- 就職先に先物を選んでるのだが・・・
555 :名無しさん@大変な事がおきました[]:2011/01/10(月) 21:03:57 ID:1+keM+Ny - 残りの1について説明すると
今やってる会社は皆無だと思うけど、以前の先物会社は「満玉」といって証拠金一杯の建ち玉をさせる会社が多かった(全てではない)。 満玉で相場をやると、ちょっとでも反対方向に相場が動けば「追証」が発生する。 追証が発生した場合、翌日の正午までに追証を入れるか建ち玉を決済しなければいけない。 なぜかと言うと、各社取引員は「場勘」といって、毎日取引所と場勘定の清算を行っているからだ。 この場勘がマイナス(取引員の支払い)となると、取引所にマイナス分のお金を入れないといけない。 全てのお客さんが翌日に追証を入れられればいいが、実際は満玉でやっているとなかなか追証が入らない。 もし、場勘を入れられないと「違約」といって、決済が出来なくなり、市場が崩壊する。 このため、取引員は顧客の建ち玉が買いか売りかに極端に偏るのを避ける傾向がある(満玉で建てさせない会社はこの限りではない)。 お客さん同士で自社の買いと売りのバランスを組めればいいが、なかなかそううまくはいかない。 結果として、「場勘ヘッジ」のために「向かい玉」といって自己でお客さんの建ち玉に向かって建ち玉をすることになる。 問題はここからで、仮にお客さんが「利益」をだして決済すると、自己で向かっている玉は「損失」となる。 逆にお客さんが損をすると、向かっている自己玉が利益となる。 結果として、「仕切り拒否」が発生することになり、クレームとなるわけだ。
|