- 〜歴代死刑囚について語ろう〜確定百三十八年目〜
381 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2018/07/13(金) 20:47:20.69 ID:BZQbeqHC0 - 久間三千年元死刑囚
「死刑囚の顔は青ざめていた。2008年10月28日朝、福岡拘置所。刑場の隣の部屋には十字架が掲げられ、花が飾られていた。『今日、あなたに対する死刑を執行します』。拘置所長が静かに告げた。 普段着にスリッパをはいた死刑囚は、置いてあったジュースや菓子には手をつけなかった。最後の教誨が終わると、遺書を書くかどうか尋ねられ、独房に残してきた書類を持ってきてほしいと刑務官に頼んだ。取ってきてもらった書類を一度は手にした。だが、遺書は書かなかった。 刑務官が手錠をかけようとすると、『手錠なんかいらない』と一瞬、声をあらげた。しかし、抵抗することはなく、その後、手錠をかけられ、目隠しをされて、隣の刑場に向かった。この日、事件について語ることは、最後までなかった」(読売新聞社会部著『死刑』中公文庫)
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