- ■ 米国債を売って金地金を買おう! ■
718 :金持ち名無しさん、貧乏名無しさん[]:2017/03/23(木) 21:52:54.13 ID:Jd7GWMkw - 『ニューズウィーク日本版』 2017年3月7日号
アジアのカネはアジアに、対外投資の新しい戦略を ttp://www.newsweekjapan.jp/magazine/187154.php https://www.zasshi.jp/pc/action.php?qmode=6&qword=%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%82%AF&qpbdate=2017-03-07&qpage=2 (前略) アジアが稼いだ金がわざわざアメリカを経由して戻ってくるプロセスは、金融市場に深刻なひずみをもたらした。 だが、それは基本的に見過ごされている。 例えば15年末のアジア諸国の対外純資産残高は、中国、香港、日本、韓国、シンガポール、台湾を合わせて7兆 3000億j。これはアメリカの対外純負債とほぼ同じ額だ。この不均衡は、すぐには解消できそうにない。 なぜアジア諸国は自分たちの域内に投資しないのか。理由の1つは、アメリカが資本や為替市場などの国際金融を 牛耳っているからだ。 先進国の低金利とドル安を受け、ニューヨークとロンドンを拠点とする国際金融市場は、金利の低い通貨を借り入れて 金利の高い通貨に投資して儲けてきた。 この金融ゲームはさまざまな影響を及ぼした。貿易不均衡は資本の流れを変えるというのが経済学の定説だが、 例えば日本の収支からは、違う筋書きが見えてくる。 10〜15年の統計を見ると、日本で保有される対外資産と外国で保有される日本の資産の差を表す対外資産負債残高の 変化は、貿易と同じくらい金融取引の影響を受けている。 「ドルの罠」から抜け出す 日本の対外投資を見ると、15年末の時点でアジアへの投資はわずか10.1%。一方で7割が北米、ヨーロッパ、オセオニア に投じられている。 対外投資の7割以上を占める証券投資は、さらにいびつだ。対アジアが3.5%に対し、北米、ヨーロッパ、オセオニアは 72.4%。中南米への投資さえアジアより3割多い。中国や香港、韓国、台湾、シンガポールも域外への投資を好む。 しかし、アジアの投資利回りは、全体として世界で最も高い。問題は、アジア通貨危機から20年がたっても、域内での 貯蓄を域内の高利回りの投資に集めるような金融仲介機能の制度化が進んでいないことだ。 例えばインドでは、投資銀行の上位10行は欧米の銀行が占める。香港やシンガポールも似たような状況だ。 (後略)
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