- 初歩のラジオ・ラジオの製作part7
989 :774ワット発電中さん[sage]:2012/02/10(金) 21:17:01.56 ID:C098kumF - >>978>>983
メーカからの視点で書かれた文献読んでみたらいいよ。 いくつもそういう話が出てくるし、当時の関係者にも聞いたことがあるよ。 もちろん国産技術に対する期待も大きかったんだがね ちょっとぐぐったらこんなのがあった。喜安善市博士の発言に注目 この方も知る人ぞ知る回路理論の大家だよね。 〈座談会〉いまなぜ高橋秀俊なのか (P.P.735-743 より,パラメトロン関連発言から) 江沢 洋氏(理論物理学,学習院大学理学部物理学教室): 高橋先生といえば,まず,完成当時世界中が大騒ぎになったパラメトロン計算機ですね. 今井 功氏(物理学,東京大学名誉教授): 私が1957年にアメリカから帰ってきたころ高橋研ではパラメトロンをつかった計算を 猛烈にやっていましたね.そのころ和田さんから,計算が遅いのでできるだけ短いプロ グラムでやらなくちゃいかんと聞いたことを覚えています. 喜安善市氏(情報通信工学): ・・・・あの時代,日本の電子計算機はいろいろなアイデアで世界をリードしていた. 少なくともアメリカと互角以上だったと思います. ところが,遅いという欠点はどうにもならなかった.時の流れに抗して,トランジスタ の欠点をあげたりして,高橋先生も僕も真意に反してパラメトロンに固執しすぎました. 高橋先生も,あれは行き過ぎだった,パラメトロンなんかにあんまり長くうつつをぬかしたから, 長期的にみて日本の計算機が遅れを取った,とはっきりそういうことはおっしゃっています. 当時すでにできていたトランジスタの信頼度をあげることに努力すべきだった. 和田英一氏(富士通研究所): ・・・スタンフォード大学のジョン・マッカーシー(John McCARTHY) にいわせると, パラメトロンがあったことは日本の計算機業界にハードウェア不幸であったと. でも,パラメトロン計算機を使って高橋先生も私たちもいろいろなプログラムをつくった. 化学科や物理学科の人たちも計算機を使った研究が結構進展しましたよね.そしてわれわれは, ソフトウェアの大切さを実感できたのです. なお本誌には喜安善市氏による「パラメトロンの原理と多数決論理」についての解説が載っている.(pp.752-755)
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991 :774ワット発電中さん[sage]:2012/02/10(金) 21:47:38.58 ID:C098kumF - でもまぁ面白いのが
同じ頃、日本人が発明しノーベル賞を受賞したエサキダイオード これの接合部の空乏層が約10ナノメートルなのだが、 あと数年でMOSFETのチャネル長がこれに到達すると考えられている これ以上微細化してもトンネル効果でオンオフ制御できなくなる 江崎氏の示した理論的限界に60年でやっと到達するというわけ
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- 水晶振動子&水晶発振器を鋭く語るスレ 3
479 :774ワット発電中さん[sage]:2012/02/10(金) 22:16:39.62 ID:C098kumF - 液体窒素がふんだんに使える環境ならドバドバと・・・w
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