- ■■留学生受け入れ計画は亡国の政策 3■■ [無断転載禁止]©2ch.net
356 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2018/09/20(木) 21:53:22.60 ID:Wdcj1ldN0 - (辛言直言)変わる大学の英語教育 東大教授 斎藤兆史氏 「話す」偏重の改革は危険
ttps://www.nikkei.com/article/DGKKZO33909500X00C18A8TCN000/ ――国際化の現状をどうみますか。 「例えば、私が受け持っているPEAK(英語で学位が取れる学部コース)のクラスでは、留学生などに日本文化に ついて英語で教えています。かなり人気があって、学生数も多い。数の上では、成果が上がっている。しかし、それが 日本人学生の英語力の向上につながっているかというと、それほど影響はないでしょうね。コース自体が分かれていますから」 「国際競争力という面でも、いままでの東大の研究、学問のレベルに合った外国人が来ているかという問題がある。 日本の大学には、日本語でやってきた学問の強みがあります。それを英語に変えたからといって、同じ水準の教育や研究が できるとは思えません」 ――英語化の“落とし穴”ですね。 「単純に、英語による授業が何クラスとか数えるけれど、どのレベルの英語かは、あまり問題にしていない。中には、 英語が非常にできる先生もいるけれど、苦手な教員もいる」 「全員ネーティブみたいな英語で授業ができるわけじゃないから、どうしても日本語よりも授業の質が落ちる。学生も これまでと同様に理解しているかというと、そんなことはない」 ――小中高での教育改革は、大学にどう影響しますか。 「中学や高校で、まず英語を話せるようにするという計画ですね。とてもそんなことができるとは思えない。英語で 英語を学ぶって、聞こえはいいけど、先生方がみな見事な英語を話し、生徒が全部、理解して、英語力が急に伸びるなんて ことはあり得ないです」 「学生は相変わらずしゃべれないし、読み書きの力もがたがたになっている。非常に困っています。東大はまだ、 しっかりしてますよ。だけど、他大学の先生に聞くと、品詞なんかも分からないという状況らしい。そうなると、もう 目の前が真っ暗になります」 「大学での学問の基礎は、きちんと読めて考えられるということです。ところが、中高で、思考力や学力の基礎となる 文法や読み書きの力をつけてくれていない」 「これまでは、われわれ大学の英語教師も、中高では器用に話せなくても いいので、とにかく基礎力をつけてほしい。あとは大学で伸ばす。そういう立場だったんです。それが崩れてしまった」 ――改革の背景に、コミュニケーション能力を重視する流れがある。 「日本では、文法・読解か、コミュニケーショ... (聞き手から) 大学生の英語力が低下 苦手の原因直視を ttps://www.nikkei.com/article/DGKKZO33909560X00C18A8TCN000/ これまでにも、高校に(聞く、話すが中心の)「オーラル・コミュニケーション」科目を導入。「『英語が使える日本人』 育成のための行動計画」では、大学入試にリスニングテストを導入するなどの大改革を次々に実施してきた。いずれも不首尾 に終わったが、その原因も分析しないまま、また新しい目標を掲げている。 斎藤教授が指摘するように、「英語が苦手な理由」を直視せずに、いつも思いつきの近道を選んでいるようだ。 教育現場では、改革を重ねても結果がでないことに危機感が募る。中高の教育が揺らげば、結局、大学の国際化も危うい。 「急がば回れ」。基礎固めの大切さを再確認したい。 「英語が使える日本人」の育成のための戦略構想の策定について http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/020/sesaku/020702.htm 「英語が使える日本人」の育成のための行動計画(概要と現状) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/082/shiryo/__icsFiles/afieldfile/2011/01/31/1300465_01.pdf 「英語が使える日本人」の育成のための行動計画 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/04031601/005.pdf
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