち大失言で自滅しそうな気がする。
経済学としての池田信夫
180 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/01/01(火) 04:55:15.16 ID:xTzZetZj
池田信夫 :麻生財務相のねらう資産インフレ - BLOGOS(ブロゴス): 2012年12月28日
http://blogos.com/article/53097/?axis=b:80

しかしこうした非伝統的金融政策の効果は小さい。供給された資金が企業に吸収されてしまうからだ。
それより政府が公共事業で直接マネーをばらまくほうが効果的だ――という結論に、
新政権もそのうちなるだろう。2%のインフレ目標を達成することだけが目的なら、
自民党が公約している「国土強靱化」で200兆円の国債を発行するのが手っ取り早い。
これによって地価も株価も上がるだろう。

問題はこれ以上、財政赤字を増やして財政がもつのかということだ。
それは誰にもわからないが、おそらくあと1年ぐらいはもつだろう。
その間に公共事業を発注して土建業者に金をばらまき、
それによって金利が上昇するのを防ぐために日銀にファイナンスさせる麻生氏の戦術は、
自民党の選挙対策としてはよくできている。

気の毒なのは、財政出動に反対している浜田宏一氏などのリフレ派だ。
麻生氏はリフレ派ではなく、藤井聡氏を内閣官房参与に起用した原始ケインジアンであり、
金融政策なんか信じていないのだ。
浜田氏は、その学問的な名声を自民党の集票戦術に利用されているだけである。
経済学としての池田信夫
181 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2013/01/01(火) 04:59:42.37 ID:xTzZetZj
池田信夫 :日銀の責任と内閣の責任 - BLOGOS(ブロゴス): 2012年12月29日
http://blogos.com/article/53188/?axis=b:80

麻生財務相はインフレ目標にはまったく関心を示さず、「金融政策だけではデフレ脱却はできない」という。
これは正しいが、「小泉内閣の時、竹中平蔵経済財政担当相の下でヘリコプターマネーとか金だけ印刷すればいいと言う人がいっぱいいたが、
世の中に実需がなければ日銀の外にお金が出ていかない」というのは間違いだ。
ヘリコプターマネーとは、日銀が社債や株式などのリスク資産を買って企業に直接マネーをばらまく非伝統的金融政策のことで、
銀行の外にお金が出て行く。
これは麻生氏の好きな「財政出動」である。この区別は重なので、白川氏も念を押している。

安倍首相の素人っぽいリフレ論に比べると、麻生氏の話はよくも悪くも伝統的な自民党のバラマキ政策で、
その結果も予想できる。
財政赤字が増えることは確実だが、経済効果はほとんどない。
民間投資が停滞しているので、財政支出の乗数効果が1以下だからだ。
麻生氏もそれは知っているが、民主党政権の3年間で干上がった土建業者に水をやって参院選で働いてもらうことが目的だろう。


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