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金持ち名無しさん、貧乏名無しさん
金地金買った俺は煽られた?520oz

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金地金買った俺は煽られた?520oz
840 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[]:2018/08/10(金) 14:11:33.18 ID:HRHUYNeY
国債暴落シミュレーション:財務省と投資家の一番長い日

(はじめに)
私は、日本の財政は破綻しないと思っています。
しかし、市場参加者が「財政は破綻する」と考えた場合、
国債の相場が暴落することは充分に考えられます。
その時、どのような事態に陥り、それがどのよう
に収束するのか、頭の体操をしてみました。

第2部で、意外な展開となります。ご笑覧いただければ幸いです。
(第1部)
■日本国債の格付けが「投機的」に
203☓年☓月☓日、米国の格付機関が日本国債を「投機的
」に引き下げると発表した。日本時間の未明、
ニューヨーク市場の日付は、まだ前日であった。
猛烈なドル高円安となり、ニューヨーク市場に
上場している日本株はすべて暴落した。
邦銀のニューヨーク支店には外銀から
返済要請が相次ぎ、ニューヨーク連銀が(
おそらく日銀の要請を受けて)資金を融通し
て難を免れた。中央銀行は、「最後の貸し手」なのである。
金地金買った俺は煽られた?520oz
841 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[]:2018/08/10(金) 14:12:52.44 ID:HRHUYNeY
夜が明けて、東京市場が開くと、日本国債は暴落した。
額面100円の国債が30円で取引されたのである。
機関投資家の中には、投機的格付けの債券を保有し
てはならないとの自主ルールを設けている所も多い
ため、売りが殺到したのである。自主ルールを
設けていない投資家も、「自主ルールを設け
ている投資家が売るだろうから値下がりす
るだろう。自分も急いで売ろう」と考えて
売り注文を出した。投機家たちは、
国債のカラ売り(国債先物の売り)に殺到した。

1ドルは300円になった。政府が破産する
ような国の通貨は誰も持っていたくないので、
ドルに替えようという注文が殺到したのである。
株価は、当然のようにほぼ全ての上場銘柄が
ストップ安となった。
金地金買った俺は煽られた?520oz
842 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[]:2018/08/10(金) 14:16:01.02 ID:HRHUYNeY
■売りが売りを呼ぶパニックのメカニズムを解説(初心者向け)
金融市場という所では、値下がりすると売り注文が増える力が働きやすい。
たとえば「損切り」という自主ルールを設けている投資家は多い。
一定以上の損が出た場合には、一度すべての持ち物を売る、
というルールである。損失が無限に拡がる事を回避する目的、
負けが込んだ担当者が冷静になるための時間を設ける目的、
等があるとされている。このルールにより、
値下がりが売り注文を増やすのである。
借金で国債を買っていた投資家には、不安になった
銀行から返済要請が来るので、泣く泣く売らなけ
ればならない、という場合もある。国債先物を
買っていた投資家も、同様である。株式であれば、
「信用取引」を行っている投資家が株価の下落
によって「証拠金の追加」を要求され、
払えない場合には泣く泣く持ち株を手放す
事があるが、同様のことが国債についても
通貨についても発生し得るのである。
このように、「売りたくない売り」が
大量に出てくる事が予想されると、
先読みをして「売りたくない売りが出て
くるはずだから、自分が先に売っておこう」
と考える一般の投資家たち(及び投機家)
が出てくるので、一層価格が下落することになりかねない。
金地金買った俺は煽られた?520oz
843 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[]:2018/08/10(金) 14:16:16.35 ID:HRHUYNeY
■この世の終わりを覚悟する
金融市場は、まさにパニックであった。多くの市場参加者は
「この世の終わり」が迫っていると考えて、持っている国債
や株を投げ売りし、円をドルに替えようと奔走したのである。
特に悲惨だったのは、外国人投資家であった。彼らは来日
した際に1ドルを約100円に替え、概ね額面で国債を
購入していたのだが、額面の3分の1に暴落した値段で
国債を売り、売却代金の円をドルに替えて本国に逃げ
帰ったのである。投資額は、およそ10分の1に目減
りしていた計算になる。
政府は、大規模なドル売り介入として、外貨準備を
1兆ドル売却したが、焼け石に水であった。ドル売り
介入で市場から吸い上げられた資金を供給するため、
日銀は巨額の買いオペ(市場から国債を購入して代金を
支払う取引)を行なったが、国債価格を回復させる事は出来なかった。
株価は暴落し、GPIF(年金の資金)などが必死に買い支えたが、
ほぼ全銘柄がストップ安のまま、取引を終えた。
市場関係者の多くは、ため息もつけないほど青ざめていた。
円と国債を空売りしている投機家だけが、買い戻しで得られ
る利益を計算しながら微笑んでいたのである。
夕方になり、東京市場が閉まると、投資家たちは長かった
一日を思い出し、其々にため息をついた。しかし、
本当のため息をついたのは、その後であった。
金地金買った俺は煽られた?520oz
844 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[]:2018/08/10(金) 14:19:10.51 ID:HRHUYNeY
(第2部)

■嵐は過ぎ去った
冷静に考えると、今日一日で日銀は1000兆円分の国債を購入している。
政府がドル売り介入で売ったドルは1兆ドル。その代金300兆円を
政府が市場から吸い上げたため、同額を日銀が市場に供給するべく、
国債を購入した。額面の3割に暴落していた国債を額面1000兆円
分購入したのである。

日銀は以前から大量の国債を保有していたため、合計すると、
今では発行済国債のほとんどを日銀が保有している事になる。
政府の財政赤字は、事実上消えたと言っても過言ではない。
政府が売却した1兆ドルは、かつてドル安円高だった時に
ドル買い介入で購入したものである。購入時は1ドルが
100円であったから、取得価格は100兆円という事になる。

政府と日銀を連結決算で見た連合軍は、100兆円で買った
ドルを300兆円で売り、それを使って1000兆円分の国債を買ったので、
今日1日で900兆円の利益を稼いだ事になる。何の事はない。
敗者に見えた連合軍が、実は最大の勝者だったわけである。
金地金買った俺は煽られた?520oz
845 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[]:2018/08/10(金) 14:20:13.18 ID:HRHUYNeY
今日、多くの投資家(投機家)が空売りをした。
「とりあえず空売りしておき、値下がりした所で買い戻して
利益を得よう」と考えていたわけである。彼らは、
明日以降、買い注文を出すであろう。
損切りの売り注文を出した投資家も、
「とりあえず全部売って、担当者が冷静になったから、
明日からは再び買おう」と考えている。
しかし、発行済の国債は、ほとんどを日銀が持っている。
日銀が何円で売ってくれるか、わからない。空売りをし
ていた投資家は、日銀が「額面の5倍」と言ってきたら、
その値段で買い戻さなければならないのである。
彼らは恐怖の一夜を過ごすことになる。まさか中央銀行が
そのような殺生な事はしないだろう、という勝手な読み
だけが一縷の望みであった。
金地金買った俺は煽られた?520oz
846 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[]:2018/08/10(金) 14:21:45.69 ID:HRHUYNeY
政府と日銀は、高らかに勝利宣言をした。「ご安心下さい。
嵐は過ぎ去りました。あとは、残骸の整理をしっかりと行ないます」
すでに欧米の市場は開いており、猛烈なドル売り円買いが起きていた。
円を空売りしていた投資家が一斉に買い戻しを始めたのである。
■残骸の整理:銀行の倒産を回避

多くの投資家が大損をした。倒産する所も出てくるだろう。
政府・日銀連合軍が巨額の利益を得たのだから、
損をした投資家がいるのは当然のことだ。それは「自己責任」
の世界の事であるから、政府が救済すべきことでもあるまい。
といっても、何事にも例外はある。銀行が倒産すると困るのである。
金融は経済の血液と言われている。銀行の倒産によって金融の
流れが止まってしまうと、実体経済が廻らなくなり、
大打撃を被りかねないのである。そこで、銀行が倒産しない
ような救済策が必要となるのである。
バブルが崩壊した後、多くの銀行が倒産し、金融危機となった際、
政府が銀行を救済しようとして大きな議論となった。
「バブルの戦犯であり、最近では貸し渋りをしている
ケシカラン銀行を助けるために、我々の血税を使うのはダメ」
といった反対意見が多かったのである。
金地金買った俺は煽られた?520oz
847 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[]:2018/08/10(金) 14:22:43.95 ID:HRHUYNeY
しかし今回は、銀行はどちらかと言えば被害者というのが世論の理解であった。
保有していた国債が暴落したのもジャパン・プレミアムを払わされたのも、
政府の財政赤字が悪いのだ、ということであった。そこで、
比較的スムーズに銀行救済策が実現した。
内容は、銀行に議決権の無い優先株を発行させて政府が購入する、
というものであった。将来、銀行の自己資本が充実してきた段階で、
銀行が政府から優先株を買い戻すという条件であったため、
法的には、また決算書上は、株式であったが、実質的には融資に
近い性格であったと言えよう。
こうして銀行が短期間で健全性を回復したため、
銀行の融資が滞ることもなかった。金融市場は大混乱したが、
実体経済は何事も無かったかのように、通常の活動を続けていた。
当然、企業の生産も利益も影響は受けなかったから、株価も
以前の水準まで戻った。ここでも嵐は去ったのである。
おしまい。


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