- 電子書籍雑談スレPart10
827 :名無しさん@お腹いっぱい。[sage]:2011/11/10(木) 20:02:17.91 ID:HJ+nQEva - 仮に買い取りと同様のホールセールス式で電子書籍を販売すると、在庫の
有無とか配達の所要日数とか店舗の近さと言った差別要因が無い電子書籍の 場合、純粋に価格での勝負になるよね。 買う方もkakakuの電子書籍版のようなサイトで値段を比較して買うわけだ。 となると自ずと電子書店ストア間で値段のたたき合いが起きて結局仕入れ値 ギリギリに販売価格が張り付くよね。実際起きつつある事だけれども。 こうなると体力のない小さなストアは生き残れないから、結果として見えて 来る未来図は大手の電子書籍ストアが数社だけ残って値段はどこで買っても 似たり寄ったり、みたいなものになる。そりゃ書店マージンを削っているの だから安くはなるだろうけれども。 小さなストアはキュレーション力を発揮して個性的な品揃えで生き残れという 話も時々聞く。でも繰り返しになるけれども在庫の有無や物理的な距離が意味 を持たない電子書籍の場合、店長のお薦めだけタダ見して実際の購入は安い 大手で、という展開は見えているわけだ。 となると結局ストアとして生き残るのは無理で、会員制の情報サービスで稼ぐ とか、大手に寄生してアフィリで稼ぐとかいう道しかない。ビジネスの規模と しても小さくなるからあまり派手なことも出来ないだろう。 再販制同様に出版社が販売価格を決定するエージェント式だと少なくとも ストア間での価格競争は起きないから独立系のストアもそれなりに工夫して 生き残れるだろう。ただし販売価格は当然高くなる。 どっちの未来が良いんだろうね。安いけれども書店に多様性のない未来か、 高いけれども色々な書店が並立する未来か。
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