- 超高層ビル街 名駅・笹島周辺を語ろう part88 [無断転載禁止]©2ch.net
313 :名無しさん@お腹いっぱい。(玉音放送)[]:2017/01/07(土) 12:38:51.88 ID:nK3ehsD9 - 【特需期待、ホテル3000室(リニアへの10年名古屋が変わる)】
日本経済新聞 2017/1/7 7:01 http://www.nikkei.com/article/DGXLASFD26H39_W6A221C1940M00/ 東京や大阪にあって、名古屋になかった観光資源の1ピースが埋まろうとしている。今春、名古屋市の臨海部 に登場するテーマパーク「レゴランド・ジャパン」だ。 約25年前から日本進出を狙っていたが、名古屋をなぜ選んだのか。施設運営会社のトーベン・イェンセン社長 は「大型テーマパークを建設できる敷地と(中部国際空港や将来のリニア中央新幹線開通など)アクセスの良さ を兼ね備えるのは名古屋だけ」と力説する。 初年度200万人の来場を見込む同施設には中部の観光業界から熱い視線が集まる。JTB中部は「名古屋の新 名所としてツアー商品を検討中」。名古屋観光ホテルの畔柳重国支配人は「家族連れが増える」と見込む。 レゴランド特需を期待する中部の観光業界だが、足元の需要も堅調だ。2015年度の名古屋市への観光客数は 約4331万人と、愛知万博の開かれた05年度に比べ23%増え、市内の主要シティーホテル(15施設)の客室稼働 率も80%台を保っている。 リニア開通をにらみ、名古屋市では宿泊施設の開業が続く。日本政策投資銀行系のシンクタンク、日本経済研 究所によると、同市中心部のホテル客室数は現在の2万1千室から、3年後に迫った東京五輪開催の20年には 3000室程度増える見通しだ。 東陽倉庫は来年夏に大和ハウス工業グループと組み納屋橋地区(同市中区)に200〜300室規模のホテルを開 業する。武藤正春社長は「リニアが開業すれば、名駅から栄地区まで今以上ににぎわう。ビジネスにとどまらない 利用が見込める」とそろばんをはじく。 一方で、市内のホテルの半分はビジネス用途とされる。日本の生産年齢人口は30年には現在の8割になる。 ホテル業界に詳しい政投銀の奥直子氏は「今後、ホテル業界が生き残るには観光需要をさらに深掘りする必要が ある」と強調する。 それには現状では駒不足だ。レゴランドの年間入場者計画200万人も、東京ディズニーリゾートやユニバーサル ・スタジオ・ジャパン(USJ)に比べると少ない。 観光ビジネスに詳しい三菱UFJリサーチ&コンサルティングの内田克哉主任研究員は「その土地でしか体験でき ない仕掛けが必要。従来の観光ルートに、ものづくり体験を盛り込むなど、企業との連携も必要だ」と話す。 名古屋近郊には「トヨタ産業技術記念館」(名古屋市)、「ミツカンミュージアム」(愛知県半田市)など企業が運営 する「産業観光施設」が多い。これに歴史的な観光スポットを組み合わせることなどが考えられる。市議会での議論 は停滞しているが、名古屋城天守閣の木造復元構想は、大きな魅力を秘める。 「名古屋は街を面白くするセンスが弱い」と指摘するのは都市の抱える問題に詳しい日本総合研究所の藻谷浩介 主席研究員。「無駄を減らす工場と違い、街のにぎわいはいかに人を増やすかだ。例えば、久屋大通公園にオープ ンカフェを作るなど、人を呼び込む努力をしなければ、リニアが開通しても人々は名古屋に来る気にならない」 ソフト面での魅力アップも、リニア開通後を見据えた、名古屋の「観光都市」化への課題となる。
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