- 今こそ核を持とう 02
82 :390[]:2011/01/10(月) 17:40:37 ID:KqFREiwu0 -
とかくジャーナリズムというのは国際関係を情緒的に見る傾向は万国共通のようだ。 「英国は永遠の敵も永遠の友も持たない、持つのは永遠の利益だけだ」といったのは 大英帝国全盛期だった時の外務大臣だったパーマストンだ。 アナーキーな国際社会では国家とは利益という分けまえの最大化を狙って行動する。 それには他国よりも国力において有利にならなければならない。 ライバル国のパワーを削ぎ、その分自国のパワーに蓄積し有利になろうとする。 つまり、周囲に対して支配的覇権を確立しようとする。何故、そうするのか? パワーを最大化するのは、国家にとって生き残りを担保する最善の方法だからである。 イギリスのジャーナリストは自国が生き残りの為に常にパワーを使ったリアルな 政治選択してきた歴史を忘れているようだ。西欧の政治事情にはリアリストを気取るが、 きな臭いアジアにおける政治事情にはナイーブな道徳を振りまわす。 もし、ロシアが東欧を席捲し膨張した海軍力で英国に迫った場合、英国のジャーナリストは はたして自国をどこの国とも協力せず「専守防衛」で守れと主張するだろうか?
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