- 【東京駅】名実共に日本最大市街地&繁華街【銀座】
302 :名無しさん@お腹いっぱい。[]:2012/04/02(月) 13:22:03.95 ID:l2QQjMws - 銀座は日本で地価が最も高い一帯だ。
しかし実態は市場形態の変遷でその高いブランド力が骨董品化しつつある。 つまり、床の間の隅で輝きを放つだけの、もはや実用性のない飾りであり やがて埃をかぶってそこにあったことすら忘れられてゆく存在になりつつあるのだ。 よく言えば商圏の頂点、悪く言えば世間ずれを起こしている銀座衆にはまだまだ有識者が少なく 大半は猛スピードで変化を続ける現代風俗に気づいていない。 というのも、世のブームを作っているのは銀座とは対極にある下町勢であり それはいずれハイソ勢力も駆逐することは歴史が証明している。 世界に共通して服装風俗史はつねに、男のものを女が、下町のものを貴族が、の順番で波及されてゆくのだ その象徴となったのがUNIQLOの出現だ。 もはや日本人は「値が高い」=「いい」という価値観を捨て去ろうとしている。 そして世界不況やエコへの意識がその路線に拍車をかけている。もはやこれは止まることのない大きな流れなのだ。 生産性をつきつめた産業革命が起こるなかでアールヌーボーが起こったように、高度経済成長からブランド志向が高まったなかで、現在の価格破壊が受け入れられている。 銀座というブランドをもはや若者は意識していない。これからの銀座を考える場合 かつての銀座イメージなど固持してもはや何の意味も認知もないのだ。 松坂屋は建物の老朽化で建て替えを計ったが、時代遅れの50メートルルールで潰された。 結局撤退。銀座は町のトレンドを自らの手でひとつ葬っただけの格好となったのだ。 そもそも50メートルルールに違和感を感じる。 高さ制限というのは、パリとかかつての江戸とか、一つの統一されたスタイルで構築された街だからこそ 美観を保てる意味での制限ではないのか。 もとを正せば雑居ビルでしかない銀座に、パリのまねして「高さ制限」をしていること自体がただの「かぶれ」に過ぎない。 国内ではブランドのつもりで「銀座」なんて言っているとしたら、実に安っぽく薄っぺらで、 中身がなく、景観的には「イミテーション以下」ではないか。 果たして「高さ制限」は銀座ブランドの真価さえ問われるべき弊害なのだ。 銀座一帯は戦災で焼け落ち、戦後の急復旧で資材不足のままどんどん復興していったところだ。 もしかするとコンクリートも砂などを混ぜて間に合わせていたかもしれない。 つまり、素人目で考えても耐震性に疑問を抱く。 時代に逆行するのではなく、新しい技術を取り入れ進化しなければダメだ。 骨董品のように自らなるのでは、それはもはやブランドの死しか意味していない。 千年前、日本の建築家が仏塔の中に耐震フリコをつけたことを誰が文化破壊というか。 否、今も正当な文化継承であり進化として評価されている。 すべての文化は進化しつづけて昇華されてきたことを銀座は見落としている。 ローマは一日にしてならず、すべては新たな発想で生き残り、ゆえに伝え残してもらえたのだ。 ローマ人が生活スタイルを変えなかったら、ひょっとするとローマは誰からも忘れられた廃墟になっていたかもしれないのだ。 パリに突如現れた鉄骨のエッフェル塔、ガラスのピラミッド、ロンドンの時計台、すべては文化破壊などではなく 文化の継承であり、文化の継承であり、昇華の主張であるのだ。 もしフランスが自らを骨董品化させていたならば、今日の世界の観光名所としてのパリは存在しなかった。 銀座は超高層化を受け入れるべきである。そうすれば再び経済はいっきに銀座投資に帰ってくる。 ニューヨーク5番街などすぐに出来上がる。それだけのパワーが向かう先もなく東京をさまよっている。 これを迎え入れることが銀座のためであり、地権者のためだ。 銀座には国内市場でのブランド力という風前の灯のポテンシャルしかない。 しかし、古臭い50Mルールをとりはらって、もう一度普通の街として素直に再構築、つまり1から出直すならば 東京一位になることはもちろんのこと、国内での人気も高まり そして日本の土建パワーであっという間に連なる摩天楼によって 世界に輝く観光スポットとしてのポテンシャルを上げる機会にもなるのだ。
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