- ■■留学生受け入れ計画は亡国の政策 3■■ [無断転載禁止]©2ch.net
445 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2019/01/26(土) 22:51:54.75 ID:MAdLAoDc0 - 留学生に選ばれる国へ 問われる受け入れ態勢
伊藤健志・立命館アジア太平洋大学学長室課長 ttps://www.nikkei.com/article/DGXMZO37302780S8A101C1CK8000/ 日本政府は2009年に「留学生30万人計画」を策定、外国人留学生の獲得に力を入れてきた。17年5月現在で 26万7042人と目標はほぼ達成しつつあるが、問題は中身である。 過去6年間の留学生の属性別増加傾向をみてみよう。大学学部(短大・高専を含む)12%増(8659人増)、 大学院17%増(6732人増)に対し、日本語学校(日本語教育機関)は226%増(5万4566人)である。留学生の増加は、 10年に日本語学校の就学ビザを留学ビザに一本化したこともあり、圧倒的に日本語学校在籍者によるものである。 一方、近年著しく増加した外国人労働者約128万人のうち、23%は留学生などの資格外活動者が占める。多くは コンビニやファストフード、工場労働など体力的にもきつい職場や単純労働の担い手になっている。 言うまでもなく、留学生は日本で勉強することが目的であり、逼迫した人手不足を補うための存在ではない。 だが、現実はそうはなっていない。 留学生には週28時間までの資格外活動(主にはアルバイト)が認められているが、その上限を超えて働く留学生は 少なくなく、実態を把握していない学校もあるようだ。産業界や一部の留学生からの要望を受けて上限を拡大しよう という議論もあるが、それで学業と両立できるとは思えない。 世界的に見ると、例えば米国は日本以上に高い授業料負担があるにもかかわらず、留学生のアルバイトは厳しく 制限され、できたとしても大学内の仕事に限られる場合が多い。留学生は本業である学業成績を上げ、少しでも 高い奨学金を得るよう努力し、大学側も優秀な学生たちが勉強に集中できるような支援や環境整備を行う。これが 世界標準である。 もし、日本の留学ビザは労働力確保の“隠れみの”という誤った情報が海外に流れることになれば、留学先として の日本に対するイメージの毀損は計り知れない。 ここ数年、中国人留学生が減少傾向にある理由の一つは、中国の賃金が向上し、日本で就労する必要がなくなり つつあることだ。国内総生産(GDP)が毎年5〜7%のペースで上昇するアジア諸国では中間所得層が急増しており、 「稼ぐ地」として日本が選ばれなくなる日も遠くはない。 国内の労働力不足を留学ビザや技能実習生制度で補う政策は極めて近視眼的であり、何よりも日本留学に対する ブランドを毀損するのみならず、わが国の品格と信頼をも落としかねない。
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