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38 :shin[shintakahashi@hb.tp1.jp]:2011/06/15(水) 18:23:54.81 ID:dVSo3eM9
>>37 0、
ウォール街というアメリカの映画で、
怒ったお金持ちが、相手の会社を金の力で倒産に追い込むような会話があるのですが、
どういった方法が、経済には、あるのでしょうか?

0、「ウォール街」という映画は見たことがないのでよく解かりませんが、会社関係ですと、
例えばトヨタ自動車が、部品を収めている会社に取引を打ち切って別な会社から部品を調達するといった方法でも、十分倒産に追い込めると思います。


1、
バブルの崩壊ですが、元々、株で儲けていた人達が、現金を儲けるために
これ以上株価が上がらないだろうというところで一気に売りに転じた結果、
株価の減少に歯止めが掛からなくなったからという流言飛語説は、考えられますか?
儲からない損をするという、思い込みの連鎖が市民に広まったのでは?

1、 実際にアメリカで1987年に、起きたこととして、売り注文が一定以上になったときコンピューターが自動的に売りを出し、
連鎖的に売りが入り株価がクラッシュしたことがあります。この事件は「1987年のクラッシュ」として有名だったと思います。こ
の事件の場合はコンピューター任せにしておいたことが、売りの連鎖を生んだということで、これ以降、売り注文をコンピューター任
せにはしなくなったと思いますが、株がこれ以上上がらないという流言飛語で売りに転じるということはあまりないと思います。ドル
などの為替相場ですと貿易収支が発表される日などは売りが殺到することもありますが、株式の場合、ふつうは買いの時にこそ、噂が
噂を呼んで「バンドワゴン(何かいいことがあるに違いないから付いて行こう)」と呼ばれる現象(いわゆるバブル)が発生すること
になります。すると本当に株価は上がりだし、もっと上がるという噂が出ます。NTT株の時は一株1000万円になるという噂まで
出ました。すると、借金してまで投資をする人が出てきますので、思惑に外れて株価は下がって行きます。


西洋経済史のスレッド
39 :shin[shintakahashi@hb.tp1.jp]:2011/06/15(水) 18:28:52.19 ID:dVSo3eM9
>>37 地価の下落に関して過程が理解できたのですが、市民に価値があると思い込ませ、投資をさせて、影で儲けていた人がいたように思いました。どんな人が上がりますか?
土地の価値が適正値に戻っていくという感覚もあるのですが、企業への投資により株価が上がらないと効果が無い様に思いました。企業への投資については、消費の面から、
これ以上の効果は出生の低下から無いと思えます。

3、どんな人といって、それは、まあ、1989年から1995年くらいまでの新聞の縮小版でも見れば載っていると思いますが、地価というものは本来的には、
その土地から上がるであろう利益に対する評価ですから、例えば、今は田んぼでしかない土地であっても、10年後に鉄道が通り、駅ができるということであれば、
10年後は駅前ということになり、この土地の評価額は急速に上がることになります。同様に田舎の辺鄙な駅前の土地でも、大きな駅ビルができると、急速に地価
は上昇します。地価バブルとは地価のこうした性質から発生したものでした。「市民に価値があると思い込ませ」というのはつまり駅前などを活性化させると称し
て大きな駅ビルを建てることです。これは1990年代に全国の地方都市で行われました。駅ビルができれば、当然商店街も必要となりますから、駅ビル周辺の土
地に投資させることは儲けになります。バブルの時代は政治主導で地方の開発を行い、開発計画に沿って値上がりしそうな土地を押さえ、官僚に予算を組ませて、
民間企業に建設工事を行わせるという、いわゆる、政官民の三角関係が出来上がりました。バブルがはじけてからは政治改革(橋本内閣における六大改革、小泉内
閣における骨太の方針)が行われ、こうした関係のもとでの開発は行われなくなりました。「土地の価値が適正に戻っていくという感覚」はこうしたところから生
まれているのでしょう。株式におけるバブルと地価におけるバブルとは発生が異なりますので、デフレスパイラル(地価と株価が同時に下がって行く)とはいって
も、両者は区別して考える必要があるでしょう。日本の現在の株価は日経平均で10000円くらいですね。バブルの頃は3万8000円くらいにまでなりました
ので、大分低いようにも感じられます。単純に株価は高いほうがいいといえばそうなんでしょうが、日本企業は特に製造業において、1995年ごろに工場をアジ
アに移したりして、アジアとの価格競争を強いられています。金融ビッグバンにおいて日本の銀行業や証券会社は、かなりのダメージを受けました。2001年の
同時多発テロ事件以降、株式相場は8000円台まで落ち、それ以降、先行き不安という懸念が付き纏っています。「企業への投資により株価が上がらないと効果
がない」というご指摘ですが、株式相場は先ほども申し上げましたように、企業の社会的評価という側面が強いので、本来的には、企業に投資をして株価を上げる
というのは本末転倒になります。中国をはじめとしたアジア諸国に日本の企業が自由競争で勝つようにならないと、株価は上がらないでしょう。企業への投資は出
生の低下から効果がないということですが、出生率が低下してこの先の日本の人口は減少して行きます。そうしますと、消費は確かに増えないことになります。し
かし、アジア地域の経済が発展してきているのでアジア地域の消費の増加に対して輸出を増やすことで、企業の売り上げは衰えないようにもできると思います。現
在の世界経済は共産主義圏の崩壊以降、資本主義が主流となりましたし、旧共産圏も資本主義を導入していますので、日本のように永らく資本主義を行ってきた国
にとってはそれほど辛い環境ではないと思います。日本の大手建設会社は、アジアや中東で、世界最大規模のビルディングの建設を行っていますし、中国の富裕層
は、GMだけでなく、トヨタやホンダの車を欲しがります。日本の人口が減少して行くからといって、日本の企業が衰退して行くわけではないと思います。むしろ
アジアや中東地域の人々は日本の企業を必要としているのです。

西洋経済史のスレッド
40 :shin[shintakahashi@hb.tp1.jp]:2011/06/15(水) 18:32:47.66 ID:dVSo3eM9
>>37 4、
バブルの崩壊に関して、誰かが企業の投資から一気に手を引いたから、という感覚もします。

4、バブルの崩壊に関しては、1929年のウォール街の株価の暴落が今だに謎を残しているようにさまざまな憶測が出るでしょう。
日経平均というのは、一つの会社の株ではなく、日本の一部上場企業、約1700社のうちの225銘柄を扱っていますので、中にはそうした企業もあったのかもしれません。

5、
世界のソフトウェアの開発が始まった頃にバブルが崩壊するという矛盾を抱えています。
ITが盛んに成り出したのは、バブルが崩壊して、5年後、くらいだったような覚えですが、世界のソフトウェアの開発が始まった時期は、
ちょうどバブルが崩壊した頃だったと思われるのですが、そこへの投資は、少なかったということでしょうか?まさか、世界のソフトウェ
ア開発を始めたのは、テロリストのような危険人物だったからアメリカの投資家が嫌がったとか?

5、世界のソフトウェアの開発が始まったのは、マイクロソフトなどの新興企業がアメリカのシリコンバレーと呼ばれる地域で、それは、
確かにバブルの崩壊5年後くらいでしたね。しかし、マイクロソフトが企業として、花開いたのは、ウィンドウズ93を開発した頃でした。
マイクロソフト社はバブルを被らなかったというよりは、バブルの頃はまだ企業として成立していなかったと思います。その後、ウィンド
ウズ95から世界的な企業に発展し、ウィンドウズ98が出た時にはデジタル革命とまで呼ばれました。そこへの投資は、95年ごろから
一気に増え始め、ビルゲイツ会長は世界一の富豪となったと思います。アップル、インテル、マイクロソフト、モトローラといったIT企
業はこの頃から、NASDQという新興企業向けの株式相場で幅を利かせるようになりました。IT産業への投資はNASDQに行われて
いますが、マイクロソフト社は独占禁止法違反で訴えられたこともありますが、テロリストとは一切無縁の方だと思います。

西洋経済史のスレッド
42 :shin[shintakahashi@hb.tp1.jp]:2011/06/15(水) 22:54:01.46 ID:dVSo3eM9
>>41 0、
ウォール街の株価の暴落の時期、前後20年くらいに何か、
科学的な発展による経済への介入はあったでしょうか?
例えばIT化に対応するような、何か当時の流れです。

0、「ウォール街の株価の暴落の時期」 というのは1929年のことでしょうか。ウォール街で株価が暴落する前というのは、第一次世界大戦が終わって、
アメリカでは多額の賠償金をドイツから取れると信じられていたようでした。それで賠償金を目当てに投資熱が沸騰したのですが、これが債務棒引きという
ことになってしまい入るべきものが入らなくなってしまったのです。株価の暴落の主な原因はこれだと思います。科学的な発展というのが当時あったかどう
かはよく知りませんが、当時はロシア革命が起こって、共産主義が世界に広まるかどうかということが関心事だったと思います。株価が暴落してしまうと、
フランクリン・ルーズベルト大統領によりニューディール政策が行われました。これは共産主義経済ではなく、公共投資を行って経済を回復させるという、
資本主義の典型的なやり方(ケインズ政策)でした。世界大恐慌は、ヨーロッパ経済をブロック化させたり、ドイツをさらに帝国主義化させたり、共産主
義革命を世界的に広めたりといった影響をもたらしました。

西洋経済史のスレッド
43 :shin[shintakahashi@hb.tp1.jp]:2011/06/15(水) 22:56:56.39 ID:dVSo3eM9
>>41 1、
IT化ですと
STAR FOXという任天堂のTVゲームにも使用されたポリゴンを動作させる
チップが全てのソフトウェアの基礎となっているようですが、
詳しいことが全く分かりません。
世界経済の一つの基礎を考える上でも必要な要素だと思っていますが、どうなっているのでしょうか?

1、「STAR FOXという任天堂のTVゲームにも使用されたポリゴンを動作させるチップ」については私もよく知りませんが、
半導体というのは、アメリカのインテル、モトローラによって、開発、発展された技術で、日本でも開発が進み、「産業のコメ」と
まで呼ばれるほど大事な工業製品でした。1985年にはアメリカとの間で日米半導体交渉という経済交渉も行われました。これは
半導体があまりに重要な工業製品であるため、日本とアメリカとの間で、貿易について取り決めを行ったのです。「任天堂」のゲー
ム機に用いられている半導体は世界最高水準で、湾岸戦争の時は、「ニンテンドウ・ウォー」と呼ばれたほどでした。爆撃機のミサ
イルの標準を合わせるのに、日本性のIT技術をアメリカが採用していたためです。アメリカでは1950年代に「スプートニクシ
ョック」といって、人工衛星の技術で、共産圏に遅れを取った苦い経験があり、最先端での科学技術に関しては、決して遅れを取る
ことのないよう細心の注意を払っています。それだけに半導体の開発競争は、大切なこととされています。石原慎太郎都知事は「N
Oといえる日本」の中で、日本の半導体技術がアメリカの軍事をも左右するということを述べていますが、この指摘は奇しくも湾岸
戦争の時に的中してしまったわけです。そうしたわけで、半導体は世界経済だけでなく軍事的にも大切な工業製品となっています。


西洋経済史のスレッド
44 :shin[shintakahashi@hb.tp1.jp]:2011/06/15(水) 22:59:27.00 ID:dVSo3eM9
>>41 2、
世界経済の及ぼす発展途上国への影響が大きいと思いますが、
食糧事情などは、どうなっているでしょうか?
1日で、どれだけの命が消えているかを考えると、経済不況は911より酷い行為です。

2、経済がグローバル化してくるにつれ、発展途上国でも世界経済に組み込まれるようになってきました。第二次世界大戦が終結したばかりの頃は、
世界は、アメリカの主導する資本主義圏とソビエト連邦の主導する共産主義圏、そして、どちらの陣営にも属さない第三世界という構図が出来上が
りました。それが、米ソが冷戦対立を続けていくうちに、ヨーロッパ諸国はヨーロッパ共同体として集結して行き、第三世界の国々は、植民地主義
から独立して行きました。共産圏が崩壊して、ロシアが資本主義を導入すると、世界経済は資本主義という点でグローバル化していきました。戦後、
米ソのどちらの陣営にも属さない主義であった第三世界の国々も世界経済に組み込まれるようになりました。1960年代にアフリカでは、人工的
な国境線が引かれ、独立を果たしましたが、伝統的な部族社会を率いていた人々は、国境線に阻まれて「難民」と呼ばれるようになりました。「難
民」問題や食糧事情問題はここから発生しています。WFP(世界食糧計画)やWHO(世界保健機構)はこうした人々の救済に当たっていますが、
不況が起きるとこうした機関の予算が減って、人々の間で飢饉が広まり、多くの人々が亡くなっていきます。不況は行為というより経済政策がうま
く機能しなかった結果として起きてしまうので、経済政策立案者は常に細心の注意を払って経済の動向を見極めています。

西洋経済史のスレッド
45 :shin[shintakahashi@hb.tp1.jp]:2011/06/15(水) 23:01:34.95 ID:dVSo3eM9
>>41 その他、
現在、三菱から植物工場が登場しています。
一台5000万円もしますが、全世界の食糧事情を変えられそうです。
これを新ビジネスとして見てくれる社会になると、いいなと思っています。
食糧事情が改善されれば、数年後には、観光ビジネスが起こり、IT化も始まるはずです。
土地が広く雨の少ない国ならソーラー発電によりエネルギー供給国になれるかもしれないと思います。

その他、世界の食糧事情が気になるようですね。私はあまりそうしたことに関心がないので、三菱の開発した植物工場のことも知りませんでした。
世界の食糧事情も大事ですが、今回の東日本大震災では、日本の農業が放射能を被って、日本の食糧事情が危機に見舞われました。コンビニやス
ーパーの食品棚からは食料品が2週間にも渡って消えていたのです。被災地に食糧援助を行うためとはいえ、こうなっては本末転倒です。日本は
豊かな国ですが、あれだけの震災に見舞われるとこうした弱さを曝け出してしまいました。海外の食糧事情に目を向けることも大切ですが日本の
危機管理も大事なことです。首都機能や都心部の流通機構は震災などに対してもっと強固であるべきです。また原子力発電所は放射能漏れという
最悪の事故を起こしてしまいました。このため計画停電が実施され、国の機能は完全に麻痺してしまった時もあります。電力はもっとも大切な動
力源ですからこれからの日本社会は、この震災を契機に更なるエネルギー源の確保と安定した電力供給を追及するでしょう。



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