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名無しさん@お腹いっぱい。
メア氏の暴言を許した戦後日本の政治

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メア氏の暴言を許した戦後日本の政治
53 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/03/12(土) 06:59:43.94 ID:jIZfSUqY0
35氏へ

江戸時代以前はユーラシア大陸からの脅威を日本は海で守られてきました。
ロシアはクリミア戦争で破れて以降中央アジアへの進出を諦め、
ヨーロッパ列強の覇権がまだ構築されていない極東を目指すことになります。
これ以降、朝鮮半島は日本にとり日本の主権を守るバッファーとしての地域に
なり、山県有朋は「日本の主権を守る利益線」と言っています。
また、国民党を破り全国を統一した中国共産党は国家目標の一つに台湾領有を
あげています。ロシアにしても中国にしても海に出る場合、朝鮮半島や日本、
台湾、フィリピンを繋ぐ列島線の中の何処かの突破口が必要になるわけです。
そういう意味で朝鮮半島と台湾というのは大陸国家の二つの出口と言って良く
紛争の可能性が高い地域となるわけです。この周辺事態で考えれば沖縄の位置、
即応性の高い海兵隊は大陸国家に対し強い牽制になるわけです。
また、アメリカにとり沖縄は中東方面に行く重要な中継基地にもなります。
特に沖縄の基地と横須賀の空母をメンテナンスできる基地は本国まで戻る必要が
ないわけです。日本にとっては米海軍の睨みが利く、ペルシャ湾、インド洋、
インドネシア各海峡、西太平洋は日本経済の血液である資源を運ぶ航路にも
なり、日米双方にとりこの航路はシーレーンとなります。
そういう意味で中国の海洋に進出する動きは日米にとり脅威となります。
第一列島線全てが日本列島ならコストを無視した日本一国の軍備増強ですみ
ますが、広範囲な海の守りには海洋国家と均衡の重しとしてのアメリカの
力が必要になります。TPP問題を経済だけで考えると全体を見誤ることに
なります。


メア氏の暴言を許した戦後日本の政治
54 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2011/03/12(土) 07:38:13.24 ID:jIZfSUqY0
朝鮮戦争後、大陸からの共産主義国家の脅威を感じたアメリカは日本を自由主義の
防波堤にしようとダレスは吉田茂に再軍備を促がすが、吉田は首をタテに振らず、
「日本の再建は経済の立て直しが必要。とても再軍備の余裕はない」と断り、
その代り大陸国家への牽制の為に日本に米軍基地を置くことを許したのです。
この「吉田ドクトリン」は現在の片務的日米同盟の根幹となります。
80年代の日米摩擦の時、アメリカは経済大国として日本はヨーロッパ諸国の
ように世界管理の為に積極的に軍事貢献すべきだと迫りますが、日本は一国の
平和の為に「おもいやり予算」と「日本市場開放」といういつもの金で逃げます。
湾岸戦争でも金で逃げ、世界の軽蔑を買うことになります。
つまり、日米安保とはアメリカの軍事力で守ってもらう代りに基地と基地予算を
提供するという片務性の強いものです。
現在の憲法問題であるが、日本がアメリカと手を切り専守防衛という単独自主防衛の
道を選ぶ場合、現在の憲法内でも合法である。個別的自衛権は行使できる。
解釈ではイスラエルがイラクの核施設を爆撃したような積極的な自衛措置も
こうじることはできるはずだ。問題は前のレスでも言ったが、日本は日本一国では
守れないような地政学的事情と周辺外部状況になっているということである。
その為にどうしても片務的同盟を普通の共同防衛ができる平等双務の同盟に
変えなければならないというのが現在の憲法問題の焦点です。
日本の憲法は「集団的自衛権」にカギをかけている状態です。
そのカギを開けなければ、近い将来おきるかもしれない周辺事態に対処できず
また世界の笑い者になるかもしれません。



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