- ●●●日本外交の今後のあり方●●●
347 :薔薇の騎士団[hamatyn@hotmail.co.jp]:2011/11/12(土) 12:19:14.21 ID:kLG/GWfW0 - 何故、トリウム原発を忌避したのか。そこには恐ろしい東西冷戦下の米国戦略の元での
選択だったのである。日本では、研究が全く認められなかったとい う。 これらのことは、今後の原発の在り方を議論するときの、特に日本人には必要な原発 知識だといえる。わが国のエネルギー自給率は4%だそうだ。エネルギーの中で、電力 は欠かせないエネルギーだ。日本人が人間として生き、経済的に一定の水準を保つた めには、電力エネルギーは欠かせない。その電力エネルギーをどのように作るかであ る。 原発の事故から、原発停止、さらには廃棄という論調が強まっているが、 ? これまでのウラン原発であればアメリカが政治的に捨てた技術 トリウム溶融塩原子炉は実用化可能であった。しかしアメリカにとって最大の欠点はプ ? ルトニュウムを生成しないことだった。冷戦の時代、核兵器開発と拡張には原料としてプ ? ルトニュウムを必要とした。広島型原爆はウランが原料だが長崎型はプルトニュウムが ? 原料である。 兵器として小型化と加工が容易なプルトニュウムを大量に入手するのはウランを燃料と ? した原子力発電所を稼働させ、使用済核燃料からプルトニュウムを回収する 方法が選択された。つまり、プルトニュウムを生成することがアメリカの国策であっ た。 この時にプルトニュウムを生成しないトリウム溶融塩原子炉の技術は捨て去られた 。日本もアメリカの兵器材料製造の一翼を担ってウラン系の原子炉を稼働させてきた。 福島原発の事故により、わが国の政府と電力会社、さらにはマスコミ、少なくない原子 力研究者までもが国民を欺いてきたことが次々に明らかになっている。安全、低廉とい う神話は崩した。 トリウム原発 1.トリウム原発の利点は、ウラン原発に比べ、廃棄物が1000分の1という。 2.トリウム原発は小型で構造が簡単で高圧ではないので、万が一の事故になっても放射 ? 能の飛散は少なく、原発機の終息が容易だという。 3.トリウム原発は5年で実用化できるという 4.米国は60年代に4年稼働していたが中断した。つまり、研究・実績は有 る。 5.インドは今年2011年に実用炉が稼働した。 6.中国は、今年の1月にトリウム原発の開発を発表した。 トリウム原発は、従って、その運営費は正に低廉な原発なのだ。それなのにわが 国の非核政策下での原発は何故に危険なウラン原発を推進したのだろうか。 環境と核拡散対策は、新原理の安全原発で! トリウム熔融塩国際フォーラム 古川 和男
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