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名無しサンプリング@48kHz【スペック房Vs感覚房】Audio I/F番外編-代理戦争-

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【スペック房Vs感覚房】Audio I/F番外編-代理戦争-
819 :名無しサンプリング@48kHz[sage]:2008/05/20(火) 13:37:40 ID:+gwI3cnD
RMAAって知ってる?
オーディオインターフェースの性能を検査するドズのアプリ。
それを使うと、E-MUのインターフェースは安いのに「高音質」と出るそうだ。


http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040426/dal143.htm

そんな中、以前から海外にフリーウェアで測定できるものがあるという話は聞いていた。興味はあったものの、あまり調べることもしなかったのだが、
先日EMU-1820mの話を聞きにエンソニック・ジャパンに行った際、「Right Mark Audio Analyzer」(以下RMAA)というソフトを教えてもらい、実際にそれを使った実験を目の前で行なってもらった。


ある時期から日本で急速に広まったんだが、その火付け役があのE-MU自身だった事にワロる。
【スペック房Vs感覚房】Audio I/F番外編-代理戦争-
820 :名無しサンプリング@48kHz[sage]:2008/05/20(火) 13:38:10 ID:+gwI3cnD
入力と出力をケーブルで繋げて、ボタン押せば計測終了。

え?こんなんでいいの?
これで何が分かるの?
ぶっちゃけおかしな話だわな。

昔さ、ドルビーBとかCがあったじゃん。
カセットテープは再生するとどうしても「シャー」というノイズが乗ってしまう。
じゃあイコライジングして高音絞れば「シャー」聞こえなくなるんじゃね?
でもそれじゃ、音楽もこもるじゃん。
じゃあ、録音時に高域持ち上げて録音すればいいんじゃね?

サ ス ガ ! !

これを実用化したのがドルビーB、Cだな。
原音忠実とかフラットとか、そんなの何もあったもんじゃない。
わざとイコライジングしてるんだから。

でもまあ、シャーノイズは減るからオケ!!!

みんな使ってたわ。
安物にはついてなかったけど。
【スペック房Vs感覚房】Audio I/F番外編-代理戦争-
821 :名無しサンプリング@48kHz[sage]:2008/05/20(火) 13:38:48 ID:+gwI3cnD
入力と出力を繋ぐってのは、これと同じ事になってそうだ。

高沢先生はおっしゃった。
DTM板で絶賛されまくっている安物某インターフェースはこもってると。

当然、安物某インターフェース信者は大暴れした。
「RMAAでこれだけいい成績が出てるんだから、お前の耳こそ糞!!」と。

しかしちょっと待って欲しい。
アウトが籠もっていても、インをハイ上がりにしておけば
RMAA上はフラットになるんじゃねーの?
【スペック房Vs感覚房】Audio I/F番外編-代理戦争-
822 :名無しサンプリング@48kHz[sage]:2008/05/20(火) 13:41:49 ID:+gwI3cnD
もちろん、そんな事は誰でも分かっている。(いや、分かってない人も多いのか?(汗)
だが、高価な計測機器を持っていない貧乏人は、仕方なくこの方法に頼らないといけないのだ。

 ↓ ↓ ↓
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20040426/dal143.htm

実験ではオーディオインターフェイスの出力と入力を直結したループバック状態にし、そこでサイン波やスウィープ信号を流すことによって、入力側と出力側を足し合わせた結果を見てきた。

 そのため、メーカー側から「うちのオーディオインターフェイスは出力に主眼をおいて開発したものだから、入力といっしょにされると正しい評価にはならない」
といわれることもあったが、入力と出力を同時に検証するということで割り切って行なってきた。

 もしも、出力性能だけ、入力性能だけをチェックするとしたら、基準となる高性能なオーディオインターフェイスを用意し、
それと組み合わせて作業しなくてはならないが、この世界で絶対的なものというのはなかなか存在しないため、あえてループバックという方法を使ってきたわけだ。
【スペック房Vs感覚房】Audio I/F番外編-代理戦争-
823 :名無しサンプリング@48kHz[sage]:2008/05/20(火) 13:42:16 ID:+gwI3cnD
ここまで、RMAAの方法論自体の限界について語った。
まあ、方法論自体に限界があるにしても、測定結果は
それがどういう意味を持っているかは別として、一つの指標にはなる。
参考程度に見るのは全然構わない。

では次。

Apogee EnsembleをRMAAで計測すると、あまり好ましくない数値になるようだ。
それを取り上げて、DTM上では、Apogee叩きが行われている。

ちょっと待ちなさい。

RMAAはドズ用アプリ。

ApogeeのFireWireインターフェースは、Mac専用だ。
ドズではどうやっても使えない。
もし使えるんなら世界中の人が歓喜して暴動が起きるだろう。

何をどうしてもApogee EnsembleやDuetはドズでは使えない。
【スペック房Vs感覚房】Audio I/F番外編-代理戦争-
824 :名無しサンプリング@48kHz[sage]:2008/05/20(火) 13:42:51 ID:+gwI3cnD
ドズでは使えないApogee Ensembleを、
どうやってRMAAで計測したというのだろうか?

つまり、ドズで動く何らかのインターフェースを挟んで計測しているはずだ。

となると、Apogee EnsembleのRMAAの数値というのは全く意味を持たなくなる。

E-MUや他のインターフェースは自己完結しているテストの結果だが、
Apogee Ensembleに関しては、他のインターフェースが関与している事になるからだ。

しかも、世界で一つだけアプされているApogee EnsembleのRMAAの結果は
どのように測定されたかが全く書かれていない、言語道断なもの。

MacをBootcampで立ち上げたってApogee Ensembleは使えないよ。
Windows上じゃどうやったって使えないんだから。
【スペック房Vs感覚房】Audio I/F番外編-代理戦争-
826 :名無しサンプリング@48kHz[sage]:2008/05/20(火) 13:43:25 ID:+gwI3cnD
普通、ここまで数値主義であるなら、
当然その数値を出す検証部分にも注目しなければならない。
ところがDTM板でRMAAについて語っている香具師は
そのもっとも重要な部分を完全に無視しているのが面白い。

一度問いかけてみたのだが、
「Apogee Ensembleは一度Macで設定すればドズでも使えるとどっかで見たような?」

アフォか。
一度Macで設定すれば、スタンドアローンのAD/DAとして使えるという意味だ。
ドズで使えるようになるわけがない。
【スペック房Vs感覚房】Audio I/F番外編-代理戦争-
827 :名無しサンプリング@48kHz[sage]:2008/05/20(火) 13:44:01 ID:+gwI3cnD
しかし、一方では意味不明なくらいに測定法に拘ったりする。

某安物インターフェースは持っている人がたくさん居るし、
テスト結果もたくさんアプされている。
というか、RMAAでの結果が凄い!という事で購入する人間ばかりだから、
ほとんどの人が計測しているのだろう。

その某安物インターフェースであまり芳しくない結果が出た時など、
もの凄い勢いで、「それやり方間違ってるよ!」
「○○はそんなに悪い数値でないよ」
などの突っ込みが入りまくり。

ところが、Apogee Ensembleのたった一つしかない怪しい測定結果だけは
最初から鵜呑みにしてしまう。

この非科学的な態度はとても素晴らしいですね(禿藁焼飯
【スペック房Vs感覚房】Audio I/F番外編-代理戦争-
829 :名無しサンプリング@48kHz[sage]:2008/05/20(火) 13:58:05 ID:+gwI3cnD
このように、二重三重とおかしな人々によって語り継がれるRMAAって一体(汗

ちょっと話が変わるのだが、
測定結果で有意差が出たとして、それを人間が関知できるのか?
という問題がある。

「○○を変えれば音が良くなります。
現に、WavesのPAZに通すと、ちゃんと変化が数値として表れます」

なるほど。説得力がありそうな発言ですね。

ところで、あなたはダブルブラインドテストで変化前と変化後を100%当てられますか?
100%当てられるのなら、変わったといって結構です。
それが数値の変化として現れたとおっしゃって結構です。

でも絶対に当てられない。
これが現実。
だから誰もダブルブラインドテストなんてやらない。
【スペック房Vs感覚房】Audio I/F番外編-代理戦争-
830 :名無しサンプリング@48kHz[sage]:2008/05/20(火) 13:58:37 ID:+gwI3cnD
よくある続きのパターンが。

「○○を変えても音は変わらないと決めつけるのは良くない。
きみらもダブルブラインドテストやったらどうだね。」

まあ、確かにその通りなんだが、
まずおめーがやれってのボケ!!!!!!!!!!!
【スペック房Vs感覚房】Audio I/F番外編-代理戦争-
831 :名無しサンプリング@48kHz[sage]:2008/05/20(火) 13:59:18 ID:+gwI3cnD
では最後に、RMAA信者ってのは、結局数値だけで終わっているのが問題。

最後は音だ。
当たり前だ。DTMだってそうだろ?
良くある煽り言葉として、
「いくらイイ機材持ってても曲がプゲラギャヒイイイィィ!!じゃ意味ないしな」
ってのがある。全くその通りだ。ほとんどの人にとっては、
曲を完成させることが目的だから、曲という結果を求めなければいけない。
(ただし、人によっては機材マニアも居る。曲制作が目的ではなくて。)

音がイイ悪いの最終的な意味ってなんだ?実際に聞くことだろ?
じゃあ、全部買って本気で聞いて試すしかない。
だが誰もそこまで踏み込めない。貧乏だから。

そもそもピュアオーディオは金がかかる。
そこから逃げてPCオーディオに来た人間に、
Apogee Ensembleなんて絶対に買えるわけがない。

「Apogee Ensemble買ってダブルブラインドで聞き比べたけど、
やっぱり糞だったよ。」

ここまでいければいいんだけどね。
まあ、RMAA止まりになるよね。
【スペック房Vs感覚房】Audio I/F番外編-代理戦争-
832 :名無しサンプリング@48kHz[sage]:2008/05/20(火) 13:59:51 ID:+gwI3cnD
RMAAの問題点というのは、結局、
「自分が買った安物インターフェースは30万もするやつよりすっごいんだぞ!!!」
こういう安心感?みたいなものを得る道具として使われている事だな。

これはかなり病的だ。

「Macを買わないとプロになれない」

これくらい病的な思考である。

では、病的にならずに正しい世界に戻ってくるにはどうすればいいか?
簡単だ。
事実を正確に認識すればいい。
「俺の安物インターフェースは、Apogee EnsembleよりRMAAの数値がすっごいんだ!!」

このように発言すればいい。
「RMAAの数値が良い」を「音が良い」にすり替えているから話がおかしくなる。

ということで、ここまで読んで後頭部がガツーンと殴られた気分になった人は正常です。
明日から、正しく生きていってください。


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