- 〜歴代死刑囚について語ろう〜確定百二十八年目〜 Part.2 [無断転載禁止]©2ch.net
738 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2017/04/21(金) 07:15:07.27 ID:2HcnAKhV0 - 木嶋佳苗「遺言手記」全文(2) 〈勾留中の女子にとって、感動するのは
ブラジャーが着けられること〉 デイリー新潮 4/19(水) 8:03配信 ヒルズでの面会は、平日のみ1日につき1度、同席できる外来者の人数は3名以内 とし、1回15分。弁護人や官公庁宛以外の手紙の発信は平日のみ1日に1通という 制限も。電報だけ発信通数制限がありません。 私の生活スペースは、単独室と呼ばれる独居房。ひとつのフロアに66の部屋が あります。房内は1帖分のフローリング・スペースに洋式トイレと洗面台があり、 3枚の畳部分に布団や木製の文机、私物の棚に保管バッグ、衣類かご、裁判書類を 置いています。(中略) 房内保管できる私物は総量が120リットル以内まで。差入れや購入量の制限は 設けられていますから、人間らしい暮らしを望むなら、小まめに補充、処分、 預託する必要があります。(中略) ブラを着ける理由というものはちゃんと存在していて、それは乳首の問題がある からで、ヒルズでは「胸ポチ」と呼ばれています。面会に行くときに廊下で、胸が 透けていないか、乳首が特に目立っていないかどうか、つまり胸ポチのチェック を受けるのです。 下着はガードルやボディスーツ類が、衣類だと35センチ以上の紐付き、フード 付き、香水等匂いの付いたものは差入れNG。(中略) 室内で凍傷になるのですから手袋は不可欠。75円で軍手が売られておりますが、 これは用をなしません。私は美容のために絹の手袋を、防寒のために手首まで覆う カシミヤの手袋を愛用しています。どちらも指にフィットし、ペンを持ったときに 滑らない商品です。 税金で養われる獄中者はお金がかからず生活できていいねという指摘があること は承知しています。とはいえ、領置金と呼ばれる自己資金がなければ健康で文化的 な最低限度の生活は絶対できない。食料品の自弁購入限度額・週6000円に加えて 日用品、郵券類、送料などに月数万円。それ以外にタイムセールなどない差入屋の 商品代を考えると、生活費は結構な金額になるのです。更に目眩がするような 弁護士費用……。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170419-00520260-shincho-soci
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739 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2017/04/21(金) 07:31:33.39 ID:2HcnAKhV0 - 木嶋佳苗「遺言手記」全文(3) 獄中での結婚・離婚・再婚は〈一番尽くして
くれる人を“精選”した〉 デイリー新潮 4/20(木) 8:02配信 バツイチでふた回り上の彼とは拘置所内外の恋がそうであるように、文通と面会 を重ね、15年3月に40歳で結婚。(中略)春から協議をし、9月に離婚が成立しました。 (中略)きっかけは夫から「交通事故で怪我をして入院中だ」と連絡を受けたこと。 弁護士と友人が見舞いに行き確認したところ、重傷で退院の目処が立たない、飲酒 運転だったため夫の過失割合が大きくて賠償額も高く、示談交渉に時間を要する案件 であると知らされたのです。まさに“事件”でした。 夫は、私を巻き込み迷惑をかけることが更にあっては申し訳ない、籍を抜いた方が 良いのではないか、と提案してきた。(中略) 「一般企業に勤める年上の会社員」という条件は、婚活サイトを利用していた時 から変わりません。そのなかで、元夫とのこともあり、次の夫は初婚で子どもの いない若めの人にしようという考えは頭にありました。 「俺はどんなに過酷でもずっと守っていくので結婚してください」と告げられて 再婚した夫は逮捕前からの知り合いで、悩みを相談するうちに段々と愛が芽生えて いく。もっとも、愛と結婚と幸せは必ずしも一直線に繋がっているものではない、 私はそんな風にも思う。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170420-00520262-shincho-soci
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740 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2017/04/21(金) 07:39:51.23 ID:2HcnAKhV0 - 木嶋佳苗「遺言手記」全文(4) 〈死刑確定者の自衛手段です〉養子縁組により
元夫を養父に デイリー新潮 4/20(木) 8:03配信 では元夫との関係はどうなったのか。 春に重傷を負って病床に臥せっていたものの、晩秋には快復。面会室において それこそ激越な口調で、「また結婚しよう」と言い出したときは心が痛みました。 再婚の予定があることは伝えておらず、それは今もなお……。週刊新潮の大ファン である元夫は、この記事で事実を初めて知ることになる。 元夫のことを当時も、そして今でも愛しているけれど婚約者を裏切ることはでき ない。再思三考の末に元夫には養子縁組を提案。婚姻届の翌日にその届を提出して 受理され、晴れて私の養父となりました。 図らずも、獄中で結婚、離婚、再婚を経験することになった恰好ですが、その後、 最高裁で弁論公判が開かれた今年2月、若い頃から慕い尊敬している女性との養子 縁組も受理されました。これらは偏(ひとえ)に、上告棄却され、死刑確定者の地位 になったときの処遇に備えた自衛手段です。 刑事収容施設法により、死刑確定者が文通や面会、物品の授受などの外部交通を 権利として保障されるのは、親族、弁護士、教誨師のほかは重要用務の処理のため だけ。それ以外は、「必要とする事情があり、かつ、拘置所の規律及び秩序を害する おそれがないと認められる相手」に対し、「最大5人まで外部交通許可権を与える」 とあり、所長の判断に基づくと言うけれど、明確な基準などない。 法務省は、死刑確定者の拘禁の本質について「外部交通の遮断を含む社会からの 隔離」にあり、刑罰に伴う制裁として「外部交通を含めた行動の自由を剥奪し、 厳しく制限することも許される」と考えています。無実を訴えている私は非人道的 な処遇に対抗すべく、婚姻と養子縁組によって確実に交流できる親族を増やしたと いうわけです。 https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170420-00520266-shincho-soci
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741 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2017/04/21(金) 07:47:06.39 ID:2HcnAKhV0 - <小樽飲酒ひき逃げ>懲役22年確定へ 最高裁上告棄却
毎日新聞 4/20(木) 18:03配信 北海道小樽市で2014年、海水浴帰りの女性3人が死亡した飲酒ひき逃げ事件 の上告審で、最高裁第1小法廷(小池裕裁判長)は18日付で、自動車運転処罰法 違反(危険運転致死傷)などに問われた札幌市西区、元飲食店従業員、海津 (かいづ)雅英被告(34)の上告を棄却する決定を出した。懲役22年とした 1、2審判決が確定する。 1、2審判決によると、海津被告は14年7月13日、小樽市銭函(ぜにばこ) の市道で、飲酒の影響で前方注視が困難な状態で車を運転。岩見沢市の会社員、 原野沙耶佳さん(当時29歳)ら3人をはねて死亡させ、1人に重傷を負わせて 逃走した。 札幌地検は当初、同法違反(過失致死傷)などで起訴したが、遺族らは法定刑 がより重い危険運転致死傷罪の適用を求める7万人超の署名を提出。地検が同罪 への訴因変更を請求し、札幌地裁が認めた。 被告側は1審で「脇見運転が事故原因」として過失致死傷罪の適用を求めたが、 地裁は「時速50〜60キロで走行しながら15〜20秒も手元のスマートフォン を見ており、脇見のレベルをはるかに超えている。飲酒の影響は明らか」と求刑 通り懲役22年の判決を言い渡し、札幌高裁も支持した。【伊藤直孝】
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749 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2017/04/21(金) 20:40:14.79 ID:2HcnAKhV0 - 木嶋佳苗「遺言手記」全文(5) 〈自殺願望ではなく、生きてゆく自信がない〉
早期の死刑執行を要請 デイリー新潮 4/21(金) 8:02配信 〈裁判所が真実を認める期待は皆無だから一毫の望みも持っていないということに なります――〉4月14日に上告が棄却され、死刑が確定する木嶋佳苗被告(42)。 刑の早期執行を請願するという、その思惑とは。 一審判決からの5年間、私を支えてくれたのは血縁以外の人達で、みな獄中者の サポート経験がない人ばかり。それでもいわば鵺(ぬえ)のような死刑制度と向き 合い、葛藤や苦悩をしながら安らぎを与えてくれました。 現在、130人程の死刑確定者のうち約7割が再審請求をしている。その多くは、 再審請求中は執行を回避できると信じて形だけの請求を続けている人だと断じても よいでしょう。 私は無実でありながら死刑囚と呼ばれることに早晩なり(※4月14日に上告棄却)、 それは不運だけれど、幾つもの「もしも」が幸いしない限り素晴らしい支援者に 恵まれることなどなかったのも事実で、これは本当に幸せでした。しかしながら、 そういう方々に背を向け続け、私の死を誰よりも強く望んでいる母を思うと、 今生の別れを再審請求により引き延ばすべきではないと考えるのです。 ■生きてゆく自信がない 私の父は妻である母に心を蝕まれた結果、還暦で自死を選びました。私が 30歳のときです。4人の子ども達に残された遺言状を見るまで父の懊悩や2人の 不仲など知る由もなかったし、限界まで追い詰められていたことに気付けなかった 4人は遺骸の前で慟哭するほかなかった。母は父の親族から葬儀の喪主になること を許されなかったほどです。 そう言えば事件後、父の遺書を家宅捜索で押収した刑事は、取調室で何度も これを読み上げ私の両親を侮辱しました。苛酷な取調べや母に対する想いは弟妹 に伝えてあります。 生みの母が私の生命を否定している以上、確定後に私は法相に対し、早期執行 の請願をします。これこそ「ある決意」に他なりません。通常、全面否認事件 での女子の執行は優先順位が極めて低いものですが、本人からの請願は何よりも 強い“キラーカード”になる。 まったくもって自殺願望ではなく、生きてゆく自信がない、それだけです。 最後に、先ほど書いた信書の発受と面会を希望する人について。確定者になると、 この人物についてあらかじめ「外部交通許可申請書」により届け出ることになって います。胸臆を開き、安心して付き合える人はそう多くいないもの。私は裁量枠で の許可申請をする相手は一人と決めました。この「もう一つの決意」を拘置所が 理解し、申請を諒として頂くためにも手記執筆の依頼を受けたのです。私がいつ 霊界にゆくのか冥々としたものですが、この世にいる限り文筆による表現活動は 続けていたい。決意の詳細を綴る機会を切に願い筆を擱(お)くことにします。 遺言手記「余命を諦めた『木嶋佳苗』の東京拘置所から愛をこめて」より 「週刊新潮」2017年4月20日号 掲載
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751 :傍聴席@名無しさんでいっぱい[sage]:2017/04/21(金) 21:01:06.15 ID:2HcnAKhV0 - 谷越被告が上訴権放棄=一家5人死傷事故―北海道
時事通信 4/21(金) 19:45配信 北海道砂川市で2015年、車2台で競走して事故を起こし、会社員永桶弘一さん =当時(44)=一家5人を死傷させたとして、自動車運転処罰法違反(危険運転 致死傷)などの罪に問われた無職谷越隆司被告(28)が21日までに、上訴権を 放棄した。 期限の28日までに検察側が上告しなければ、同被告については、懲役23年の 一審判決を支持した札幌高裁判決が確定する。 弁護人によると、谷越被告は「遺族らの気持ちを考え一日も早く刑に服する のが、今の自分ができることと考えた」と話しているという。 即日棄却も効いた?
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