- 【Renesas】ルネサス総合 part8
969 :774ワット発電中さん[sage]:2015/02/19(木) 19:22:52.62 ID:50F65iGz - 日本の識字率は100%じゃない? 男性教諭の実感 2015/2/17 16:00
http://dot.asahi.com/aera/2015021600044.html じわじわと広がる日本社会の格差。それは教育にも多大な影響を与えている。 「日本は識字率100%ではないのではないか」 関西の公立中学校で社会科を教える男性教諭Aさん(39)は、そんな疑問を持っている。 授業で生徒に教科書を音読させると、漢字をほとんど読み飛ばす。 自分の住所も書くことができない。そんな生徒はクラスに1人、2人ではない。 感じるのは、そうした生徒たちは、生活保護を受けるなど貧しい家庭の子が多いということ。 夜に親が家にいない子も多い。ひとり親で、生活費を稼ぐために夜も働いているからだ。 「経済的に恵まれた家庭とは、本など周囲においてあるモノ、日常的に接する文字がまったく違う。 文字をちゃんと読めないまま卒業しても、健全な社会人になるとは思えない。まさに負の連鎖です」(Aさん) この教諭が見ている世界は、特異なものではない。生活保護を受けるなど、生活が困窮している家庭には、 子どもが小中学校に通えるよう、学用品費や通学費、学校給食費を国、自治体が援助している。 文部科学省の調べによると、こうした就学援助を受けている児童・生徒は、この15年間で倍増。 2012年度は155万人に上り、公立学校の児童・生徒の15.64%を占めた。 家庭状況と学力の関係についての調査がある。文科省の「平成25年度全国学力・学習状況調査 (きめ細かい調査)の結果を活用した学力に影響を与える要因分析に関する調査研究」では、 小学6年生と中学3年生の保護者にアンケートし、親の学歴、家庭所得といった「社会経済的背景」と、 全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)における国語と算数・数学の成績との関係を分析した。 結果は、社会経済的背景が高い児童・生徒の方が、各教科の平均正答率が高い傾向にあった。 また、学習時間が長いと正答率が上がる傾向にあり、学力には児童・生徒の「努力」の効果も大きいことがわかった。 しかし、学習時間の効果も不利な環境を克服するのには限界があった。 主に知識を問う「国語A」の正答率をみると、 社会経済的背景が最も低い層で一日3時間以上学習した児童は平均58.9%だが、 最も高い層の児童は全く勉強しなくても60.5%だった。分析したお茶の水女子大学の耳塚寛明教授は言う。 「努力して追いつける差ではないとしたら、格差以外の何ものでもないですよね」 ※AERA 2015年2月23日号より抜粋
|