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112 :わんにゃん@名無しさん[]:2016/04/17(日) 08:27:06.36 ID:MfM8cdUm - http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201604/CK2016041502000116.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201604/images/PK2016041502100038_size0.jpg 東京電力福島第一原発事故が起きた二〇一一年三月十一日、東電が地震発生から約二時間半後に、 原子炉水位が下がっていた1号機の核燃料が約一時間後にむき出しになると予測しながら、法律で義務付けられた 報告を政府や福島県にしていなかったことが分かった。炉心を水で冷やせずメルトダウン(炉心溶融)に至れば、 大量の放射性物質の流出につながる。原発事故から五年余りがたつが、検証が必要な事故対応が依然、残されていることが裏付けられた。 (宮尾幹成) 東電が事故当日の午後五時十五分ごろ、「約一時間後に1号機の炉心が露出」と予測していたことは、 政府事故調査委員会の中間報告(一一年十二月)で明らかになっている。今回、報告義務がある予測結果を東電が伝えた記録が、 経済産業省原子力安全・保安院(廃止)を引き継いだ原子力規制庁や福島県にないことが判明した。 原子力災害対策特別措置法では、原発事業者は核燃料の冷却ができなくなるといった異常の発生や、 その後の応急対応の内容を政府などに連絡しなければならない。当時の菅直人首相は本紙の取材に 「予測結果は首相官邸に伝わっていなかった」と証言。「1号機のメルトダウンが迫っているとの報告があれば、 より広い範囲の避難を早く決められたかもしれない。検証が必要だ」と述べた。 政府は同九時二十三分、原発の半径三キロに避難指示を出したが、2号機の水位低下の情報がきっかけだった。 1号機予測結果の未報告は、政府が避難指示を出すタイミングに影響した可能性がある。 1号機はその後の政府や東電の解析によると、午後六時ごろに炉心が露出し、同七時ごろに炉心損傷が始まっている。 東電は取材に対し、報告しなかった理由は「分からない」とした上で「直前に『非常用炉心冷却装置が注水不能』と報告している。 官邸には職員も派遣しており、緊急事態であることは伝わっていた」と説明した。
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