- まだ「デフレは貨幣現象」なんて言ってるの?
45 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[]:2019/03/31(日) 19:24:18.34 ID:heEwQV3R - 高橋洋一「日銀新政策の成功は数式で全部わかる! 」
一見正しそうに見えるが、論理がおかしい点がある https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/RM3TAIK0N7MDA/ref=cm_cr_dp_d_rvw_ttl?ie=UTF8&ASIN=4198636265 内容自体は、昔からある経済学の数式を持ってきています。 ただ、それで物事が解決するなら、だれも苦労しません。その通りやればいいだけです。 恐らく、それで上手くいかないから政策当局は色々と新しいことをやっているのでしょう。 この本は、例えば、以下のような点で、論理が破たんしている点があります。 ・144ページで、マネーストックを増やせばGDPが増える、というくだりがあります。 ですが、マネーストックは、今の日銀が行っている、マネタリーベースを増やすのとは違います。 マネタリーベースはある程度、中銀がいじることが出来ますが、マネーストックは実際に お金が経済で動かないと増加しないものです。マネタリーベースの増加からマネーストックへの増加へは、 必ずしも、リンクしません。簡単にマネーストックは増えません。 ・88ページで、2年前のマネーの量が物価を決める、とあります。ここで考えて欲しいのですが、 たとえば、1年後に物価が1.5%になっていたとします。だとすると、その2年前は、今から1年前、 つまり、日銀が新政策を打ち出す前、白川総裁時代のときに行ったことが成績として出ていることになります。 その場合の手柄は、白川総裁のものなのであって、黒田総裁ではないのではないでしょうか? これらの点について、著者の新著ではもっと知りたいと思います。
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