- 【昼夜を】眠れぬ森のりんご【問わず】6個目 [無断転載禁止]©2ch.net
876 :まりっぺ ◆25isr4veVE []:2018/03/15(木) 01:02:26.96 ID:8yjQtaue - >>875
マルチし過ぎ
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878 :まりっぺ ◆25isr4veVE []:2018/03/15(木) 01:46:03.74 ID:8yjQtaue - >>877
成る程、理解した◎ 先に寝る おさしみー
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905 :まりっぺ ◆25isr4veVE []:2018/03/15(木) 16:54:49.36 ID:8yjQtaue - 御前ポエマーなんだな
いいセンスしてるわ ちょい戦場チックだけど
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907 :まりっぺ ◆25isr4veVE []:2018/03/15(木) 17:17:55.46 ID:8yjQtaue - 俺のはこんな感じだな
【毒中毒】 毒の色を探して歩いてる その真青な空かも、と君は言う 毒の香を追って回ってる その奥に居るかも、と君が言う 夢みたいな手触り 嘘みたいに目障り 毒の意図に我を忘れてる その痛みに触れたい、と君は言う 毒の沼に溺れて沈んでく その叫びが愛かも、と君は笑う 夢みたいに影揺れて 嘘みたいな華ひらく
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908 :まりっぺ ◆25isr4veVE []:2018/03/15(木) 17:19:27.48 ID:8yjQtaue - 長文だとこんなん
【黒焦げの手の平で仔犬を抱え上げた日】 心の半分に抗えない、火傷のような手招きが見え隠れしていて もう半分には果物を頬張る小さな男の子が、佇んだままじっと此方を窺っている 川魚は影に散ったり、また集まったり 落ちた葉っぱの波紋と陽光とが聞こえるように内緒話を続けている 市場までの石畳を荷車が駆け抜けていくみたいに もしも女の子に生まれていたのなら? うん、きっと凄く仲良しになれてたよね 白紙が散らばってる古いアパートに垢だらけの老人は暮らしていた 飛ばない紙飛行機をもう、3日間も折り続けてる息子の夢を想いながら 何かの合図なのだろう インクの瓶を指で弾いた後に、トントンとテーブルをふたつ鳴らす
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909 :まりっぺ ◆25isr4veVE []:2018/03/15(木) 17:19:43.19 ID:8yjQtaue - コップの泡が渇きを逆なでていて、引き裂くような鐘が延々街に降り注いでいる
「もう天使は来ない、きっと大事な約束なんて忘れてしまっているだろうから」 悲しくないよ全然 本当?それなら良かった 遠くでやわらかな声がする 豆のスープを啜りながら、窓の外に傾く耳を切り落とせたらと考えていたのかも知れない 足元で葉巻色の犬が寝息を立てていて、ページだけが、ぱらぱらと遊んでいる 幾つかの文字を上手く拾い上げれば、鍵の在り処には気付けるのだろうけど、どうしたものか 無造作に置かれた封筒の数だけ、順々に色が消えて行くのが、随分と心地好かった 過ぎて行く足音の記憶をそのままにして、膝頭に頬を押し付けた 行儀の悪さを叱る声は胸の隅っこが覚えているのだろうと考えれば、心は軽かった スープの皿の縁を真向かいに差した 転げ落ちた万年筆を何時間も見つめている自身が嘘そのものであるのならと、 時々、目頭を押さえて深く吸い込んだ
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