- 金地金を買った俺は煽られた528
581 :今後数年に亘り株価をアウトパフォームする金相場[]:2020/04/01(水) 11:50:52.01 ID:J4/K5mli - NY金価格は今回のコロナショックの現金化の波に一時飲み込まれかけたが、
それでも下落幅は高値から15%の下落に留まり、今週前半の急反発でその 下げ幅をほぼ解消した。もともと低下傾向にあった世界各国の金利は米国の 実質ゼロ金利への引き下げにより、未曾有の低水準に収れんされている上、 量的緩和(QE)による一段の通貨の過剰流動性強化は通貨価値の希釈化と 金の相対的希少価値を高めることになる。買われやすい状況は今後も続くだろう。 前々回紹介したダウゴールドレシオ(DGR=ダウ÷金)は株価(NYダウ) と金価格(NY金)の相対的な優位性を測る指標であるが、景気後退期入りに 向かうタイミングではDGRは低下し易く、好景気に向かうに従って上昇する。 最近では18年にDGRは22倍台でピークアウトし、足もとのDGRは13倍台 、これはリーマンショック直後の水準に近いところまで低下している。 今月の急落場面に限らず、18年以降金価格は株価をアウトパフォーム (優位)していたことになる。前回リーマンショック後に株価が底打ちするの に約半年掛かったが、DGRの底打ち(6倍)はさらに2年半先、NY金が 1900ドル台の史上最高値を付けた2011年9月まで掛かった。 つまり景気後退入り後約3年間、金が株価よりも優位に推移していたわけだ。 WTOのアセベド事務局長の予測通り、今回の景気後退が先のリーマンショック よりも深刻になるとするならば、このDGRの低下期間及びその低下幅も前回よりも 長く大きくなる可能性が高いと言えるだろう。 DGRの超長期チャートを見ると、1933年(大恐慌)、 1980年(第二次オイルショック、ソ連のアフガン侵攻) の時期にDGRは2倍以下の最低水準に低下している。 両者の間には47年の開きがあるが、既に前回の大底を付けた 1980年から40年が経過している。 今後数年に亘ってDGRの低下傾向が続くなら、 三度2倍台に低下したとしても不思議ではないのでは。 DGRを2倍、NYダウを現在と同水準の2万ドルと据えた場合、 金価格は1万ドルである。
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