- 中野剛志
643 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/03/02(水) 17:52:29.01 ID:QfkiA53y - http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110302/plc11030202550003-n2.htm
TPPについては国民が内容をよく知らないまま賛成の雰囲気だけが醸成されているが、 国会で質問されても菅首相は「TPPはどのような内容になるか明らかでない」などと答弁 する始末だ。政権としての具体的な内容を示さず、しかもその方針すら話せないというのである。 TPPは4カ国が締結した地域経済協定だったが、2008年に米国が参加を表明してから 急速にその性質を変え、まだ条文化されていない部分も多い。しかし、その概要は米国との 情報交換の後、そそくさと作られた日本政府の24作業部会の構成から推測することができる。 そこには、菅政権がスケープゴートにした農業だけでなく、サービス、政府調達、労働移動などが ずらりとならんでいる。ことに、元の4カ国TPPにはなかったのに、米国が加わることで登場してきたのが 「金融」と「投資」であり、ここにオバマ政権の本当の狙いがあることが透けて見えてしまうのである。 行政刷新会議は、こうしたTPPが要求する事項を実は検討してきた。 たとえば、農地や農業生産法人への投資規制のさらなる緩和、混合診療の解禁、外国人医師の受け入れ、 訪日ビザ発行の簡易化などの重要事項を、国民に内容を知らせないまま推進しようとしているのだ。 6日からの規制仕分けにも、多くがすでに前倒しの形で入り込んでいる。 こんな無法を民主党に投票した有権者は望んでいたのか。そしてまた菅首相はこうした政策について 説明責任を果たしているだろうか。これから始まる規制仕分けという茶番劇は、国民への裏切り行為 そのものなのである。(ひがしたに さとし)
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