- MMT Modern Monetary Theory Part.14
684 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[sage]:2019/08/08(木) 15:43:09.00 ID:gR7c/D0X - https://togetter.com/li/1381470
https://twitter.com/motidukinoyoru/status/1155443990025478144?s=21 「増税が却ってインフレを齎すパターン」 と 「利上げが却ってインフレを齎すパターン」 は、オーバーラップする部分もあれば、違う部分もあるので、かなり慎重に議論しなくてはなりません。 最初に留保しておきますが結構込み入った話です。 まずは、増税が却ってインフレを齎し"得る"パターンについて。 ここでMMTer達が想定しているのは法人税。 簡潔に言うと、大企業等が一定の独占or寡占を実現しており、マークアップ原則に基づく価格付けを スムーズに行える場合は、法人税増税によるコスト上昇は、そのまま価格に転嫁され得る。 … 続いて、利上げがインフレを起こし”得る”パターンを議論します。 これも前半は増税がインフレを起こし”得る”パターンと似た構造です。つまり、利上げが天下り式に借入 コスト増加にまで”転嫁”される場合、大企業等の寡占・独占の条件が整っている場合は、マークアップで 財価格までコストが転嫁される。 増税と利上げでここからが違うのですが、増税は民間の純金融資産の減少を齎す一方で、利上げは(それが 有利子国債売りオペによるものであれ、準備預金付利にあるものであれ)基本的に民間の利子収入を『増加』さ せてしまうというところです。このため、金利政策の効果は極めて不確実になります。 金利政策の「財政的」効果による不確実性、あるいは代替効果・所得効果による不確実性については、 拙まとめ『金利政策の具体的効果の考察 / 自然金利に関する考察』 togetter.com/li/1379143 でも整理したところです。 利上げの効果は、法人税増税の効果より輪にかけて難しくなってしまう。(終) https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account)
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